リズムにノッてスタイリッシュな格闘技を繰り出すアクションゲーム『Dead as Disco』の早期アクセスが、2026年の5月6日に迫っています。また、Steamでは体験版も配信されています。
この度、Game*SparkではBrain Jar Gamesからキーを提供いただきましたので、本記事ではプレビュー版範囲での魅力と“ノリ”具合をお届けします。
最初からスタイリッシュ!ビートに合わせて敵を倒せ
タイトル画面から既にリズムにノッている本作の主人公「チャーリー」。ニューゲームを開始すると、チャームポイントのサングラスを光らせながら、ビビッドなイエローのライトをバックに華麗に踊り出します。このキメキメな始まり方の時点で、『Dead as Disco』に期待を寄せていたユーザーへの掴みはバッチリ。


オープニングのダンスから自然にチュートリアルが開始され、カウンターと攻撃、ドッジなどの基礎的な操作説明を受けます。この時、背景の電光掲示板にも操作方法のイラストが表示され、本作の細部へのこだわりが伺えました。


戦闘では主にカウンターと攻撃、テイクダウン、ドッジの4つを使うのですが、本作の特徴でもある「ビートに合わせて攻撃」すると、攻撃が強化されます。全てのアクションにはビートに合った時に発動する強化版が存在し、そちらを繰り出せるとスコアのポイントが加算されます。
また、水色のゲージを消費して自動で攻撃を行う「フィーバーラッシュ」や、一定数の攻撃を当てると獲得できる「テイクダウントークン」を消費して即座に敵を倒す事も。これらを状況に合わせて使い分けながら、華麗に敵を倒していきます。


サクッとチュートリアルを終えたら、早速『Dead as Disco』でリズムにノりに。オシャレでカッコいい演出やモーションに、本編への期待が高まります。
ボス戦は、“音ハメ”の演出が気持ち良い
メニュー画面の真ん中には、ストーリーモードが遊べる「ダイブバー」(体験版やプレビュー版ではまだプレイできません)と、本作に収録されている楽曲や自分でアップロードした楽曲で遊べるフリーモードの「インフィニット・ディスコ」。そして、その周りを取り囲むように「アイドルズ」たちが電光掲示板の奥で待ち構えており、気軽に「ボス戦」が遊べます。体験版とプレビュー版では「ヘムロック」と「アローラ」の2人に挑めます。

まずはボスの「ヘムロック」に挑戦。ヘムロックを選択した瞬間に表示されるこちらの“スタイリッシュ”な画面と、「Carpenter Brut」(※1)の「Maniac」にテンションブチ上がり。元々筆者の好きなアーティストであり、本作を遊びたい!と思ったきっかけのトレイラーで流れていたため、「いつこの曲で遊べるのだろう」と密かに楽しみにしていたのですが、まさか最初から遊べるとは思わず嬉しい誤算でした。
※1 フランス出身のDarksynth(ダークシンセ、Synthwaveの派生ジャンル)ミュージシャン。『Hotline Miami 2: Wrong Number』や『Furi』などに楽曲提供をしている。

戦闘前には「ヘムロック」との短い会話が。なにやらチャーリーと面識があるようですが、ここではどのような関係なのかは分かりません。そして、サングラスの奥に隠れたチャーリーの瞳もここで拝めます。長いまつ毛と垂れ目の甘い顔に、思わずドキっとしてしまいました。


いざ、スタイリッシュに戦闘開始!と行きたいところですが、リズムに合わせて攻撃しながら別の敵から受ける攻撃にカウンターを返す……と意識するのに慣れず、上に表示されるボタンの方にばかり集中してしまいます。


最初はリズムを合わせながらカウンターとドッジを行う事に必死で、自動で攻撃を行う「フィーバーラッシュ」や敵を即座に倒せる「テイクダウン」の存在を忘れていました。しかし、そんなまだ慣れていない状態でも、「音楽にノリながら戦う楽しさ」はしっかりと感じられます。カウンターを当てた時の“音ハメ”は、クセになる気持ち良さです。
サビ前のタイミングで出てくる「特殊な演出が発生するカウンター」を成功させると、ドラムのリズムに合わせた攻撃が見られ、こちらの気持ちもサビに向けて大盛り上がり。

サビが終わるとステージが移動し、駅内の線路の上へ。電車に轢かれないよう避けつつ敵を倒していくと、2回目のサビ部分でついに「ヘムロック」がイカした演出と共に登場します。



ヘムロックのギターを使った大振りの攻撃を避けながら、的確にカウンターをキメて行きたいところ。ですが、初回は完璧なタイミングで返そうと意識しすぎて被弾が多くなり、途中で負けてしまいました。ゲームオーバーになってもチェックポイントから再開されるため、最初からやり直す必要が無いのは嬉しいところ。

「この最高にカッコいい曲に合わせて、こちらもクールに動きたい!」との思いで、その後もタイミングを掴むため何回か挑戦していると、少しずつ「感覚」で動けるようになります。フィーバーラッシュとテイクダウンを織り交ぜながら、交わし、返して戦っていると、なんとか「ヘムロック」を倒すことができました。

ヘムロックは攻撃が来るまでのタイミングに猶予があり、カウンターをキメた時の“音ハメ”も気持ち良いため、「もっとスタイリッシュに戦ってスコアを伸ばしたい!」と何度も戦いたくなるボスだと感じました。
ここまで「楽しい!面白い!!」とすぐに感じられる戦闘だったのですが、感覚を掴むまでは少し難しいと思われるので、最初は難易度をイージーにするか、フリーモードの「インフィニット・ディスコ」で身体を慣らしていくのがよいかもしれません。設定から「ビートインジケーター」をオンにすると、画面下にビートのタイミングが表示されるので、そちらを使うとリズムが掴みやすくなります。もちろん、いきなりボス戦に挑んでも楽しめるようになっていますよ!

キュートで危険な“宇宙規模”のボス「アローラ」
お次はもう1人のボス「アローラ」に挑戦。ムービーとともに、「運命」として知られるベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調 Op.67を思わせるイントロの、ダウナーな「K-POP」が流れ出します。

彼女もチャーリーのことを知っているようですが、チャーリーがアローラの事をニックネームで呼んでいる様子から、以前は仲が良かったように見えます。それ以上のことは、ストーリーモードで明らかになるのでしょうか。


アローラと分かりあう事はできず、そのまま戦闘に突入。ダメージを与える床に気をつけながら敵を倒していくと、ステージが変わり、ここで遠距離からビームを飛ばす敵が登場。ドッジでかわせる攻撃なので、「リズムに合わせてタイミングよく回避」し、逆にカウンターをお見舞いしてやりましょう。


次々と襲い来る敵を倒していくと、サビに差し掛かるタイミングで「ミュージックビデオ」のようなムービーが挟まります。ボスとしての「アローラ」との対面。どのような攻撃が待っているのか……と待ち構えていると、なんと宇宙に巨大なアローラが。



すると、アローラは曲に合わせて「星」や「隕石」を落としてくるように。敵の攻撃や床に気を配りながら、タイミングよく星を返してダメージを与えていきます。少し気付きづらいのですが、ここの隕石もアローラに返すことができます。余裕がある時は隕石を攻撃して、ダメージとスコアを稼いでいきましょう。


一定のダメージをアローラに与えると、フェーズが変化しムービーの後また別のステージへ。アローラが踊るこちらのムービーはキュートでありながらも力強く、まさに“カッコいい”のですが、現時点では表情がついていないため、少し惜しく感じました。製品版までには変わるかもしれませんが、後のアップデートでぜひ表情をつけてほしい……!


最後はアローラと一対一でのバトル。ここでもしっかり「リズムに合わせてカウンターと回避」を意識して攻撃していきます。床のダメージや星と隕石にも対応しながらのバトルは、まさにクライマックス。文章だけで見ると「煩わしいボス戦」に感じそうですが、そこまで避けづらいものではないですし、攻撃の予兆に反応するまで必要な時間は多く取られているため、音楽に合わせて楽しく攻撃を返せます。先程のヘムロックに鍛えられたこともあり、今回は一発で倒すことができました。

音楽好きならいくらでも遊べちゃう「インフィニット・ディスコ」
現在体験できるボスはこちらの2人ですが、お次はフリーモードの「インフィニット・ディスコ」をご紹介。こちらでは、先ほどのボスで使用された「Maniac」「Rhythm Divine」や、その他に収録されている楽曲で好きなだけ戦えます。敵が何人か出現し、全員倒したら次のウェーブとしてまた何人もの敵が……とひたすら曲が終わるまで戦い続けるモードなのですが、リズムに合わせて敵を倒す楽しさで、飽きずに何回もプレイしてしまう“引力”があります。

プレビュー版の時点でも、『ロケットリーグ』に楽曲を提供した「Bad Computer」や「Solomon France」の爽やかな曲に、V系ロックで日本語ボーカルの「Kitsu No Uta」、初音ミクを使用したポップな「Neko Neko Let’s Go」などジャンルや曲数も豊富に感じました。製品版でどれくらい増えるのかが楽しみになる要素です。

さらに、自分の好きな楽曲を取り込む(MP3形式)ことも可能。取り込んだ後にBPMを入力することで、お気に入りの曲で好き放題暴れられます。このBPMは「曲名 BPM」と検索したり、取り込みたい楽曲をSpotifyのリストで見ると、ある程度数値が分かります。これらは確実に正確な情報が出るとは限らないため、入力したBPMと曲が合っているか設定時に聞きながら確認してください。また、このような動画を聞いて数値を寄せていくのも手です……が、聞いて判断するのは筆者のような素人には難しいかもしれません。
今回は、リズムが一定でノリながら攻撃しやすそうな曲として「Moe Shop」(※2)の「WONDER POP」をチョイス。Spotifyで表示されるBPMも合っていました。
※2 日本を中心に活動するフランス出身のエレクトロニック・アーティスト。『電音部』や『学園アイドルマスター』などに楽曲提供している。



正確なBPMを入力していると、かなり本編に近い形で遊べます。「あの曲でやってみたらどうだろう……?」と色々試したくなりますし、途中でBPMを変更する機能もあるため、凝ればいくらでも遊べるモードだと感じました。

音楽好きにはたまらない「インフィニット・ディスコ」ですが、ひとつ気になる点をあげるとするならば、全員倒したと思ったら遠くに1人残っていて、その敵の元まで向かう際に自身の“熱気”が少し途切れてしまうところでしょうか。
攻撃やフィーバーラッシュを使用すると、ある程度の距離ならば敵にチャーリーが吸い寄せられるので移動手段として使えますし、“途切れ”も防げるのですが、それより遠いと走って向かわなければなりません。遠距離攻撃もあるのですが、それだけで倒すとなるとテンポが悪くなってしまいます。
ボス戦は秒数でフェーズが変わるため、あまりこのような状況が気になることはありません。ですが、こちらは曲が終わるまでノンストップで楽しみたいモードなので、少し改善してほしいポイントだと感じました。
バチバチにキマったアートと演出に、音楽とアクションの融合。本作は、プレビュー版の時点でもそれらを充分に感じられます。他のボスや「ダイブバー」で語られるストーリーがどのようなものなのか、発売が待ち遠しいです。
『Dead as Disco』はPC(Steam)向けに2026年5月6日早期アクセス開始です。











