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近年のゲームはプレイヤーも開発者もインフルエンサー中心になっている。初代『Fallout』共同制作者が語る

『Fallout』の生みの親がゲームデザインとゲームを取り巻く情報の移り変わりについて語りました。

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近年のゲームはプレイヤーも開発者もインフルエンサー中心になっている。初代『Fallout』共同制作者が語る
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『Fallout』の共同制作者であるティム・ケイン氏は、自身のYouTubeチャンネルにて公開した動画にて「インターネットがゲームデザインをどう変えたか?」という質問に対して、自らの経験から1980年代から現代に至るまでのゲームデザインの変遷について語りました。

インターネット普及に伴い攻略情報が簡単に出回るように

ケイン氏は、まずインターネット普及前の1980年代~1990年代から説明。この時代はゲームデザイナーが自由にゲームを作る時代であり、ときに雑誌などの印刷物でゲームの攻略情報を手にすることはあるものの、基本的には説明書だけを頼りに自力で攻略することを前提とするゲームデザインがなされていたと語りました。

また、この頃の良かった点として、ゲームのカテゴリー分けがほぼ存在しないレベルで緩かったことを挙げました。いくつかの用語はあったものの、箱の裏面を見るだけでどのようなゲームかを把握でき、口コミや店頭で広まっていく時代が10~15年ほど続いていたといいます。

その後、インターネットが普及した2000年代からはネットを通じてゲームの攻略情報の容易に入手できるように。そして、YouTubeが登場した2005年からはゲームのプレイ動画を投稿・共有することがさらに容易になっていきました。

『Fallout』

近年のゲーマーはインフルエンサーの意見を鵜呑みにしている

2010年から現代にかけては、ゲームの情報のトレンドが攻略サイトや攻略動画からインフルエンサー(影響力を持つ配信者)のプレイ動画や発言に移行してきたと説明。インフルエンサーは単にゲームを攻略するだけでなく、視聴者に対して完全に主観的な意見と共にゲームのハイライトを見せ、購入すべきかの影響を強く与える存在だといいます。

そして、現在のゲーマーは、自分と好みが似たインフルエンサーを見つけ、プレイしたことのないゲームについてはその人物からの評価を聞きたがる傾向があると説明。次に遊ぶゲームを見つけるガイドとして優秀というメリットがある一方、遊ぶべきかの判断を自分で考えずに委ねようとする人々が増えていると語りました。

またこの傾向を受けて、ゲーム開発者らは「配信映え」を意識するようなったほか、作品を「アクションRPG」「オープンワールド」などの分類に当てはめることに執着するようになり、創造性が狭められていると主張。過去作を気に入ってくれたインフルエンサーの反応に気を使いながら新作を手掛ける開発者もいると明かし、健全なゲームデザインとは言えないのでないかと警鐘を鳴らしました。

そしてケイン氏は、2030年代には人々の意見はさらに少数のインフルエンサーに集約される方向に進んでいくのか、それとも人々がそうした状況に飽きるのかに興味があるとして話を締めくくりました。

『Fallout』

かくして、ティム・ケイン氏の口から語られた「ゲームの情報とゲームデザイン」をめぐる歴史の流れ。古くからゲーム開発に関わっていた人物だからこそ見えている業界の変化というものもあるのでしょう。動画では、ここで紹介した以外にもインフルエンサー登場以前の状況についてさらに詳しく聞くことができます。

はたして今後、インフルエンサーたちの影響力、そしてその時代に対応するゲームデザインはいったいどのように進化していくのでしょうか。

《ライター:ずんこ。,編集:kamenoko》

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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