2026年3月に発表され、発表後1週間という短い期間で全機種合計100万件ものウィッシュリスト登録を突破した『アサシン クリード(以下、アサクリ)』シリーズ最新作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』。
今回、ついに発売を目前に控えた本作を先行プレイする機会に恵まれたので、本稿ではプレイレポートをお届け。なお、試遊はPC版で行い、XBOXコントローラーを使っています。また、開発中のバージョンでのプレイとなっています。

再び「海賊の黄金時代」へ
本作は『アサシン クリード』シリーズ第6作である『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』を、ストーリーなどはそのままに、現行機向けに刷新したリメイク作です。
主人公「エドワード・ケンウェイ」は、18世紀・海賊の黄金時代を舞台に海賊暮らしを謳歌。そして、ある出来事をきっかけに、ケンウェイがアサシン教団とテンプル騎士団との戦いへと巻き込まれていく様が描かれます。
ちなみに『アサシン クリード シャドウズ』と共にローンチされた「アニムス ハブ(統合タイトルランチャーやリワードを管理する画面)」を確認すると、前作『シャドウズ』の約130年後の出来事のようです。
両作は直接的には関係ありませんが、様々な時代に“アサシン”は必ずいて、自由のために暗躍していたということがひと目で分かるこの起動画面が好き!

グラフィックは完全刷新
まず感じるのはグラフィックの強化具合です。本作は最新のAnvilエンジンを採用し、さらに全てのアセットを再利用せず完全に新規作成しており、文字通り世界の再構築を行っています。
海賊の黄金時代の雰囲気をより濃厚に感じられる、誤解を恐れずに言えば“汚さ”までも見事に描写した「美しい背景」を自由に歩いて、探索できる楽しさは唯一無二かと思います。


本作の特徴でもある船による航海も光と影、そして波の表現が大幅に強化。のんびり海を漂うだけでも、より満足感を得られるものに。

ステルスと戦闘は近年の作品をベースに、さらに海賊らしい荒々しさも
ステルスは、『シャドウズ』の操作感に近いです。Rスティック長押しで「イーグルビジョン」を使えば、周囲の敵対者は赤くシルエット表示され、タグ付けが可能に。ダブルアサシンもしっかり行えます。


パルクールに関しては、原作『IV』ではフリーランボタンを押している最中はスムーズにパルクールを行い移動する方式でしたが、こちらも昨今の『アサクリ』に近い挙動へと変更されています。
そして旧作には無かった、任意にしゃがむキーも新たに用意されました。これは嬉しい変更点。

戦闘では、敵対した相手の体力ゲージとガードゲージが表示されます。
体力を削り切って倒すことももちろん可能ですが、ガードゲージを削り切ることによってテイクダウンに対し無防備になるため、瞬時に無力化できます。

戦闘システムは、RTとABXYボタンでキックやなぎ払いといった近接の技能を使い、LTと十字キーで銃やスリープダートなど遠距離に対応した道具を使用するという、アクションRPGになった『アサクリ』シリーズを踏襲した形です。
相手の体が青く光る攻撃を受け流す、キックでよろけさせる、ピストルによる射撃など、相手を無防備にさせる手段は多く、これらを使い分けて、バシバシとテイクダウンを行い敵の数を減らしていくのが今作のメインの戦闘スタイルと言えるでしょう。
受け流しに関しては、ジャストタイミングで成功すると連続で複数人のテイクダウンを行えるため、爽快感は非常に高いです。

武器は、各地のショップや点在する宝箱などから入手可能。
それぞれに攻撃力などは設定されていますが、『シャドウズ』などのアクションRPG系のような極端な振れ幅ではなく、比較的自由に選択しても問題ありません。先ほど言ったように、テイクダウンを取るほうが大事な戦闘バランスですから。
レアリティの高い武器には特殊能力が付与されているので、これをベースに選んでいくのもアリ。また、先述の連続テイクダウンは武器の性能によって、何回連続で行えるのかが変わってきます。

海戦は新たな武装を手に入れより激しく
そして、本作の楽しみの1つである“海戦”にも新要素が存在します。
まずは前方・側面・後方・遠方へのそれぞれの武装に対してセカンダリ攻撃が追加されました。写真は側砲のセカンダリ攻撃「加熱弾:速射」です。砲弾を加熱させ、連続で撃ち込むことで中距離から近距離において絶大なダメージを叩き出します。
これらのセカンダリ武装はストーリーを進めたり、各地に存在する砦を海戦によって占領したりすることでアンロックされていく仕組みです。

敵船への乗り込みも、もちろん健在。船員と共に敵船へ降り立ち、全滅させるというよりも相手の士気を下げるための戦いを行います。見事に制圧すれば資材をゲット!


他にも新要素いろいろ
また『IV』の現代編に相当する部分は、「Rift」というコンテンツに集約されています。
これはケンウェイというよりも、ケンウェイの記憶を追体験している人物に対して「もしもエドワードがキャロラインとの約束を守って2年で家に戻っていたら」といったIFのストーリーを体験させるといったようなサイドクエストのこと。もちろんそれだけでは済まないですが、この先はプレイしてからのお楽しみ。


各地にはペット候補の動物とお友達になるサイドクエストが存在しており、クエストをクリアすれば船の船長室で可愛がることができます。ケンウェイはネコを吸う派。

また、これを気にしている人は決して少なくないと『IV』プレイ済みの筆者としては思うのですが……。本作でも、楽譜集めはありました。

『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、PS5/XBOX Series X|S/PC(Ubisoft Store/Steam/Epic Gamesストア)向けに7月9日発売予定です。














