【吉田輝和の絵日記】愛犬との感動の再会……のはずが、毎回シチュエーションがおかしい。愛犬探しインタラクティブADV『Finding Polka』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】愛犬との感動の再会……のはずが、毎回シチュエーションがおかしい。愛犬探しインタラクティブADV『Finding Polka』

緻密なアートスタイルは必見!

連載・特集 プレイレポート
【吉田輝和の絵日記】愛犬との感動の再会……のはずが、毎回シチュエーションがおかしい。愛犬探しインタラクティブADV『Finding Polka』
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今回は、lidlocksが手掛け、PARCO GAMESから発売された『Finding Polka』をプレイ!本作は、かつて飼っていた愛犬「ポルカ」にそっくりな犬を街で見かけた主人公が、その犬を探して街を駆け回るインタラクティブ・アドベンチャーです。


開発者のs.kumazawaさんとは、『めっちゃカメレオン』の絵日記でも一緒に遊んでいただいていました。ゲームを始める前にご挨拶した際に気付いたのですが、実は過去のイベントで、『黒ニ狂(クロニクル)』も取り上げさせていただいていたんですよね。本作とは雰囲気が真逆なので、同じ開発者さんだと気付きませんでした。

◆幼き頃の愛犬を求めて……

フレンディは、愛犬の「ジャズ」と一緒にピクニックをする幸せな夢を見ていた。そして、花畑の先には、かつての愛犬「ポルカ」の姿があった。しかしポルカは蝶々を追いかけてどこかへ行ってしまった。

目を覚ますと、当然だけどポルカはいない。フレンディのベッドにはジャズだけが静かに眠っていた。

フレンディの幼い頃の思い出のなかには、いつもジャズとポルカの姿があった。

ペットとの別れというと、まず死別を思い浮かべちゃうんだけど、それは悲しすぎるのでペットホテルに預けたとかそういうのであってくれ……!

ジャズとともに街へ出かけると、そこには夢で見た蝶々が。そして、その傍らにはポルカの姿があった。

フレンディが驚きのあまり固まっていると、ポルカは蝶々を追いかけて去ってしまった。あのポルカは本物なのか、それともそっくりな別の犬なのか。再びポルカに会うために、フレンディとジャズの冒険が始まるのだった。

ボールペンで描かれた暖かみのあるフィールドを進み、ポルカを見つけるのが目的だ。通行止めなどで分かれ道は塞がれているので、基本的には一本道なのかな。

フィールド上には、物をなくしたり動けなくなったりして困っている人がおり、手助けしてあげると友達になってくれる。

こちらから干渉できるのは困っている人だけで、フィールド上に描かれているほとんどの人には話しかけられない。そんな背景のような人たちも、ただそこに突っ立っているだけのモブではない。

包帯グルグル巻きの人がデッケー注射を刺されそうになっていたり、歩きスマホをしている人の目の前に強面マッチョが立ちふさがっていたりと、一人ひとりに何かしらの物語を感じるので、「この人たちは何をしているんだろう」と、ついつい見入ってしまう。

ポルカを探して街を進んでいると、ワンちゃんの置き土産を見つけられる。ちゃんと調べられるので、もしかしたらこれはポルカのブツなのかもしれない。

回収ついでにじっと調査するフレンディ。まさかこれはポルカの……?

たとえば我が家の猫も、ブツのサイズや形状が全然違うので、どの猫がひり出したものなのか、ひと目で判別できる。ペットの飼い主には、そういう特殊能力が備わっているのだ。きっとフレンディも、このブツがポルカ由来だと確信していることだろう。

ポルカの置き土産は、大きい方だけではなく、小さい方まである。見つけたら水をかけて流そう。飼い主のマナーだ。

我が家の猫は、おしっこの量や位置が決まっているので、大きい方と同じく、どの猫のものなのか判別可能だ。

街を抜けると農場にたどり着いた。ニワトリが人間のように将棋を指しているのが面白い。

さらに奥へ進むと、ポルカを再び発見した。モグラに挟まれて眠りこけている。すぐに追いかけたものの、回り道をしている間にポルカは別の場所へ行ってしまったようだ。

次に発見したときは、モグラに担ぎ上げられ、トロッコに乗っていってしまった。遭遇するたびに、シチュエーションがどんどん変な感じになっていくな。

フレディがポルカを見つけたときに「ポルカ!」と名前を呼ぶボイスが入る。序盤の「ポルカ!」には、やっと見つけた!という喜びが込められているように感じた。

しかし、ポルカが現地民と相撲を取っていたり、地下帝国でモグラに磔にされていたりする姿を見ていると、今度は「ポルカ!(マジでなにやってるの!?)」と聞こえてくるようだ。

もしかしてポルカ、変な再会シチュエーションで大喜利やってる?


4時間ほどでクリアできました。まだ見つけていない収集要素もあるので、もう少し楽しめそうです。

本文中にも書きましたが、困っているキャラクターから話しかけられないモブキャラクターたちまで、眺めているだけで楽しめるほど作り込まれていましたね。

ゆるくて可愛い世界観と思いきや、ところどころにサイケデリックな演出があり、良いアクセントになっていたと思います。

とにかくアートワークが素晴らしかったので、町並みが描かれたビッグサイズのポスターやデスクマットなど、大きなサイズのグッズが欲しくなりますね!

犬が好きな人はもちろん、ボールペンで描かれた独特の世界を眺めたり、寄り道しながら小さな発見を楽しんだりするのが好きな人にオススメです。

『Finding Polka』は、PC(Steam)向けに発売中です。

Newton増刊『ワントン イヌの科学』
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《ライター:吉田 輝和,編集:キーボード打海》

ライター/おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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