
2026年で39周年を迎えるコナミのタクティカル・エスピオナージ・オペレーション『メタルギア』シリーズ。ギネス世界記録で「最も売れたステルスゲーム」として認められており、シリーズ累計販売本数は6,640万本に達しています。
2015年にシリーズ生みの親である小島 秀夫監督がコナミを退職して以降、外伝1作にとどまり展開が鈍化していましたが、近年はかつて同開発チームに所属していた岡村 憲明氏の主導の元、2023年から再始動に向けた取り組みが積極的に行われています。
作品としては、2026年9月までに『メタルギア ソリッド3 スネークイーター(以下、MGS3)』の現代リメイク作『メタルギア ソリッド Δ: スネークイーター(以下、MGSΔ)』、そして過去作を移植&セットにした『メタルギア ソリッド:マスターコレクション(以下、マスターコレクション)』のVol.1とVol.2がリリースされました。
特に『マスターコレクション』は、現行機種でもプレイ可能なナンバリング最終作『メタルギア ソリッドV グラウンド・ゼロズ(以下MGSV:GZ)』および『メタルギア ソリッドV ファントムペイン』を除き、ゲーム内で正史とされる“サーガ”作品が揃っているため、新規プレイヤーが参入しやすい環境が整っています。
また、シリーズ新作または更なるリメイクについて、岡村氏は『MGSΔ』発売後、“あるんでしょうかね”と謙遜しつつ、今後の展開を模索する意向を表明しています。何を作るのかは未定としながらも、ドット絵から様々な表現が存在するシリーズ歴史を踏まえ、リメイクや新作の制作は「ものによってやり方は変わっていくと思う」としました。

岡村氏自身は個人的にリメイクしたい作品に『メタルギア ソリッド(以下、MGS1)』を挙げており、多くのファンから切望されているのも“正史”の新作と思われます。しかし、実は『メタルギア』には“並行世界で展開される一連の外伝の作品”が存在します。

今回は、その原点とも言える『メタルギア ゴーストバベル』が『マスターコレクション Vol.2(以下、マスコレ2)』で復刻されたことを記念し、関連作である『メタルギア アシッド』『メタルギア アシッド2』と合わせてご紹介。
これらは小島監督率いる開発チームに所属していた野尻 真太氏が監督を務めたほか、作中テキストから“同一の舞台設定を共有している”と考えられる作品群です。

作中に張り巡らされた多くの伏線が放置されているのもあり、筆者としてもせひ続編またはリメイクを期待したい3作品です。本記事では、これら3作がどのように繋がっているのか、そして正史や他の外伝作とどのような関係にあるのかも掘り下げていきます。
なお、本特集では紹介する『メタルギア ゴーストバベル』『メタルギア アシッド』『メタルギア アシッド2』について重大なネタバレを含むほか、その他『メタルギア』シリーズ作の設定や小ネタ等にも触れているため、閲覧にはご注意ください。
携帯機で本格ステルスアクションを実現!『メタルギア ゴーストバベル』

まず紹介する『メタルギア ゴーストバベル(以下、MGGB)』は、ゲームボーイカラー向けに発売された唯一の『メタルギア』です。シリーズとしては『MGS1』の完全版『インテグラル』の翌年、2000年4月27日に発売されました。

ストーリーは初代『メタルギア(以下、MG1)』から7年後の21世紀初頭、開発中の核搭載兵器「メタルギアガンダー」が独裁軍事集団により強奪。これを破壊するため、ソリッド・スネークが武装要塞「ガルエード」へ潜入することになります。

物語のメインラインから、無線のサブ会話に至るまで、“過去の行いを振り返り、対峙する”要素が散りばめられており、『MGS1』以降の正史作品に通じる“テーマ性”を備えている点も特徴です。

基本的なシステムやUIはドット絵時代の『メタルギア2 ソリッドスネーク(以下、MG2)』を踏襲しつつ、『MGS1』から“壁への張り付き”やそれに付随するアクション、敵を非殺傷で無力化する“気絶”の概念のほか、監視カメラを無効化できる「チャフグレネード」といった要素が取り入れられています。

やり込み要素としては、『MGS1』『インテグラル』にもあったVRトレーニングに加え、ゲームクリア後には本編と同じミッションを特殊な条件下でクリアする「SPECIAL」モードに挑むことが可能。

「SPECIAL」は“謎の人物「No.4」指示のもと、VRでスネークの任務を追体験する”という構成となっており、ミッションを進めるごとに本作ストーリーの裏話が明かされていきます。

筆者は『マスコレ2』が本作初プレイの機会となりましたが、個人的に気になったのは、中村 如哉氏がアート面を担当している点です。

同氏が後に監督・グラフィックを務めた『ボクらの太陽』に通じる雰囲気が感じられ、同リーズ大ファンとしてはどこか懐かしい感覚に。『ボクらの太陽』自体が『メタルギア』と通ずる見下ろし型ステルスのシステムを採用していた点も、そう感じた理由かもしれません。
『MGGB』はパラレルなのか?ビッグボスや世界設定にも違い

前述の通り『MGGB』の物語は『MG1』の後に展開されますが、ゲーム内としては2002年、正史における『MGS1』より前の出来事にあたります。

本作が“正史(サーガ)”に”含まれていない理由としては、小島監督が「企画、ゲームデザイン、脚本、演出、監督を全て自分で 、責任を持って創った」とする「A HIDEO KOJIMA GAME」ではない点が大きな理由と思われるものの、正史と矛盾する設定が多数存在することも要因と考えられます。

例えば『MG1』において、スネークが要塞「アウターヘブン」でメタルギアを破壊し、黒幕であるビッグボスを打ち倒した過去は引き継いでおり、『MGGB』冒頭では舞台となる「ガルエード」が「アウターヘブン」跡地に建設されたことが明確に語られます。

しかし、正史の1999年に起きた『MG2』での出来事には触れられず、正史側のスネークは1995年に特殊部隊FOXHOUNDを退役していた一方、『MGGB』のスネークは正に1999年に退役しているため、年表上における食い違いが発生しています。

さらに目立つ差異として挙げられるのが、“ソリッド・スネークとビッグボスの血縁関係”に関する描写です。

シリーズにおいて、二人の親子関係は『MGS1』から設定され、作中では”過去にビッグボス本人から告げらた“と表現されています(※『MG1』『MG2』内で該当する台詞は無い)。

『MGS1』スネークは父であるビッグボスを殺したことを“人生のトラウマ”と呼び、『MGGB』スネークもまた、“父殺しでありながら、「伝説の英雄」として扱われること”に強い罪悪感を抱いていました。

大きな違いは、『MGS1』のスネークが物語終盤で、“ビッグボスの細胞で造られた存在”、つまりクローンだと知らされた一方、『MGGB』本編でスネークはビックボスを“じつのオヤジ”と呼ぶに止まっていた点です。

本編のみであれば“『MGGB』スネークはクローンであることを知る機会が無かっただけ”と捉えられますが、先述の「SPECIAL」で世界の裏事情に通じている「No.4」すらもビッグボスをスネークの“実の父おや”と断言しています。


さらに後述する同一舞台と思しき『メタルギア アシッド』では、2016年を時代設定にしながら、正史の2014年時点で”とある理由から”急速な老化が進んでいたスネークと異なり、容姿に極端な変化は見られません。この点だけでも、少なくとも“両者が同名の別人である”とうかがえます。

このほかにも、『MGGB』ではアウターヘブンを組織して、メタルギア開発を主導したのがCIA副長官という設定になっていたり、正史では『MGS1』で初登場するメイ・リンと本作の時点で既に知り合ったりと、細部にわたりパラレルワールドである根拠が見つかります。

本作の脚本は『MGS1』にも参加した福島 智和氏が担当しており、ロイ・キャンベル大佐の作戦参加理由に姪のメリルが絡んでいる点や、「メタルギアガンダー」のレールガンによる“見えない核弾頭”など、『MGS1』を彷彿させる要素が多く組み込まれています。これらも考慮すると、意図的に両作が対比を成すよう執筆されたのかもしれません。

なお、本作におけるハンドガンは「ファイブセブン・ピストル」という武器ですが、正史の『メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(以下、MGS4)』でも「FIVE SEVEN」が登場。その解説文には「ガルエード単独潜入の際、スネークが使用した銃でもある」と記述されています。
文字通りに受け取れば“『MGGB』の出来事は正史だった”とも解釈できますが、数々の設定上の齟齬や公式年表での本作の扱いを考慮すると、あくまでファンサービスの一環として記載された可能性があります。
3部作を繋げるDr.コペルソーン登場!実は本編作品にもチラリ?

『MGGB』には、本作と後に展開される『メタルギア アシッド』シリーズを結びつける重要なキーワードとして「コペルソーン」が登場します。


ゲーム内ではメイ・リンとの会話中に「コペルソーン博士」の名が語られるほか、本編2周目で聞ける無線ドラマ「アイデアスパイ2.5(ツーハン)」にも「ドクター・コペルソーン」が言及されます。

この段階では具体的な人物像は明かされませんが、『メタルギア アシッド2』において満を持して「コペルソーン博士」本人が登場し、物語の中枢を担うことに。

同作は『MGGB』と直接的なストーリーの繋がりはありませんが、公式ガイドブックにて、“『MGGB』の「ドクター・コペルソーン」”と同一人物と明記されており、同じ世界での出来事と考えられます。

ちなみに、コペルソーン博士の名は『メタルギア ソリッド2 サブスタンス』収録の短編シナリオの「External Gazer」でも登場。そこでは並行世界に干渉する装置「コペルソーン・エンジン」の開発者「Dr.コペルソーン」として言及されていました。ただし、この世界のスネークは正史と同じくオタコンと共に「フィランソロピー」の一員として活躍しているため、『MGGB』とも違う世界と考えられます。
残された伏線―この世界にも“ジャック”が?

なお、『MGGB』本編の事件は解決を迎えるものの、回収されなかった伏線も存在します。

一つは、事件の裏で糸を引いていたアメリカ政府上層部との決着です。本編で現地のメタルギア破壊や、軍事集団の壊滅こそ果たされたものの、黒幕である政府上層部らには何の制裁も無く物語は幕を閉じます。この事実を知ったスネークは犠牲者たちのため、アメリカ本国に帰還して彼らに代償を払わせることを決意しますが、その顛末は後の作品でも語られていません。

もう一つは、「SPECIAL」モードを全クリア時に明かされる要素です。同モードでは「No.4」が何らかの計画を進めているだけでなく、VR訓練に参加していた人物の名前が「ジャック」であると判明します。

“VR訓練”と“ジャック”、これら要素は後に発売された正史『メタルギア ソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(以下、MGS2)』の初登場の主人公「雷電(※本名:ジャック)」を想起させます。当時は『MGS2』の発売前だったため、話の整合性とは関係なく、先行で忍ばせたイースターエッグだった可能性もありますが、後の『メタルギア アシッド』シリーズでも、その正体について言及はありません。
ステルス×ストラテジー×カードゲーム!複数ジャンルを融合した意欲作『メタルギア アシッド』

『MGGB』発売から時が経ち2004年12月16日、PSP向け初のシリーズ作として『メタルギア アシッド(以下、MGA1)』がリリースされました。正史の『MGS3』と同日発売となった本作は、ステルスに加え、カードゲームとターン制ストラテジーを融合させた異色のジャンルとなっています。

舞台は2016年、上院議員が乗ったジャンボ機がハイジャックされ、犯人が要求する謎のプロジェクト「ピュタゴラス」を奪取するため、ソリッド・スネークが孤島「ロビト島」の研究施設に潜入します。

シリーズでも謎が謎を呼ぶ、ミステリー色が強いシナリオは、前作の福島氏に加え、村田 周陽氏(※『MGGB』の「アイデアスパイ2.5」部分を執筆)、そして栃堀 木氏が担当。キャラクターデザインは『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』でも知られる政尾 翼氏です。
任意での無線会話システムは廃止されたものの、作中でのキャラクター描写は丁寧に行われており、完成度の高い一本道のシナリオに仕上がっています。

ゲームシステムはデッキからカードを引き、ミッション目標に沿ってグリッド型マップを攻略していくことで進行。カードや行動によって蓄積する“コスト”で行動順が変化するため、先を見越したリソース管理が求められます。

敵に見つからないよう進むステルス要素も健在ですが、発見されて増援を呼ばれると基本的に多勢に無勢。“アクション”の本家とは違い行動の制限が強いため、カードが少ないうちは“じっくり”と潜入任務に挑む必要があります。

一方、ゲームテンポに粗削りな部分があり、“本家ステルスアクション”の要素をそのまま“デッキ構築型ターン制ストラテジー”に持ってきてしまった弊害も存在。例えば、「カードキー」や「リモコンミサイル」といったギミック攻略に必要なアイテムも“カード”としてデッキから引き当てる必要があるため、運次第ではターン消費を強いられる場面が発生します。

また、マップを移動するだけの往来が多く、自動ドアが開閉する毎に一旦前方のマスで待機しなければいけない仕様など、“アクション”であれば気にならなかっただろう点が目立ちました。
しかし、システムの根幹はこの時点で十分作り込まれており、これらの課題は続編で改善されることになります。
残された伏線―ストーリーはいったん解決もスネークに迫る魔の手

『MGA1』の本編ストーリー自体は綺麗に完結しますが、エピローグにて“真の黒幕”の存在がプレイヤーにのみ提示されます。

この人物は“スネークを手中に収めようと画策”しており、スネーク自身はその陰謀を知らないまま平和な日常へ戻るべく、ロビト島を去ることに。

また、2周目クリア時の追加イベントでは、各国の首脳陣による意味深な会話が描かれますが、これらは続編『メタルギア アシッド2』には引き継がれず、謎のまま残されることとなりました。
システム大幅進化!遊びやすさ&奥深さを両立した『メタルギア アシッド2』

2005年12月8日に発売された『メタルギア アシッド2(以下、MGA2)』は、シリーズ最新にして最終作です(※海外では後にモバイル版もリリース)。

グラフィックは前作から一転し、アメコミ調としてキャラクターの3Dモデリングにアウトラインが追加され、色使いも原色寄りの派手なものに。

シナリオは監督の野尻氏が自ら手掛け、前作の福島氏と村田氏に加え、更に現在シリーズを主導している岡村氏がシナリオサポートとして参加しています。(※岡村氏は小島監督と共同でプロデューサーも担当)。

舞台は北米の孤島を占有する軍事会社「ストラテロジック社」。セレナ共和国でレジスタンス活動をしていた記憶なき凄腕の傭兵「スネーク」が、逃亡先で囚われた仲間の開放と引き換えに極秘調査へと乗り出すことになります。

ストーリー展開は前作と比べ分かりやすくなっており、記憶喪失の主人公という設定により、プレイヤーと同じ視点で陰謀を紐解いていくため、話を追いやすいのも特徴です。

システム面はカードの種類が倍増したほか、テンポ感が大きく改善されており、特定のアイテム(カード)の使用を強いるギミック攻略が必須でなくなっただけでなく、移動面での不便なども解決されました。


さらに通信対戦機能や、シリーズキャラクターと連戦する「アリーナモード」、付属の紙製スコープ「SOLID EYE とびだシッド」を使った立体視コンテンツも用意されています。

ちなみに、『MGS4』作中の無線会話には「とびだシッド」に言及するものも。正史ではソリッド・スネークが子供の頃に存在した“おもちゃの3Dメガネ”だったようです。
前作『MGA1』との関係は?『MGA2』ならではの“スネーク”に”国内外で分かれる“ソリッド”の扱い

『MGA2』の年代設定は明言されていませんが、それを読み解くカギは本作の“スネーク”の出自と前作との『MGA1』の関係にあります。

本作の背景として、かつてストラテロジック社で人体実験が行われており、『MGGB』で名前が登場したコペルソーン博士、そして彼の妻が主要な人物としてかかわっていました。

『MGA2』の主人公“スネーク”の正体は、研究の副産物として生み出されたクローン兵器「スネークモデル」であり、それには前作舞台「ロビト島」で収拾された“ソリッド・スネーク”のデータと細胞が使われていたのです。

また作中の3年前、スネークはセレナ共和国で起きた虐殺事件「プラウリオの惨劇」に関わり、そこから逃亡する過程で記憶を失ったのが全ての始まりでした。
これらを『MG1』や『MGGB』も含めて時系列に整理すると以下のようになります。
『MG1』:1995年
『MGGB』:2002年(※『MG1』の7年後)
『MGA1』:2016年
「プラウリオの惨劇」:『MGA2』の3年前
『MGA2』:????年
「プラウリオの惨劇」時点で本作のスネークは既に存在するため、『MGA2』の舞台は早くとも2019年以降と推測されます。

ここで興味深いのは、『MGA2』に登場しない本物の“ソリッド・スネーク”の消息です。
前作から平和な余生を送っている可能性もある一方、実は海外ファンの間では“既に死亡している”との見方もあります。一見、極端な空想に聞こえますが、その根拠はなんと英語版『MGA2』の公式ローカライズです。

日本版『MGA2』で主人公はソリッド・スネークの“データと細胞”から生み出されたと説明される一方、英語版では“We recovered his body from Lobito Island(ロビト島から彼の遺体を回収した)”とも語られます(※英語表現において「recover a body」は主に「遺体の収容」を指す)。
『MGA1』ラストにおいて、ソリッド・スネークはある人物が手配したヘリでロビト島から脱出しようとしますが、実はその人こそ“真の黒幕”でした。海外版の記述に従うなら、先述した黒幕が“ソリッド・スネーク”を欲していた点も考慮すると、“前作の直後にスネークは黒幕の罠にかかり、そのままロビト島で殺されてしまった”という、後味の悪い解釈も成り立ちます。
単なる誤訳の可能性も捨てきれませんが、『MGA2』海外版は日本版の翌年、2006年発売だったのもあり、野尻氏がローカライズにあたって設定を追加したのかもしれません。
残された伏線―新たな事件の幕開け?

『MGA2』本編は黒幕との決着を含めスッキリと完結しますが、物語を更に描く素材はいくつか存在します。

2周目クリア時のイベントでは本編の事件後、ある人物によりスネークが作中で戦闘に活用していたプログラムを携帯ゲーム機用ソフトとして改変。世界中にバラまこうと画策しつつ、第二、第三のスネークの登場を期待して終わります。シリーズは本作で止まっており、この思惑がこれ以降の世界でどのような影響をもたらしたかは不明のままです。
ただし、“実は今まで遊んでいたPSP向けソフト『MGA2』自体がそのバラまかれたプログラムだった!”というオチとも捉えられるため、そもそも“伏線か否か”は意見が分かれるかもしれません。
本編前で既に大活躍!?過去編も描けそうなプロローグ

一方、本作のプロローグで軽く触れられた“セレナ共和国でのレジスタンス時代”、スネークはある軍の要塞へ単独潜入もしていたそうですが、説明的なセリフで軽く流されてしまいます。

当時からの仲間にもセリフやグラフィックが用意されており、“これはこれで一本の作品として描けるのでは”と思う次第です。
おわりに

これにて『MGGB』『MGA1』『MGA2』の紹介は以上となります。いずれの作品もそれぞれの魅力が存在し、ストーリー的にはまだ語られていない余白を残しています。

筆者としては、『マスコレ2』に『MGGB』が収録されたように、『MGA1』と『MGA2』も復刻…もっと言えばシステムを改修したリメイクや続編が欲しいところです。執筆時点で定着している“デッキ構築型ローグライク”の方向でもシステム的な開拓余地があるかもしれません。

また、“公式シリーズ歴史年表に記載されているが未復刻”な作品として、『MGS4』の後を描いた『メタルギア ライジング リベンジェンス(※PC版は海外向けにのみ配信)』、『MGS4』発売当時は他正史作品と並べられていた『メタルギアソリッド ポータブル オプス』も存在。

作品量としては『マスターコレクション』Vol.3として出せそうなほどあるため、これらタイトルと併せて光が当たる機会があればと願います。











