今回は、26億年スタジオが手掛け、わくわくゲームズから発売された『泥酔ローグとおしまいの吸血鬼』のPC版をプレイ!本作は、飲んだくれローグのリタが、酒瓶片手に危険なダンジョンの踏破を目指すデッキ構築型のローグライクです。

僕は、どれだけ飲んでも理性はきっちり残るタイプなので、酔っ払って記憶を無くして、気がついたらゴミ捨て場で朝を迎えた……そんなシチュエーションに少し憧れがあります。
◆酔えば酔うほど強くなる!酒の力でダンジョン攻略!

世界各地のダンジョンを巡るリタは、珍しい酒があると噂のダンジョンにやってきた。彼女は、冒険中でも酒瓶を手放さない飲んだくれ。しかし、ちょっとした油断で手持ちの酒をすべて奪われてしまった。まずい、このままでは酔いが覚めて正気に戻ってしまう!

ダンジョンでは、1ターンごとにイベントが発生する。初回のイベントは、戦闘8のポイントが要求される、ヘビとのバトルだ。

リタの現在のステータスに、ダイスを振って出た目を加え、その合計値で成否が判定される。この場合は戦闘8ポイントが要求されるが、リタの戦闘ステータスは8。ダイスの目に関係なく、100%成功する。

このようなイベントをこなしながら、最下層を目指して進んでいく。

ステータスには戦闘のほか、知識や解錠、俊敏などもあり、イベントによって要求されるステータスも変化する。レベルアップ時に貰えるステータス強化ポイントは、満遍なく振った方が良さそうだ。

そして、本作最大の特徴として酔えば酔うほど強くなるという酔っ払いシステムがある。ダンジョンに入りたての頃は酔い値がマックスなんだけど、ターンが経過するにつれてどんどんシラフに戻ってしまう。

酔い値が高いほど、成否判定の数値にボーナスが加わり、幻覚を見る確率も高まっていく。酔っ払っていれば、ほら。恐ろしいモンスターも顔見知りのおっさんに見えてくるので、恐怖心を抱かずに倒せるのだ。

つまりリタは、顔見知りのおっさんを躊躇せずにぶん殴っちゃうのか。

ただし、残っているポイントを極振りし、酒の力を借りたとしても、現状のステータスでは勝てない敵も現れる。そんなときに役立つのが先送りシステムだ。
先送りにするとイベントの敵を無視して先へ進めるが、もちろんリスクもある。次の階層では、その敵のランクが上がって再登場するのだ。敵は強くなるが、倒したときの報酬も増える。不足しているステータスを補える見込みがあるなら、あえて先送りするのも良さそうだ。

どんな敵でも即死させられる爆弾のアイテムや、ステータスを底上げする装備が手に入ればいいんだけど、そうでないときは……諦めてお酒でも飲んでから死のう。

最初のダンジョンをクリアすると新しいキャラクターが解放される。吸血鬼のエンドちゃんだ。

リタは、レベルアップ時に得られるポイントで永続的な強化を行う。一方のエンドは、レベルアップ時に「呪章」と呼ばれるアイテムを生成し、一時的ながら大幅な強化を行えるぞ。

強化方法は違うリタとエンドだけど、ダンジョンで酒が手放せないのは一緒だ。

後半のダンジョンでは、使うまで正体のわからないアイテムも登場する。

そりゃあ、酔っ払ってないと正体不明の草なんて即断で食えないよな。
30時間ほどプレイしています。
ダイスによる運要素と、ステータス振りによる育成要素に加え、「酔えば酔うほど強くなる」という独特なシステムが組み合わさっており、ただ強くなるだけでは突破できない場面でも、先送りやアイテムなどを駆使して活路を見出せるのが面白いところです。
酔いが覚める前にどこまで進めるか、どのステータスを伸ばすか、そしてヤバそうなアイテムを勢いで使うか……。酒飲みならではの豪快な冒険を楽しめる作品でした。
僕は現実では酔うまでお酒を飲むタイプではないので、せめてゲームの中だけでも酒の力を借りて、ダンジョンの奥深くまで潜っていきたいと思います。
『泥酔ローグとおしまいの吸血鬼』は、PC(Steam)向けに発売中、ニンテンドースイッチ版は後日発売予定です。













