気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Crux Games開発、PC向けに8月24日にリリースされたミニ街づくりローグライク『Combolands: ローグライク・シティビルダー』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、建物の配置とコンボを組み合わせて都市を発展させていく街づくりローグライクゲーム。自動生成されたマップに建物を配置し、隣接する施設などの相乗効果を利用しながら、小さな集落を大都市へと成長させていきます。1プレイ約30分を想定した短時間のセッションとなっているのも特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Combolands: ローグライク・シティビルダー』は、1,350円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Crux GamesSamとSkyeです。2人でCrux Gamesです。私たちは南アフリカ・ケープタウンを拠点に活動しています。私たち共同開発での初作品となる『Combolands: ローグライク・シティビルダー』の開発に取り組んでおり、開発期間はおよそ1年になります。
2人とも様々なジャンルのゲームが好きですが、Samは特に『アゲインスト・ザ・ストーム』のようなローグライクやストラテジーゲーム、Skyeは『Blue Prince』のような物語重視のパズルゲームを好んでプレイしますね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Crux Games『Combolands: ローグライク・シティビルダー』は、ミニ街づくりローグライクゲームです。建築物が手札の「カード」、そしてマップが「デッキ」の役割を果たすと言う、街づくりとデッキ構築を融合させたジャンルのミックス作品となっています。
元々はitch.io向けに開発した『Tiny Towns』と言うプロトタイプがベースになっており、それが進化して『Combolands: ローグライク・シティビルダー』へと繋がりました。私たちはこうした「エンジン構築」系のゲームが大好きなのですが、街づくりと言う切り口からアプローチした作品を他で見かけたことがなかったため、本作を作ることとしました。
『Combolands: ローグライク・シティビルダー』のコンテンツや各種相乗効果を生み出すプロセスは、試行錯誤の連続でした。ノートに何度もスケッチや図解を描き、無数のアイデアを書き出したのです(もちろん、そのすべてがゲームに採用されるほど良いアイデアだったわけではありませんが)。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Crux Games本作は、様々なジャンルやアイデアを掛け合わせた作品になっています。インスピレーションを受けた代表的なタイトルとしては、『幸運の大家様』や『Balatro』、そして『ISLANDERS』などが挙げられます。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Crux Games本作の魅力をより的確に伝えるため、カプセルアート(訳注:ストアページに掲載する画像)を修正・再デザインするプロセスは大きな挑戦でした。カプセルアートの制作自体が非常に難しい作業なのですが、『Combolands: ローグライク・シティビルダー』は複数のジャンルを跨ぐ作品であるため、一目でゲーム内容を伝えられるわかりやすいビジュアルを作るのが容易ではなく、何度もデザインの修正を重ねました。
業界内では「カプセルアートにドット絵を使うのは避けるべきだ」と言われていますが、最終的には現在採用している素晴らしいビジュアルに辿り着くことができました。また、サブタイトルに「ローグライク・シティビルダー」を追加したことも、作品にぴったりのターゲット層へ届く大きな助けとなりました。
リリースのおよそ1か月前までは本作の未来に不安を抱えていましたが、海外大手メディアのPolygonが本作のデモ版をレビューし、「近年のSteamで最も素晴らしい新作ローグライク」と評してくれたことで一変しました。このレビューが、私たちが最後まで走り抜くための大きな力となったのです!
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Crux Gamesフィードバックは非常にポジティブです!ゲームと言うものを作っている間は、まるで暗闇の中で作業をしているような感覚になり、作品が実際にどう受け止められるのかまったくわからないことがあります。自分たちの努力が実を結び、プレイヤーの皆さんの心に響いて楽しんでもらえることをただ祈ることしかできません。だからこそ、ファンの方々が編み出した「ぶっ飛んだビルド」の数々を見るのは本当に最高で、心から楽しんでいます。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Crux Games現在はローカライズ作業の真っ最中です!また、本作の「STEAM DECK互換性」の認定取得に向けても動いています。さらに、シード値固定の日替わり挑戦モードやより多くの難易度など、新たな機能の追加も検討しているところです。
――本作の日本語対応状況について教えてください。有志翻訳は可能ですか?
Crux Games私たちのローカライズには、日本語もしっかりと含まれる予定です。まだ日本語に翻訳されていないバージョンの時点でも、日本のプレイヤーの方々から「日本語化してほしい」と言うレビューをいくつかいただいていたので、現在まさにそのローカライズを進めていることを知っていただければ、きっと喜んでいただけると思います!
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Crux Gamesはい、もちろんです!本作を使って作られる動画や様々なコンテンツをぜひ見てみたいですね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Crux Games日本のプレイヤーの皆さんに『Combolands: ローグライク・シティビルダー』を遊んでいただけることを、とても楽しみにしています!ローカライズが完了し次第、アナウンスをさせていただく予定です。
私たちは二人とも日本を訪れたことがあり、日本では本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。もう10年ほど行けていませんが、ぜひまた日本を訪問したいと思っています!
――ありがとうございました。


※UPDATE(2026/10/6 23:50):記事公開後に日本語タイトルが『ローグライク・シティビルダー』から『Combolands: ローグライク・シティビルダー』に変更になったため、記事タイトルと本文の該当箇所を修正しました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








