リアリティ・バイツ!ソニー側は教会に謝罪へ…『Resistance』の一件から学ぶこと | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

リアリティ・バイツ!ソニー側は教会に謝罪へ…『Resistance』の一件から学ぶこと

今週日本のテレビまで賑わすことになってしまった、 Resistance: Fall of Man とイギリス国教会の一件。海外からは連日様々な反応が出ていますが、業界ニュースのGI.bizでは硬派の分析を寄せています。題して、" Reality Bites "。今日になってまたソニー側は謝罪す

PC Windows


今週日本のテレビメディアまで賑わすことになってしまった、Resistance: Fall of Manとイギリス国教会、ゲームの舞台にされたマンチェスター大聖堂の一件。海外からは連日様々な反応が出ていますが、おなじみ業界ニュースの[url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=25754]GamesIndustry.biz[/url]では硬派の分析を寄せています。

題して、"[url=http://www.universalpictures.jp/realitybites/catalog_item_sell.html]Reality Bites[/url]"(1994年の映画、現実をつきつけられる意)。今日になってまたソニー側は謝罪することで幕を引きたい構えですが、教会は未だ発売中止を求めているみたい。



マンチェスターの司教は、Resistanceにおける大聖堂の"フォトリアリスティックなクオリティー"による再現が問題の一つであったと、最近のインタビューの中で言及しました。

もし従来までのゲーム機で、Resistanceが発売されていたらどうでしょう。もっと抽象的で、ぼやけていたりカクカクだったりする大聖堂なら。ゲームの内容に対する反発は、ここまで感情的になってはいなかったかもしれません。


誰が見ても現実とは全くかけ離れてほとんど抽象的だったパックマンから、一目でそれとわかるResistanceやMotorstormの現実的な世界へ。これはビデオゲームが一般的な娯楽への階段を上る過程の一つです。


メル・ギブソンのアポカリプトは古代の滅びた文明を舞台にしながら(その[url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88]暴力性で[/url])非難の渦を呼びました。ダビンチコードは宗教団体からその描写をただされ、リンカンシャーの大聖堂を使用したことに抗議を受けました。ハリーポッターですら、強硬派には異教崇拝の教えになるとして子供に見せるべきではないと嘲られます。

これは、メインストリームとなった全てのメディアが取り組まなくてはならない難問です。




今日になって英国BBCなどが[url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/manchester/6758381.stm]伝えるところによれば[/url]、ソニーが条件付ながら"心から謝罪する"という手紙を送り、遺憾の意を表明したみたい。教会側は依然として販売の中止(あと[url=http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2237995/1683600]大規模な献金[/url]…!?)を求めているようですが、これについてはコメントなし。

今回のコラムでも、GTAの舞台にされるニューヨークやMercenariesとベネズエラ政府の話題が取り上げられていますが、特に進化のヘッドルームが大きいこの手のゲームで次世代機になった見た目のギャップは、[url=http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=1774]なるほどかなりのもの[/url]。

今回はResistanceが槍玉に挙げられてしまいましたが、これまで単なるゲームの雰囲気で済まされていたものが、大挙して今その一線を越えてしまうタイミングであるというのも間違いなさそうです。

もっともこれ、映画の世界で撮影舞台との関係性を見れば明らかなように、表現力を増して主流メディアになるということは、モデルにされる側にとっても本来は必ずしも悪いことばかりではないハズ。

どうしても成長期のメディアにとってこうした新たな問題は、今はまだ規制して抑止する方向にのみ論じられてしまいがちですが、今回の一件でただ萎縮してしまうよりもむしろ、今後の新しい協力関係を築くきっかけにしてもらいたいものです。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=25754]GamesIndustry.biz: "Reality Bites"[/url])[/size] [size=x-small](イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/edwin11/262778685/]Flickr[/url])[/size]

【関連記事】
ニューヨーク市長が『Grand Theft Auto IV』のトレイラーに不快感
メキシコの都市、フアレスの市長が『GRAW2』を批判
『Mercenaries 2: World in Flames』公式にマルチ化決定へ+プレイ動画も?
スプセル最新作『Splinter Cell: Conviction』トレーラー&プレイムービー!

惨事の容疑者は『Counter Strike』プレイヤー?『Second Life』では追悼イベントが…
今度は自分の学校作って退学処分!?『Counter-Strike』プレイヤーが悲劇
シャレにならないゲームのプレスイベント企画七選

『セフィロス』と『レノ』を名乗る15歳の殺人犯が逮捕される
C&C3の自爆兵ユニットに問題アリ。ドイツバージョンではただの“爆弾兵”に
最近の露骨な暴力や性表現は倒錯、ローマ法王がバチカンからコメント

(C) Sony Computer Entertainment America. All rights reserved.
《Miu》

PC アクセスランキング

  1. 『ウィザードリィ』に並ぶ「世界三大RPG」のひとつ『ウルティマ』シリーズ11作がSteamで配信開始!リチャード・ギャリオット氏は2027年に権利を再取得、新作への布石となるか…

    『ウィザードリィ』に並ぶ「世界三大RPG」のひとつ『ウルティマ』シリーズ11作がSteamで配信開始!リチャード・ギャリオット氏は2027年に権利を再取得、新作への布石となるか…

  2. Steam版『ニーア オートマタ』アプデで必要容量“約366GB”になったと話題に―実際にインストールしてみると…。「原因は調査中」で回避方法もアナウンス

    Steam版『ニーア オートマタ』アプデで必要容量“約366GB”になったと話題に―実際にインストールしてみると…。「原因は調査中」で回避方法もアナウンス

  3. PvE『タルコフ』ライク『Incursion Red River』日本語対応!過去最大アプデ配信で「手触りそのものが変わる」

    PvE『タルコフ』ライク『Incursion Red River』日本語対応!過去最大アプデ配信で「手触りそのものが変わる」

  4. “宇宙タルコフ”こと『Fragmentary Order』早期アクセスQ&Aが公開―有料先行アクセス「Prime Batch」向けアルファテストはまもなく開催とニキータ氏

  5. 4人パーティで最奥を目指す古典的3DダンジョンRPG『Underkeep』リリース

  6. 61種類の何かが発生するホラーゲーム『異変車道』リリース。「群○県」の見覚えある峠道で異変探しドライブ

  7. 『原神』新キャラ「アナスターシャ」の立ち絵公開!氷神こと“氷の女皇”がいよいよ来る

  8. 固有武器モーションが前作比ほぼ倍の約30種!期待のソウルライク続編『Lords of the Fallen II』刷新された戦闘と解説映像公開―前作が期間限定セール中

  9. 猫耳フード横乳娘が戦うローグライト3DACT『夢幻桜楼閣』発売!前作は全く売れず、だからこそこだわり抜いたデザインで生まれたゲーム

  10. 認知異常がカギになるデスゲーム推理ADV『病能探偵』リリース。嘘がつけない、左側が認識できないなど「病能者」が集うミステリー

アクセスランキングをもっと見る

page top