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ソニー、開発中のゲームを発売する「早期アクセス」について社内で検討中。発売OKの基準探る

SCEAの幹部Adam Boyes氏が海外メディアのインタビューに答え、PCプラットフォームを中心に流行している早期アクセスモデルを現在社内で検討していることを明らかにしました。

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Steamを中心に現在大きな流行を見せている「早期アクセス」。製作中のゲームを販売しユーザーからのフィードバックを得つつ開発を進めていくこのビジネスモデルは現在PCプラットフォームにて展開されています。SCEAの幹部Adam Boyes氏が海外メディアのインタビューに答え、この早期アクセスを現在社内で検討していることを明らかにしました。

業界メディアGamasutraから「ソニーが"アルファ 0.1"のゲームをPlayStation Storeの特別なセクションでリリースする可能性はあるか?」と問われたBoyes氏は、「内部で何度も重ねられている議論の1つだ。どの段階でゲームはリリースできる一般的な基準に至るのか?」と返答。「我々にはどこかで消費者に注意を払う必要がある。誰かがタイトルを偶然見つけてフルの製品だと期待し、そしてネガティブな体験を抱くようなことはしたくないんだ」と解説しています。

また「それと同時に、自力で立ち上がろうとしている人々を手助けしたいと思っている。どうにも勝てそうにないスポーツチームをサポートするような感じさ」と語るBoyes氏。「正直に言えば、現時点で取り組んでいる際中だ。何がOKなのかを探しだしているんだ」とも語り、現在社内にて早期アクセスが実際に検討されていることを明言しました。

一方でBoyes氏は「当然ながら満たすべき技術要件のチェックリストはある。リストがどのようなものになるのか?何に用心すべきなのか?そんな感じで内部で議論を進めているんだ。詳細はまだ詰めていないが、毎日私が念頭に置いている案件だよ」と伝え、どの基準で発売すればOKであるのかを模索している段階であることも強調しています。

なお今回のGamasutraによるインタビューはソニーとインディーデベロッパーの関係性を追う内容。早期アクセスに関する話題以外でも、Boyes氏は「クリックスルーはできるか?」「宣伝はできるか?」といった開発者とソニーのあいだのプロセスを最適に進める"M.O.L.T."と呼ばれる社内グループや、『Dust 514』のような早期アルファアクセスおよび有料ベータにて何が起きているかを探るグローバルチームおよびSCEAチームが存在することを明らかにしています。
《ishigenn》
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