
イベントに出展される人気タイトルは、開場直後に並ばないとすぐに長蛇の列ができてしまい、試遊できないこともしばしば。僕は事前に会場マップとにらめっこして、どのブースにどんな順で回るか、作戦を立ててから挑みます。
今回の「BitSummit the 13th」で僕が最優先したのはゲームではなく、集英社ゲームズが配布していたオリジナルBIGショッパーです。大きなショッパーは、会場でゲットしたノベルティやチラシを入れるのに便利だということもありますが、『都市伝説解体センター』のイラストが描かれているというのも、理由のひとつです。今、一番勢いのあるゲームですからね。
他のイベントでも、『都市伝説解体センター』のノベルティは大人気で、配布終了しているのをよく目にしていた僕は、このショッパーの配布もすぐに終了すると睨んだわけです。
実際は、相当な数が用意されていたようで、僕が参加していた二日の間は、配布終了することはありませんでした。読みは大ハズレでしたが、二日間とも無事にゲットできたのでヨシ!
◆入れていいのは人間だけ。来訪者は皆殺せ!『No, I'm not a Human』

太陽の異常により、世界は終末を迎えようとしていた。さらに人類は、地中から這い出てきて人を殺す“来訪者”と呼ばれる存在にも脅かされている。来訪者は人とそっくりに擬態し、家にいる人間を狙って訪ねてくるらしい……。

いきなり誰かがやってきたぞ。もしかして来訪者か?と思ったら、顔なじみのお隣さんだった。いやそれにしてはビジュアルが怪しすぎるぞ!
来訪者ではなさそうだけど、正直このおじさんは家に入れたくない……と思っていたら、強引に上がり込んできた。

夜に招き入れたおじさんは台所にいた。テーブルの上にビールがあったので、うちの冷蔵庫のビールを盗み飲みしているのだろう。来訪者だったら容赦なくぶん殴れるのにな……と思いきや、このビール、実はおじさんが持参してくれたものらしい。

その後「家に一人きりでいると狙われる」、「招き入れた人の検査を怠るな」などのアドバイスをしてくれた。人んちのビールを勝手に飲むクソおじさんじゃなくて優しいチュートリアルおじさんだったのか。勝手に疑ってごめんよ。
おじさんの説明の通り、夜パートではドアの前までやってきたお客を招くかどうかを決める。昼パートでは、招いた人が来訪者か人間か判断していく。おじさんも帰って夜になり、いよいよ本番だ。

さっそくお客さんが来たな。のぞき穴から確認すると……デカっ!怖っ!「入っていいか?」じゃねーよ!ダメに決まってんだろ!しかし、来訪者に一人のところを狙われる可能性もあるので、渋々入ってもらった。

次にやってきたのは、やけに右肩が上がっているオカッパのおじさんだ。最初のデカおじさんに比べたら怪しさはないので、このおじさんも家に招き入れた。この日はもうお客さんは来ないようなので、寝室に入って眠りにつく。

就寝後、昼パートに移行する前にニュースを確認できる。来訪者の特徴を教えてくれるので、昼パートではその情報を参考にして来訪者を見つけ出すのだ。歯が一本ずつに分かれていないのが特徴らしい。

昨晩のお客さんの歯をチェックする。幸いにも来訪者の特徴はなかったのでシロだ。

そして夜になり、またお客さんが次々にやってくる。怪しげな女性の二人組や、半裸で微笑むおじさん、ゾンビのような見た目のおじさんなど、いかにもな見た目だ。でも来訪者の特徴をチェックして排除すれば問題ないので、どんどん招き入れるぞ!

ただ、昼パートでは検査を行うごとに体力を消費し、0になると検査が行えなくなり、誰が来訪者なのかわからなくなるのだ。この日にニュースで得た情報は、来訪者の爪が泥で汚れているということだ。

このおじさんの手は泥で汚れているのか、それとも影が濃いグラフィックなだけなのか。う~ん、ギリでアウト!来訪者と判断したあとは、たとえ本当は人間であろうと来訪者であろうと、銃をぶっ放して殺害するだけだ。

今回は確信が持てなかったので、もしかしたら人間を撃ってしまったのかもしれない。もっと他の部位をチェックしていれば……。でも、一人に何度も検査すると体力を消耗して、他の客のチェックができなくなるんだよな……。
あとはもう、銃をぶっ放したのが来訪者であると祈りながら眠るだけだ。全ては夜になればわかるのだ。己の身を持って……!
『No, I'm not a Human』はPC(Steam)向けに2025第3四半期に発売予定!

家にやって来るのはこんなわかりやすい来訪者ばかりではないので、誰を、どの程度の検査を行うのかの判断が重要になります。来る客はみんな怪しすぎる見た目なので、全員に銃をぶっ放したくなるけど、そこはグッと我慢……!
前回は可愛いゲームで、今回はガチホラーをお送りしました。バランスを取るために、次回の「BitSummit the 13th」取材絵日記では、また可愛いゲームをご紹介しようと思います!
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