今回は、ニンテンドースイッチで配信されている「スーパーファミコン Nintendo Classics」の『マリオペイント』をプレイ!本作は、1992年にスーパーファミコン向けに発売された、マウスを使ってお絵かきや作曲、アニメーションなどが手軽に楽しめるゲームです。

1992年といえば、一般の家庭にPCがあるのはかなり珍しい時代で、その頃の僕はまだ小学生で、学校でもPCを使った授業なんてなく、『マリオペイント』でマウスの存在を初めて知りました。僕はゲームを持っていなかったので、小学生の頃の友達の黒田くんの家で遊ばせてもらっていたのを憶えています。人んちでめちゃくちゃ遊んでました。
◆子どものころから画力は上がった?

「スーパーファミコン Nintendo Classics」を開いて『マリオペイント』を選択!

二人組のキャラクターが腹筋をしているオープニングデモが流れるんだけど、このときの「ウッホホッホ ヤッホッホ ウッホホッホ ヤッホッホ」と歌う曲が大好きなんだよな。友達の家でプレイしただけだからゲーム内容はそれほど覚えていないけど、このオープニングデモだけはしっかり記憶に残っているのだ。

どうやら起動パターンは複数あったようだ。ちょっとしょぼんとしつつも進めていこう。

タイトル画面の次は、いきなりお絵描きモードだ。三種類の太さのペンがあって、マリオの顔のアイコンはスタンプだろう。30年以上前のゲームだけど、ツールは思ったより揃ってそうだな。
ちなみに本作はマウス専用タイトルで、「スーパーファミコン Nintendo Classics」版の操作にもマウスが必要になる。ニンテンドースイッチ本体にマウスを接続して操作する以外にも、Joy-Con 2をマウスとしても使うことが可能なのだ。

Joy-Con 2のマウス操作への切り替えは、設定の変更などの必要は一切ない。接続面を下に向けて平らな場所に置くだけで、シームレスにマウス操作に移行できるぞ。
さあ何を描こう。といっても僕はおじさんしか描けないので、いつものおじさんを描くだけだ。趣味で絵日記サイトをやっていた頃はずっとマウスを使って描いていたし、マウスのお絵描きは慣れたものだ。

ちなみにこれが僕が初めて描いたデジタル絵だ。マウスとWindows付属のペイントソフトを使って描いていた。マウスを使ったお絵かきは久しぶりだけど、さすがに26年前のこの絵よりは上手に描けるはずだ。

描けるはずだった。「1分でささっと描いたんでしょ?」と思われるかもしれないが、これでもじっくり5分かけているのだ。
Joy-Con 2でのマウス操作は、普通のマウスに比べるとやや安定性に欠ける。僕はマウスを押し付けるように描くクセがあるので、少し扱いづらかった。普通に持てば問題なく描けるんだけど、これはもう僕のクセだから仕方がない。

まあとにかく色を塗って完成させよう。このハケのマークが塗りつぶしツールなんだな。とりあえず背景を黒にしてっと。

あっ。

顔の線がきちんと閉じられていなかったため、顔まで真っ黒に塗りつぶされてしまった。あるあるだ。

次は気分転換に作曲してみよう。このモードでは、五線譜の上に音色スタンプを置くことで、自由に音楽が作れるのだ。ヨッシーや動物の鳴き声など、様々なスタンプの中で、当時の少年の心をひときわ引いたのが、この……なんだろう。「アッフン♪」と音が鳴る丸顔の謎のスタンプだ。

当時の僕を含め、小学生にまともな作曲は難しかった。だからこそ、このアッフン♪スタンプを押しまくって、デタラメな曲を作って遊んでいたのだ。42歳になった僕にも作曲能力はないので、あの頃と同じようにアッフン♪をデタラメに並べて遊んだぞ。

次は、オリジナルのドット絵を描いてみたぞ。一応モヒカンにしたメガネのつもりなんだけど、僕には作曲に続いてドット絵のセンスもないため、まあこんなもんだ。作ったドット絵はスタンプとして使用できるぞ。

お絵かきだけでなく、アニメーションまで作れる。絵を描いて、曲を作って、動画まで作れるなんて、当時の子どもからすればオーバーテクノロジーだったはずだ。ただ、実際に使いこなしていた子は少なかっただろう。
まあ、現代の大人が作ってもこんなんなんだけどね……。
画像のコピー&ペーストや反転など、基本的なツールは揃っているので、絵心のある人か、根気強く描いていられる人なら、かなりの力作が作れそうですね。まあ僕は、風邪を引いたときに見る悪夢みたいな動画を作るのに、2時間ほど費やしただけでしたが……。

僕のように絵や作曲が下手でも、「なんだよこれ!」と突っ込みながら、童心に返って楽しめると思います。ちょっとした隠し要素もあるので、色々試してみるのも面白そうです!
『マリオペイント』は、「スーパーファミコン Nintendo Classics」内で配信中です。













