天狗の面が自機というハイセンスなこのゲームは、コアなファンを今も抱える愛すべきゲームです。Meldacという会社に聞き覚えのある方もいるかもしれません。その一方で、カバーアートはゲーム画面のパッチワークという比較的シンプルなもの。
文化の違いはローカライズにおいて思わぬ事態を引き起こします。
ゾンビネイション!!イカしたタイトルの主役はどう見てもゾンビです!天狗はどこに行ったのでしょうか…。ちなみに、ゾンビの後ろにさりげなく控える落ち武者がこのゲームの主役。彼は文字通り“Namakubi”と呼ばれます。彼もゾンビです。
天狗という日本の民話はこの時代の海外には敷居が高すぎたのかもしれません。このZombie Nation、ゾンビとなったSamuraiがゾンビになった人々を救うというシナリオで、けっしてバイオハザードの先例ではありません。もともと国内版の「暴れん坊天狗」が、天狗の面がアメリカを救うという設定だそうで、それをより認知度の高いSamuraiにしたのは理に適っているのかもしれません。
カバーアートの変化は著しいですが、国内版からしてかなりキレた内容だっただけに?ゲーム自体にはそれほど手を加えなかったようです。とりあえずカバーアートに関しては、現在の基準で言えばZ指定をもらえると思いますがどうでしょうか。
[size=x-small](イメージ: [url=http://en.wikipedia.org/wiki/Zombie_Nation_%28video_game%29]Wikipedia[/url])[/size]
【関連記事】
本物のショッピングモールでデッドライジングごっこに挑戦…
Wii Sportsのライバル?モーションセンサーを利用した携帯ゲーム『MobZombies』
アーケードのシューティング『雷電IV』がXbox360で発売の可能性
『全然違ウ!海外版カバーアート』一覧