
本日Valveは、インディーデベロッパーIceFrogの手がける新作タイトルDota 2を正式に発表しました。プレスリリースに直接名前は記載されていないものの、本作はBlizzardのRTS Warcraft IIIの人気カスタムマップとして知られるDefense of the Ancients(DotA)の続編的な存在で、PCとMacを対象に2011年発売予定です。
独占取材を行ったGame Informerでは、キャラクターアートワークやいくつかのゲームディテールが公開されているので、その内容を以下にまとめました。
* ゲームプレイはオリジナルのDotA-Allstarsからほとんど手が加えられていない(あるいは手を加える必要がなかった)。
* DotA-Allstarsの100種類以上のヒーローは全て登場する。
* アイテム、スキル、アップグレードツリーも変更なし。
* 改良を加えたValveのSourceエンジンを採用。
* 統合されたボイスチャット機能を搭載。
* ディスコネクトしたプレイヤーはAI Botが操作を代理。
* トレーニングマッチでAI相手にプレイが可能(オリジナルはAI Botに非対応)。
* ビジュアルはWarcraft IIIのカートゥーン調のスタイルを継承している。
* マップのディテール、スキルのエフェクト、ヒーローのアニメーションといった部分の強化に大人数のアートチームが取り組んでいる。
* 大量のカスタムボイスワーク。
* 改良されたSteamWorksを使ったコミュニティー向けの新たなゲームプレイ要素。Dota 2発売時にはこのSteamWorksnのアップグレードが開発者に提供される。
* スキルベースのマッチメイキングシステムを準備している。
* 初心者のためにゲーム中何をすれば良いのかを指示してくれるインタラクティブなガイド機能を用意している。
* 上級プレイヤーが初心者のプレイを見守り、プライベートボイスチャットで指導できるコーチングシステムを用意している。
* Team Fortress 2のように、バランス調整、追加アイテム、新たなマッチタイプなどを無料でリリースしていく。




Blizzardのゲームを基にしたMod作品が、Valveによって正式にゲーム化されるという、これまでにない背景を持つ本作。同じDotaクローン作品を手がける元開発仲間からは、IceFrog氏のValve移籍に対して反発の動きも出ており、色々な意味で今後も注目を集めることになりそうです。(ソース&イメージ: Game Informer)
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