『The Elder Scrolls Online』の膨大なディテールとスクリーンが到着 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『The Elder Scrolls Online』の膨大なディテールとスクリーンが到着

以前からの噂を認める形で、昨夜Bethesdaより正式発表された『The Elder Scrolls Online』。Game Informerマガジンのカバー特集から膨大な数のゲームディテールが明らかになっているので、その情報を以下にまとめました。

PC Windows

以前からの噂を認める形で、昨夜Bethesdaより正式発表されたエルダースクロールズのMMO化タイトル『The Elder Scrolls Online』。プラットフォームがPC/Mac、2013年サービス開始予定といった基本情報に加えて、Game Informerマガジンのカバー特集から膨大な数のゲームディテールが明らかになっているので、その情報を以下にまとめました。

■ 開発チームの規模は250名

■ 開発は2007年からスタート

■ Mythicで『Dark Age of Camelot』の開発に関わったMMOベテランMatt Firor氏がゲームディレクターを担当

■ “今度は、目覚める太古の悪から世界を救うのは単なる始まりでしかない。数千もの運命づけられた英雄たちの全員が、皇帝になるべきと考えたら一体何が起こるだろうか?”

■ ゲームは完全に声優が演技している

■ 3人称視点

■ 他のMMOと同じようにホットバーからスキルを発動するスタイル

■ ビジュアル的には『SWTOR』のようなHero Engine採用のMMOと似ている

■ 基本的なアートスタイルは『RIFT』や『EQ2』に近い

■ ウェアウルフやヴァンパイアにはなれない

■ 未公開ながらクラフティング、錬金、ソウルストーンが存在

■ モラグバル(Molag Bal)のようなデイドラの王子、メインの悪役、ヴァーミルナ(Vaermina)“生ある者の夢の世界や悪夢の勢力範囲を拡大する者”が、まだ名前の出ていない他のキャラクターと共に登場

■ 星座はムンダス石(大守護石と同じような役目)という形で登場、ゲーム中のブロックを使った謎解きの答えなどを教えてくれる

■ インペリアルシティ、ウィンドヘルム、ダガーフォール、センチネル、モーンホールド(Mournhold)、エボンハート(Ebonheart)、エルデンルート(Elden Root)、ショーンヘルム(Shornhelm)、エバーモア(Evermore)、リフテン(Riften)など、膨大な数の町

■ Radiant AIは不採用

■ マウント(馬などの乗り物)が用意。但し飛行マウントは存在しない

■ Wayshrineという形でファストトラベルが可能。既に訪れたことのあるWayshrine間をテレポートでき、死亡時の復活地点ともなる

■ ドラゴンは出てこない可能性が高い

■ スニーキングは可能だがどのようなシステムかは未決定

■ ペットについての情報はまだない

■ プレイヤーが自分の家を持つ要素はない

■ NPCとの恋愛や結婚要素はない

■ 同じような操作性を持つ代表的なMMOゲームを遊んだプレイヤーにとって快適である必要があると同時に、スカイリムプレイヤーにもアピールしたい

■ スカイリム、モロウィンド、サマーセット島(Summerset Isle)、エルスウェア(Elseweyr)等、タムリエルの大部分をフィーチャー

■ 全ての地方が完全に含まれるわけではなく、Zenimax Onlineは大型のエリアを拡張パックのコンテンツとして残しておきたい。しかし全てのメジャーエリアはある程度再現されている

■ 例としてウィンドヘルムは完全に作られているがウィンターホールドやメイジの大学はサービス開始時に導入されない

■ ゲームには以下3つのプレイヤー勢力が存在

 * Ebonheart Pact: ノルド、ダークエルフ、アルゴニアン
 * Aldmeri Dominion: ハイエルフ、ウッドエルフ、カジート
 * Daggerfall Covenant: ブレトン、レッドガード、オーク

■ The Elder Scrollsファンの期待する自由度を『World of Warcraft』スタイルのシステムで再構築。Zenimax Onlineはプレイヤーがどのように世界に関われるかを変えることなくしてこのMMOの実現は不可能だと話した

■ そのためゲームは中心地点のない“Hubless”のデザインを採用

■ 例えば、わざわざクエストを受けなくても、プレイヤーがアンデッドの巣窟で全てのネクロマンサーを倒せば、最後に亡霊が解放され報酬を与えてくれる

■ こうしたイベントを見つける助けとして、プレイヤーが話しかけたNPCの中に、そのイベントの発生地点を示し、地図上にマークを付けてくれる者がいる。これは“クエストを受ける”システムとは完全に異なる

■ 全てのクエストに地点を教えてくれるNPCがいるわけではない

■ MMORPGジャンルの基本形と言えるクラス制、経験値、成長システムを用いているが、世界を旅して悪を正したり富を探したりといった、伝統的なElder Scrolls作品で描かれたコアファンタジーを中心に据えて表現しようとしている

■ 『Skyrim』と比較するとゲームワールドは非常に大きい

■ 目に見える場所はほとんど探索可能

■ 時代設定は過去1,000年間に遡る

■ 全ての技能を極めることはできない

■ インペリアルは3つのプレイヤー勢力全てと敵対。貴族のサーン(Tharn)一家と“虫の王”マニマルコ(Mannicmarco)が率い、タムリエル全土を支配すべく策略を巡らせている

■ しかしマニマルコはサーンの陰でデイドラの王子モラグバルとも世界支配を共謀している

■ プレイヤーの魂はモラグバルに奪われており、ゲーム中に何度死んでも復活できる理由ともなっている他、モラグバルと戦って盗まれた魂を取り戻すのがゲーム開始時のプロット

■ 最大レベルキャップに達するには120時間程度を要する

■ 各プレイヤー勢力には独自のレベリングコンテンツを用意

■ クエストの一例として、Camlornのストーリーでは、襲撃を企むウェアウルフをプレイヤーが阻止することになる。まず最初に一般的なMMOの討伐・収集クエストがあり、プレイヤーは魔術師や兵士を襲うゴーストと戦う。プレイヤーがゴーストに事情を聞くと、彼女はプレイヤーに死んだ夫の鎧を装備して、ウェアウルフのリーダーが関わる夫の戦いを再体験してほしいと話す。プレイヤーは数百年前の戦いに送り込まれ、死んだ夫の妻を助けるか、ウェアウルフのリーダーを追跡するかを選択できる。妻を助ければ、ウェアウルフの弱点が火であるという情報を得られるが、この救出クエストをスキップすることも可能。但し全てのクエストを完了させれば何らかの恩恵もある。町に戻ればどこに行っても英雄として称えられる。

■ ゲームは3つの勢力によるPvPをフィーチャー。プレイヤーは投石機などの攻城兵器の助けも借りながら、城を制圧するために戦うこととなる。最終的に100人対100人のバトルも行える。他にも農場や炭鉱といった制圧できる場所がある。戦闘の多くはシロディール内で起こり、目標はインペリアルシティを征服して勢力全体ボーナスを得ること。『Dark Age of Camelot』をプレイしたことがあるなら似ていることが分かるはず。ゾーン全体が巨大なPvPエリアであり、あらゆる種類の重要ポイントが用意されている

■ 首都を制圧すると最も熟達したPvPプレイヤーが各勢力の皇帝となる

■ シロディールを制服するとクヴァッチ(Kvatch)の敵対都市としてその中で冒険できるようになる

■ 勢力間PvPに加えて、PvEダンジョンやエンドゲームコンテンツにはレイドやHeroicモード(同マップの高難易度モード)が用意される

■ eSportsプレイヤー向けのバランスを重視したPvPもある

■ 高レベル向けのパブリックダンジョンが用意される

■ パブリックダンジョンは同じパーティーメンバーしか入れないインスタンス型ダンジョンと異なり、サーバー内の誰もが入ることができる

■ 通常のインスタンス型ダンジョンももちろんある

■ スキルバーには一度に限られた数のスキルしかセットできず、戦闘中以外ならいつでも入れ替えが可能

■ スキルスロットの最初の2つは現在装備している武器のライト攻撃とヘビー攻撃で使用、各クラスごとの少量の魔法、そして必殺技(Ultimate)が最後のスロットに入る

■ 必殺技(Ultimate)は、戦闘をうまくこなして“Finesse”が一定量溜まることで発動できる

■ ソロプレイの戦闘でFinesseを最大にするとボーナスで宝箱のLootが手に入る。また他のプレイヤーとの連携コンボでもFinesseを溜められる

■ 例えば盗賊(Rogue)が滑る油を地面にまき、魔術師(Mage)が魔法で火をつけるといった具合

■ 魔術師(Mage)が出した炎の嵐に戦士(Fighter)が回転して飛び込み、火の玉を発射することも可能

■ こうした要素は『Guild Wars 2』に似ている

■ 敵対プレイヤーのスキルとは連携することができない。つまり敵対勢力の盗賊がまいた油には魔術師が火をつけることができない

■ 盗賊ギルドやDark Brotherhoodも登場するが、それらのコンテンツをMMOで再現するのは難しいため、どのような形になるかはっきりしていない

■ NPC同士は互いに協力し、戦闘の際にプレイヤーのように振る舞う。またNPCはスタミナ(Stamina)を持つ

■ 開発チームは敵AIの向上を望んでおり、ただダンジョンの中でPullされるのを待つのではなく、プレイヤーは部屋全体の敵に襲われることになり、プレイヤーの取った行動に対応してくる

■ この主張は実際にデモで展示されたわけではない

■ プレイヤーはDark Anchorを破壊して戦士ギルドの名声(Reputation)を得る。Dark Anchorは空からランダムに降ってくる巨大なフックで、隣にはデイドラの守護神がいる。グループなら簡単に倒すことができ、参加した全員のプレイヤーが戦士ギルドの名声上昇を受けられ、最終的に新たなスキルやアビリティーといった報酬が手に入る

■ レイテンシー(回線状態)の都合により戦闘モデルはリアルタイムではない

■ 戦闘はスタミナバーを基本とし、プレイヤーはスタミナを消費して走る、ブロック、詠唱妨害、気絶からの復活といった行動を取ることができる

■ ブロックは重要な技のひとつで、冷気魔法の移動速度低下の二次効果などを防ぐことができる

■ スタミナはPvPにも適用され、CC(クラウドコントロール)スキルのクールダウンが長いことも踏まえるとスタミナ管理は重要。敵プレイヤーのスタミナがまだ残っている時にCCスキルを使うと効果はおそらくブロックされてしまうことになる

■ ZeniMaxはスタミナバーによってプレイヤーがタンク職のようなこともできるようになるため三位一体を壊せると感じている

■ しかしヒーリング(回復)もゲーム中の重要な部分のひとつ

■ スタミナによるブロックやヒーリングが存在する理由のひとつとして、Aggroシステムは採用していない

海外サイトExaminerでは、雑誌スキャンからのものと見られる多数のスクリーンショットやコンセプトアートが掲載されているので気になる方はチェックです。(ソース&イメージ: NeoGAF)


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