■新たな魔法使い達
新キャラクターも多数登場し、新たなクエストで魔法使い達の更なるエピソードが繰り広げられる。
●ガラハッド/魔物に最も近い魔法使い
男は、半ば伝説として語られている存在である。ガラハッド。「魔物に最も近い魔法使い」とも呼ばれている。その異名に相応しい奇怪な姿で、魔物達に挑み続けている。何かに取り憑かれたかのように、男は血を求めていた。もし、本当に「取り憑かれた」のだとしても無理はない。ガラハッドが今まで生贄にした魔物の数は、千を優に超えると言われる。生贄にした数と同じだけの「魂」が、男の右腕に宿っている。その魂たちが、男の意思とは関係なく、暴れだそうとする。「生贄の代償」は、腕のみならず、ガラハッドの心身を蝕んでいる。もはや動くだけでも体が痛むらしく、苦痛に顔を歪めている。それでも、ガラハッドは魔物と相対するのをやめようとしない。男は何も語らず、ただ頑なに殺し続ける。「魔物に最も近い」ということは、いつ本物の魔物になるか分からないということ。男に誰も関わろうとしないのはそのためだ。血塗られた道を歩むほどに、男は人間扱いされなくなり、孤独になった。だから、誰も知りえなかった。魔物に最も近い男が、まだ失わずにいる微かな「人間らしさ」を――。

ガラハッド
●モルドレッド/アヴァロンを裏切った元・魔法使い殺し
男は、かつてアヴァロンの中でも指折りの魔法使いだった。名は、モルドレッド――。彼のアヴァロンでの役割は、「魔法使い殺し」。「掟」を破った魔法使いを葬る刺客である。モルドレッドの顔を見たら、死を覚悟しなくてはいけない――。アヴァロンの魔法使いの間では、有名な話だった。「魔法使い殺し」という異名が放つ畏怖。それが掟を破ることへの抑止力にもなっていた。その彼が、何故アヴァロンを裏切ったのか?明確な理由を知る者は、少なくともアヴァロンには存在しない。白い装束を身に着けている辺り、例の話は本当だったのだろう。モルドレッドは、アヴァロンの敵対組織である「サンクチュアリ」に加入したらしい。皮肉にも、現在でもその異名は変わっていない。「魔法使い殺し」のままだ。サンクチュアリの刺客として、アヴァロンの魔法使いに制裁を与える役目。昔と変わったのは、昔の仲間に「裏切り者」と罵られるくらいだろう。サンクチュアリは、本来「生贄」を禁じている。殺生は必要最低限と決められているという。救いを説く殺し屋。この男の存在は、矛盾だらけである。

モルドレッド
●リオネス/悪徳魔法使いボーマンの妹
悪徳魔法使い「ボーマン」の妹。……だと、自称している女魔法使い。優しげな口調とは裏腹に、その「がめつさ」はボーマン譲り。兄から継承した「詐欺まがいのやり口」で、金を巻き上げる。さんざん他人を騙しておきながら、兄に対する思いは純粋そのもの。むしろ異常なほどの忠誠心で、狂信的なまでに絶対視している。弱みでも握られているのかと疑う者もいるが、本人は否定する。「兄様という光が無かったら、私は世界を「直視」できませんわ」それを聞いて笑う者もいるが、本人はいたって本気のようである。過去に二人を結びつける事件があったようだが、それについては頑なに口を閉ざしている。特殊な「心眼」を備えており(本人はそう言い張っており)その力を活かしてボーマンの「右目」になるのだという。ボーマンが営む「怪しげな店」で、怪しげな商いを行っている。魂の「色」を見抜き、その人物の未来を言い当てるという。ボーマンが営む店には、他にも怪しげな人物達がたむろしている。彼らも、「ボーマンの家族」だと言われているが……。

リオネス
■進化する魔法バトル
●神速剣
素早い移動が可能になる「隼の羽」と近接の武器魔法を組む合わせることで目にも止まらぬ速度で敵を切りつける。

神速剣 ショット1

神速剣 ショット2

神速剣 ショット3

神速剣 ショット4
●地面パンチ
巨大から巨大な拳を突き上げる近接の隆起供物がさらにパワーアップ。『SOUL SACRIFICE』では突き上げる拳は一つだけだったが『DELTA』では大量の拳が突き出る。さらに力を溜めながら移動することも可能になっており、性能だけでなく使い勝手も大幅に向上している。

溜め地面パンチ ショット1

溜め地面パンチ ショット2

溜め地面パンチ ショット3

溜め地面パンチ ショット4
■魔法連携が共闘を更に熱くする!
●球根爆弾+
設置後、魔力が触れることで爆発する球根も、『DELTA』では更なる進化を遂げている。設置後に周囲の空中に機雷魔法である綿毛を放つことで、その綿毛を吸い込んで強力な爆弾に変えて打ち上げるのだ。

球根爆弾+浮遊機雷 ショット1

球根爆弾+浮遊機雷 ショット2

球根爆弾+浮遊機雷 ショット3
■新たなる魔物
『DELTA』では人型魔物だけでなく下等魔物も新たに追加される。それらの魔物もグリム等の童話を基に生まれたものである。
●フェアリー/反逆の革命蜂
・女王蜂となるのに必要なのは「運」だ。卵として生まれた瞬間は、平等に可能性を持っている。特別な餌を与えられた卵のみが女王になるのだ。一方で、「働きバチ」の大半がメスである。ただし、その大半が繁殖能力を有していない。それも与えられる食事のせいだとも言われている。メスとして生まれながら、メスとしての最も大事な機能すら奪われる。究極の絶対王政。その主従関係が崩れることはない。
・もっと平等な社会を――。働き蜂たちの間で、そんな欲望が湧いたとしても不思議ではない。それが魔力の残滓と結びついた時、彼らの自我は肥大化した。統率が取れていたはずの働き蜂達の中に、規律を破るものが現れだす。見つけた蜜を独り占めする働き蜂が現れ始めたのだ。蜜を独り占めした働き蜂は、体つきが大きくなる。思考が広がり、物事を深く考えられるようになる。そうして得られた知能で彼らは考える。女王蜂の打倒。人間社会で言うところの「革命」だ。反逆の働き蜂たちは、人間の真似をして装備をつくることにした。すると、一匹が通常のハチ数百匹分の戦力になった。装備を充実させた働き蜂の「革命軍」は、故郷の巣へと向かう。自然界に組み込まれた原理ではありえないはずだった。同じ種族同士の殺し合い。それまでは、本能に刻まれた「抑制ないしは抑圧」が働いていたのだ。自我と欲望の肥大化は、その「枷」を破壊した。働き蜂達の革命運動は、抑圧の象徴である「女王」の死を持って完成されたのだ。

フェアリー
【行動特徴】
攻撃が当たったと思っても、一瞬の高速移動で回避している。特に投擲魔法などの遠距離攻撃は標的にしづらい。手に持った「槍」と、蜂特有の「毒針」で攻撃をしかけてくる。
■キャラクターカスタマイズ「我が肖像」が大幅進化
この世界は「ある魔法使い」の日記に書かれている世界。つまりいつでも書き換えることが出来る。プレイヤーがいつでも好きなようにコスチュームや顔の色・形だけでなく性別までも変更できるというのは『SOUL SACRIFICE』の特徴的な部分だったが、『DELTA』ではそのキャラクターカスタマイズパートである「我が肖像」が大幅にパワーアップしている。コスチュームの数が増え、上下で別のコスチュームを設定可能に、女性キャラクターは骨格・顔共により女性らしく、等の進化と共に「アクセサリー」が追加される。更に、アクセサリーは100種類以上を用意!
●魔物由来のアクセサリー
アクセサリーは主に頭部に付ける装飾品だが、中には人型魔物に由来するアクセサリーが存在する。これらのアクセサリーは非常にレアでコンプリートするにはかなりのやり込みが必要となる。
・衛兵の兜
「ケルベロス」に関連するクエストで入手できる。

衛兵の兜
・金貴族の仮面
「グリフォン」に関連するクエストで入手できる。

金貴族の仮面
・貴女の頭飾り
「ハーピー」に関連するクエストで入手できる。

貴女の頭飾り
■魔物との駆け引きが熱くなる!
●ボスカウンター
『SOUL SACRIFICE』では下等魔物に対してのみ可能だったカウンター攻撃が『DELTA』では人型魔物に対しても発動可能となる。人型魔物の強力な攻撃を見切ってタイミング合わせることで、大ダメージを与えることが出来る。

ボスカウンター ショット1

ボスカウンター ショット2
尚、10月10日より、価格改訂版となる『SOUL SACRIFICE PlayStation Vita the Best』が、カード版3,570円(税込)、ダウンロード版2,940円(税込)にて発売となっているので、まだ『SOUL SACRIFICE』の世界を体験したことの無いユーザーは、チェックしてみてはいかがでしょうか。

『SOUL SACRIFICE』の内容に加え、
2013年8月までに配信されたアップデート/魔物(クエスト)を含みます。
また、『DELTA』へのセーブデータ引継ぎも可能です。
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