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患者の脳内でトラウマを治療するホラーゲーム『Nevermind』が正式発表、プレイヤーの心拍数を読み取る機能を搭載

海外にてそんなバイオフィードバックを採用し、プレイヤーの体の状態を検知するホラーゲーム『Nevermind』が正式発表されました。

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Valveが発汗および眼球トラッキングへと興味を示し、国内ではバンダイナムコゲームスがプレイヤーの心拍数を計測する大型アーケードゲーム『ダークエスケープ 3D』を稼働するなど、VRデバイスと共に徐々に世に出始めているゲーム分野での「バイオフィードバック」。海外にてそんなバイオフィードバックを採用し、プレイヤーの体の状態を検知するホラーゲーム『Nevermind』が正式発表されました。

南カリフォルニア大学のメディア課程にて業界のベテランErin Reynolds氏と学生チームが2012年から開発をスタートした『Nevermind』は、『Myst』のようなタイトルに影響されたパズル攻略を有する一人称視点アドベンチャーゲーム。プレイヤーは最先端のテクノロジーによって脳内へと入り込む「Neuroprober」となり、パズルを解きつつ記憶の断片を集め、通常の治療手段では効果を出せなかったなかった重度のトラウマを持つ患者たちの心の傷を治していくことになります。



さまざまな患者のトラウマと脳内世界がユニークかつサイコホラーに描かれる点も魅力的ですが、前述したように本作最大の特徴はバイオフィードバックを採用している点。『Nevermind』ではGarmin社が販売しているウェアラブル型の心拍数モニターデバイスに対応しており、どのような効果なのか詳細は不明なものの、プレイヤーの心拍数の変動がゲームプレイにも直接影響を与えることとなります。デバイスはGarmin製だけでなく、Polar社やKinect 2.0などにも対応していく予定。またデバイスを所有していないユーザーは、視点の揺れや移動操作に呼応してバイオフィードバック体験がエミュレートされると記されています。

バイオフィードバックを採用しホラーに新たな息吹を吹き込もうと挑戦するPC/Mac向けにリリース予定の『Nevermind』は、現在Kickstarterにて25万ドルの獲得を目指すクラウドファンディングを実施中です。
《ishigenn》
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