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戦隊モノ制作ゲーム『Chroma Squad』が権利問題に直面、「パワーレンジャーズ」の制作元と協議中

『Chroma Squad』。開発元Behold Studiosが位置するブラジルで人気の戦隊モノTVシリーズを題材にした同作が、『パワーレンジャーズ』の権利を保有しているSaban Brandsと権利問題に直面していることが明らかとなりました。

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昨年7月にKickstarterで開発資金9万ドルを獲得し、今年3月の最新トレイラーではフルの日本語吹き替えで大きな注目を集めた『Chroma Squad』。開発元Behold Studiosが位置するブラジルで人気の戦隊モノTVシリーズを題材にした同作が、『パワーレンジャーズ』制作元のSaban Brandsと権利問題に直面していることが明らかとなりました。

『Chroma Squad』は戦隊モノTVシリーズを制作していくシミュレーションターンベース型のストラテジーゲーム。プレイヤーは撮影スタジオのマネージャーという設定で、戦隊メンバーを演じる俳優や撮影用の機材を確保し、武器とコスチュームを自由に決め、オリジナルの戦隊モノを制作していきます。各エピソードの撮影をターンベースRPGの要領でクリアしていき、無事1クールを終えることが目標です。

「パワーレンジャーズ」や「電撃戦隊チェンジマン」、「キャプテン・プラネット」などの作品にインスパイアされていることが伝えられていた『Chroma Squad』ですが、現在その「パワーレンジャーズ」の制作元であり海外での権利を保有しているSaban Brandsと協議中であることをBehold Studiosは明らかにしています。現時点で彼らに突きつけられている選択肢は"法的な手段でゲームをリリースできないようにする"か、"Saban Brandsにロイヤリティを支払う"の2つ。なかなか辛辣な選択肢に見えますが、Behold Studios曰く友好的に協議しており、ロイヤリティを支払う方向で話は進んでいるようです。

Kickstarterの出資者向けアップデートにてBehold Studiosは「アメイジングな戦隊カルチャーはおもに日本のものだが、世界中でもファンが増加してきたこと」や、「一般的な特撮、日本のスーパーヒーロー、アニメ、仮面ライダー、子供のころに刺激され現在も影響を受けているもの全て」に関して話し合っているとコメント。「パワーレンジャーズ」だけが『Chroma Squad』の題材ではないことを暗に示唆しながらも、ゲームの発売へ向け友好的に問題を解決していく意向を明らかにしています。
《ishigenn》
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  • スパくんのお友達 2017-05-19 2:51:11
    とりあえずゲーム内でSaban Brandsが怒鳴り込んでくるイベントが追加されるな。
    0 Good
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  • スパくんのお友達 2014-07-22 4:24:41
    >>37
    というかね、揉めに揉めてる案件ならまだしも双方前向きに決着つけようとしているものをこねくりまわして訳わからんディベートもどきをやってるのが理解できねえわ。何なんだろうねこれ。
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-22 2:52:54
    長々とおかしなこと主張してるけど単なる原理主義者ですね
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-22 2:39:18
    パワーレンジャー、こんどハリウッド映画になるらしいから
    権利関係は敏感になってんじゃないの
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-22 1:00:07
    カンフゥレインボゥレィザフォース
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-21 18:09:23
    コメント33までで徐々にレベルを上げてきたなと思ったが
    コメント35で一気に元のレベルに戻ったでござる
    2 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-21 18:08:15
    こうゆう濃いコンテンツの記事だけ一目散に群がるお前等って…輝いてるぜ
    自己満足の主張が飛び交うコメント欄とか、俺はゲハブログでも見てるのか?って錯覚になるのは気のせいだな
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-21 16:21:59
    >>33
    権利問題について啓蒙しよう、という気高い志を
    お持ちなのはわかるが、ちょっと認識がズレてるぞ。

    これは「戦隊もののフォーマット」のパロディでしょ?
    他のパロディとどう”意味が違う”のかわからんね。
    何のパロディであるにしても、権利者が駄目と判断したら
    駄目でしょ。実際、権利者から怒られてるパロディ作品なんて
    ちょっと調べれば腐る程出てくるよ。

    で、その判断に納得がいかなければ裁判で争う
    なんて事もあるかもしれないが、今回この開発元は
    「さもありなん」と前向きにとらえて、ライセンス料を
    払う方向で話し合っている。それだけの事じゃん。
    2 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-21 14:21:49
    そういえばパワーレンジャーズの会社って東映にロイヤリティ払ってんの?
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-07-21 13:42:27
    >>31
    それです。戦隊もののフォーマットの権利を持ってない人が、フォーマットそのものを使って商売をしようとしてるから問題なんです。戦隊パロディ物や何かの作品中の戦隊パロディエピソードとは意味が違うんです。
    後、このゲームが日本で商業展開するつもりなら東映だって問題にするでしょうが、海外のみで展開となっているなら「海外での権利を保有しているSaban Brands」が問題にするのが当然でしょう。
    このサイトの住人は人に文句を言うのが好きな割に、商売の根本とか権利関係の細部について向き合おうとしなさすぎじゃないでしょうか。利権ヤクザとかの言葉は使い場所が違う気がします。RPGという言葉を勝手に登録するバンナムとか、松阪牛とか勝手に登録する中国企業とかに使うべきかと。
    4 Good
    返信

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