『Call of Duty』はプレイヤーの学習能力を向上させる ー 米認知科学教授が研究結果を公表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『Call of Duty』はプレイヤーの学習能力を向上させる ー 米認知科学教授が研究結果を公表

『Call of Duty』のようなアクションゲームはプレイヤーの学習能力を向上させるという最新の研究結果を、ロチェスター大学の脳・認知科学教授Daphne Bavelier氏が発表しています。

ゲーム文化 カルチャー
『Call of Duty』のようなアクションゲームはプレイヤーの学習能力を向上させるという最新の研究結果を、ロチェスター大学の脳・認知科学教授Daphne Bavelier氏が発表しています。

Bavelier教授によると、人気FPSゲーム『Call of Duty』のプレイヤーは、プレイしていない人よりも記憶力や集中力、物事を多面的に捉える能力などが勝るとの研究結果が出たとしています。さらに、普段ゲームをプレイしていない人も、2ヶ月間、週5日ペースで毎日2時間ほど『Call of Duty』のようなFPSゲームをプレイすると同様の結果が見られたそうです。しかし、『The Sim 2』のようなシミュレーションゲームではこのような結果が得られなかったようで、FPSゲームが特に学習能力の向上に貢献するのではないかと語っています。

同教授はこの研究が学術的な知識獲得や勉強の助けとなってほしいとしながらも、特に若者世代は、ゲームをやり過ぎることによって学校の勉強や宿題をやる時間を削ってしまい、学習能力は向上しても他の脳の機能が悪化してしまう可能性があることから、この研究結果を勉強しない言い訳に使っていいものではないと釘を刺しています。同時に、現在販売されているFPSゲームは暴力的なものが多いことから、子供の学習にはふさわしくないという面も指摘しています。

新作が発売されたばかりの『Call of Duty』シリーズですが、面白いからといってやりすぎるのではなく、ほどほどにプレイして集中力を高めてから学業に挑む方が良いようです。
《Daisuke Sato》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 『Fallout 4』次世代アプデで多くのModが使用不可に―前提Mod「F4SE」が対応しなくなったため…対応策をご紹介

    『Fallout 4』次世代アプデで多くのModが使用不可に―前提Mod「F4SE」が対応しなくなったため…対応策をご紹介

  2. 『星のカービィ』生みの親・桜井政博氏がカービィを食べちゃった?美味しそうにフォークを入れる写真にファンも「だめぇぇぇぇぇ」

    『星のカービィ』生みの親・桜井政博氏がカービィを食べちゃった?美味しそうにフォークを入れる写真にファンも「だめぇぇぇぇぇ」

  3. 海外人気サンドボックスゲーム『Garry's Mod』製作者が任天堂関連のSteamワークショップアイテムの削除要求に応じる「二度とアップロードしないでほしい」

    海外人気サンドボックスゲーム『Garry's Mod』製作者が任天堂関連のSteamワークショップアイテムの削除要求に応じる「二度とアップロードしないでほしい」

  4. 廃墟となった東京に潜む怪異と戦え!ローポリスタイリッシュホラーアクション『NIGHTMARE OPERATOR』Steamストア公開

  5. Crazy Raccoon(CR)がエナドリ「ZONe ENERGY」とコラボ…じゃすぱー、だるまいずごっど、ありさか、Sellyの描き下ろしイラストもお披露目

  6. 自動化RTS『Oddsparks: An Automation Adventure』早期アクセス開始―へんてこ可愛いキャラクターの“スパーク”とクラフトし冒険の旅へ!

  7. チョルノービリ原発事故の処理にあたった決死隊を描く『Chornobyl Liquidators』6月配信決定!

  8. eスポーツ大会の真っ最中に「マウス充電切れ」のハプニング…!しかし咄嗟の機転でチームを勝利に導く

  9. 『スト6』リュウ、豪鬼の大迫力な“ミューラルアート”がTシャツに!経年とともにロゴが徐々に姿を現すクラックシャツは、手作業で数十回も塗り重ね

  10. 『ゼルダの伝説 ティアキン』UTコレクションが本日4月26日発売!胸ポケから覗く「コログ」など全6種類

アクセスランキングをもっと見る

page top