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凝ったシステムが魅力の復讐アクション『シャドウ・オブ・モルドール』プレイレポ

Monolithが開発を手掛け、ワーナーエンタテイメントジャパンから12月25日に発売される、PS4とXbox One用オープンワールド型アクションゲーム『シャドウ・オブ・モルドール(Middle-earth: Shadow of Mordor)』。

家庭用ゲーム PS4
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Monolithが開発を手掛け、ワーナーエンタテイメントジャパンから12月25日に発売される、PS4とXbox One用オープンワールド型アクションゲーム『シャドウ・オブ・モルドール(Middle-earth: Shadow of Mordor)』。先に発売された海外では高い評価を受け、「The Game Awards 2014」のベストアクション・アドベンチャー賞を受賞。死から追放された主人公を中心に、冒頭から繰り広げられる絶望が意味するものとは何なのか? 映画「ホビットの冒険」と「ロード・オブ・ザ・リング」の間にあたる物語として描かれ、特徴的な「ネメシスシステム」で注目されている本作のプレイレポートをお届けします。

■妻と息子の死

ゲーム起動直後から主人公のタリオンを中心に、激しく時系列が入れ替わりながら物語は展開していきます。突如として訪れる息子と妻の死ですが、その理由は冒頭のチュートリアル全てを終えた時に判明します。戦闘のチュートリアルとして息子を戦士にすべく訓練し、ステルスプレイのチュートリアルとして、最愛の妻にキスをしたり、妻をウルクから守るためにステルスキルを駆使。街を襲撃したウルク達から逃げようとしたタリオン達は、逆に捕まってしまい、一家全員首を切られ処刑されてしまいます。


■死から追放された主人公

妻子とともに首を切られた主人公ですが、復讐心と謎の幽鬼の力により完全には死なず、「死から追放された」と告げられます。プレイヤー自身の手で、タリオンが鋳造塔の金床に魂を打ち込んだところで本編の始まりです。オープンワールドを存分に楽しみながら、家族を殺したウルクをあの手この手で憎しみをこめて殺しつつ、レベルアップしながら情報を得てゲームを進めていくことになります。

本作にはアビリティポイントというシステムが用意されており、それを使用することで自分のアビリティを解放し、より優位に戦闘を進め、ウルクを支配して仲間にすることも可能になります。


■尋問で情報を手に入れていく

OPTIONボタンで軍隊長と小隊長の一覧を見ることができ、様々な情報をマップ中に存在する情報から入手し、小隊長などへの尋問によってアンロックすることになります。いわゆるヒラのウルクでは小隊長の大まかな情報しか知りませんが、虫と呼ばれているウルクは小隊長の特徴や弱点などを知っているという、階級や特性に応じた情報の持ち方が設定されているなどのギミックもあり、序盤からどんどんと小隊長を倒したくなってしまいます。しかし一方で、常に1対多を強いられるため、うっかりすると簡単にヒラにすらやられてしまいます。


世の中はいつも残酷なもので、タリオンが倒した小隊長の枠は空きますが、時間経過でまた新しいウルクが配属されることになっています。1回倒せばそれで終わりというシステムではないのが、従来のオープンワールドとの違いを更に引き立てる形になっています。突然全く未知のヒラウルクが小隊長に昇格することもありますが、一体どこから小隊長候補を引っ張ってきたのかは気になるところ。


■殴る、斬る、打つといった多彩な戦闘方法

拳で殴る、剣で切る、弓で射るといった多彩な戦闘方法に加え、ステルスキルが本作には用意されており、状況に応じて様々な方法で戦うことが出来ます。またアビリティを解放することで更に戦闘方法が増え、終盤ではダイナミックな戦闘方法も用意されています。

単に近距離での戦闘だけでなく、ゲーム開始直後から弓だけで2~3人の小隊であれば壊滅させることも可能ですし、奴隷を連れて移動中の2体のウルクに対して、後ろのウルクをステルスキルで、前のウルクを剣で殺すなど、ステルスキルからダイナミックキルへの派生も十分に可能です。


■画期的なネメシスシステム

本作には「ネメシスシステム」という、それぞれのウルクが個性や記憶を持つシステムがあり、タリオンに襲われたり、逆に倒した際の記憶を持ちます。また、彼らは常に派閥争いをしており、タリオンを倒した結果、階級が上がることもあります。例えば、再会したウルクは「前に殺したはずなのに…!」と驚いたり、「お前を殺すまでは死ねん!」と死なずに復讐しに戻ってきたりと、過去の自分の行動が敵の行動に影響を与えるシステムとなっています。現実世界では当たり前であり、ゲームでは当たり前ではない「記憶」という概念が、オープンワールドの世界の中では生き生きとしており、やればやるほど染みこんで行く感触を得ることが出来ます。


■CERO Zならではの過激な演出

タリオンはウルク達をサクサクと倒し、また、様々なウルクを尋問して情報を手に入れていきますが、尋問が終わったウルクは頭を掴まれ、額に剣を刺され、勢い良く引き抜かれた後に首をはねられる演出が入ります。血の色も黒めで、ミリタリーモノなどが好きな筆者としてはドン引きするようなグロさではありませんが、手足や首が飛ぶのが苦手なプレイヤーには少々過激かもしれません。ちなみに何回かタリオンを死なせてしまいましたが、タリオンの首は飛ばないようです。


■ミッションやチャレンジでやりこみ度はかなり高い

ウルクの奴隷になってしまったはぐれ者を解放する、指定の方法で時間内に規定数を殺害するなどのミッションやチャレンジが用意されています。内容に応じて、シームレスに達成されるものと、ステージ方式で行うものがあります。また、そういったミッションだけでなく、薬草などを集めるといった簡単なものもワールド中に配置されているものも多くあるため、どれから進めようか悩んでしまいます。


■ただのアクションゲームでは片付けられない凝ったシステム

本作をプレイして感じたのは、「ネメシスシステム」がそれぞれの敵キャラクターを生き生きと個性づけていて、ゲームを通して効果的に機能しているということでした。常に自分の行動した結果がゲームプレイに反映され、敵と共に同じ時間を過ごしているような感覚を覚えます。

「ネメシスシステム」が本作最大の特徴ではありますが、筆者としては、戦闘を開始する前にどこに移動し、どの方向からどう攻めるかといった、戦いのプランを立てられることも魅力の一つだと考えています。従来のオープンワールド型のゲームでは、敵が過剰なまでに主人公を感知したり、妙に追跡性能が高い傾向を感じていましたが、本作は程よい感知と、「見つかりそうで見つからない」緊張感を味わうことが出来ます。高低差を上手く活かした攻め方や逃げ方を行うことも可能で、より3次元的なアクションが楽しめます。

他のアクションゲームにはない独自のシステム、ロードショー中の新作映画「ホビット」とも共通したリッチな世界観とストーリー、それらを新世代ハードが織りなす最先端のグラフィックで味わえるのは、ゲーマーにとってまたとない体験となるはずです。

『シャドウ・オブ・モルドール』は、PlayStation 4とXbox Oneを対象に、2014年12月25日発売、希望小売価格は7,600円(税抜)。なお、PS3版は2015年3月5日に発売予定です。
《kuma》

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