アナリストがゲーム配信サービスTwitchを分析―人気タイトルTOP20も | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

アナリストがゲーム配信サービスTwitchを分析―人気タイトルTOP20も

2011年にライブ配信サービスJustin.tvから派生する形で誕生したゲーム特化型映像配信サービスTwitch。北米のゲーム専門調査会社EEDARのアナリスト、Patrick Walker氏がTwitchに関する興味深い分析結果を報告しました。

ニュース ゲーム業界
アナリストがゲーム配信サービスTwitchを分析―人気タイトルTOP20も
  • アナリストがゲーム配信サービスTwitchを分析―人気タイトルTOP20も
2011年にライブ配信サービスJustin.tvから派生する形で誕生したゲーム特化型映像配信サービスTwitch。北米のゲーム専門調査会社EEDARのアナリスト、Patrick Walker氏がTwitchに関する興味深い分析結果を報告しました。

今回のTwitch分析は、2014年Q4(第4四半期)のビューボリューム(30分間隔の視聴数)を基に行われており、人気のあるタイトルTOP20をシェアと共に海外メディアGame Industryで公開しています。


圧倒的な人気を誇る『League of Legends』

ランキングの上位には、1位に『League of Legends』(シェア26%)、2位に『Dota 2』(12%)とMOBAタイトルが続き、3位で『Hearthstone: Heroes of Warcraft』(9%)、4位に『Counter-Strike: Global Offensive』(9%)、5位には『World of Warcraft: Warlords of Draenor』(5%)がランクイン。e-Sportsで注目を浴びているタイトルが圧倒的な人気を誇っています。

Walker氏は、TOP20に『Destiny』や『CoD: Advanced Warfare』、『FIFA 15』、『GTA V』、『ウルトラストリートファイター IV』などコンソール機でも人気のタイトルが多数ランクインしていることを指摘し、Twitchがe-SportsとPCゲームだけでは無くなって来ていると分析しています。


コンソール専用タイトル『Destiny』

また、同氏は特定の日付のTOP10を提示し、ゲームのローンチやコミュニティイベント、ゲーム大会が一時的にビューボリュームを高める効果があると分析。具体的な例に下記を挙げています。
  • 2014年11月6日にリリースされた『CoD: Advanced Warfare』が発売日にシュータータイトルでトップに輝き、『CS:GO』が一時的に順位を下げている。

  • 2014年12月13日のカプコンカップ開催時に『ウルトラストリートファイター IV』が大きく順位を上げている。

  • 1月9日には、がん予防基金を募るチャリティーゲームマラソン、Awesome Games Done Quick 2015(AGDQ 2015、参考記事はこちら)の対象タイトル『GTA: Vice City』や『Trials Evolution』、『スパイロ・ザ・ドラゴン』の旧作ゲームがTOP10入りした。


AGDQ2015でTOP10入りした『スパイロ・ザ・ドラゴン』

上記は非常に興味深い例で、数値化しづらい企業やコミュニティによるイベント効果を推し量るものとも言えます。また、Walker氏は、コンテンツストリーマーにも注目。例として、Twitchで人気の配信者Yogscast氏が、TOP100に入っていない『Painkiller: Recurring Evil』をライブ配信した時には、7位まで上昇したことを報告しています。

これらのことを理由にPatric Walker氏は、Twitchのマーケティングやコンテンツプラットフォームとしての可能性を指摘。魅力的なコンテンツに加え、アップデートやイベントを提供することで、Twitchが小さいタイトルにもたくさんの機会を与えるだろうと締めくくっています。
《水京》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる

    日本語対応・MMORPGがSteamで無料配布中!建築家、ヒーラー、パン職人、皮なめし師など何でもなれる

  2. 駿河屋の全商品をメルカリで展開へ。両サービスで駿河屋.jpの商品を同一価格で購入可能に

    駿河屋の全商品をメルカリで展開へ。両サービスで駿河屋.jpの商品を同一価格で購入可能に

  3. 多くのゲームに影響与えるフォント問題に改善の兆し?「フォントワークス LETS」ゲーム組込オプションの終了が一時撤回、2026年3月31日まで延長に

    多くのゲームに影響与えるフォント問題に改善の兆し?「フォントワークス LETS」ゲーム組込オプションの終了が一時撤回、2026年3月31日まで延長に

  4. オープンワールドのサイバーパンクACT『NO LAW』発表!無法な街では“結果”こそがすべて【TGA2025】

  5. 全て最安値を更新!『アクトレイザー・ルネサンス』60%OFFに『風のクロノア 1&2』63%OFF、『あのすば』は77%OFF【eショップ・PS Storeのお勧めセール】

  6. 2027年『ロックマン』40周年に向け、さらなる新展開の予感?開発チーム「全力で取り組む」

  7. 『妖怪ウォッチ』の流れを継承するレベルファイブ新作『ホーリーホラーマンション』クロスメディア発表会ふたたび延期

  8. 2023年GOTY受賞者の「生成AI活用」発言が批判浴びる…しかし誤解も?すぐに釈明

  9. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  10. 『塊魂』の高橋慶太氏、自身の最新作は売上不振…海外メディアインタビューにて苦境を吐露

アクセスランキングをもっと見る

page top