障がいを持つ人々の身体の不自由な箇所を補助する技術は、アシスティブ・テクノロジー(Assistive Technology)と呼ばれています。SpecialEffectはアシスティブ・テクノロジーの専門家によって2007年に設立され、通常のコントローラーを持つことができない人々へ向けて、顎で操作できるジョイスティックや足で使えるボタン、視線入力や音声入力が可能なコントローラーを専属技術チームと共に製作しています。
最近では、大手食品メーカーのモンデリーズ・インターナショナルと組み、目の動きでカーソルを動かしゲームに登場する3Dのモンスターを製作できる装置を開発しています。これはモンデリーズが使用している試作品を製作する技術を用いており、そこでデザインしたモンスターは3Dプリンターを使って立体物として出力もできるそうです。
SpecialEffectはオックスフォードシャーの施設に技術者と一緒にコントローラーを体験出来るショールームを備えていますが、遠くから来るのが難しい人には、同社の担当者が直接説明に訪れるという活動も行っています。
どんな人でもビデオゲームを楽しむことができるアシスティブ・テクノロジーにより、ゲームファンの層はどんどん広がっていくことでしょう。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲーム機 アクセスランキング
-
Xbox版Meta Questが発売? Meta Horizon OS がApple Vision Pro並みになる隠し球とは【特集】
-
海外サイトが選ぶ「初代ゲームボーイ名作タイトルベスト25」
-
PC/PS/Xbox全対応!さらにスイッチでも使えるロジクール製ワイヤレスゲーミングヘッドセット「ASTRO A50 X」5月16日発売
-
レトロゲーム互換機「POLYMEGA」新モジュールで「ニンテンドウ64」に対応へ!
-
「ROG Ally」microSDが機能しない問題について公式発表―特定の熱ストレスが原因の可能性
-
クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」40万ドル分が行方不明に―GDCの講演にて発表、荷物が“倉庫ではなく建設現場”に配送された痕跡も?
-
ドラマ版が近日公開の『Fallout』とコラボしたElgato配信者向けデバイスが発表!
-
DS再び!?任天堂が2画面の小型デバイス特許を新たに取得―分割しての2人プレイも可能
-
Valve製じゃないのにSteamOS搭載!AYANEOの低価格帯新ポータブルPC「AYANEO NEXT LITE」発表
-
去り行く「ILLUSION」に、『VRカノジョ』をプレイしながら敬礼! “とっておき”に触れた別れの夏