【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も

E3 2015に先だって行われたEAのプレスカンファレンスで、鳴り物入りで発表された『Unravel』。横スクロールのパズルアドベンチャーで、PS4、Xbox One、PCでのリリースが予定されています。

家庭用ゲーム PS4
【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も
  • 【E3 2015】スウェーデンで作られる美しい毛糸アクション『Unravel』をプレイ―日本発売予定も


E3 2015に先だって行われたEAのプレスカンファレンスで、鳴り物入りで発表された『Unravel』。横スクロールのパズルアドベンチャーで、PS4、Xbox One、PCでのリリースが予定されています。開発スタジオはスウェーデンの開発会社、Coldwood Interactiveで、北極の南400kmに位置するウメオ市に本社を構える、社員数14名の小さな企業。いわばEAがプッシュする「インディゲームの隠し球」だと言えるでしょう。

E3のEAブースでは二階に特設スペースが設けられ、CTOのヤコブ・マークランド氏による簡単なプレゼンテーションを経て、試遊することができました。これがカジュアルながら良質な内容で、思わず30分近く遊びこんでしまい、「次の人と交替を・・・」とスタッフから肩を叩かれてしまったほど。日本でも発売が予定されているという、本作の魅力について紹介しましょう。

主人公はお婆さんの籠から転がり落ちた、赤い毛糸玉から生まれた「Yarny」です。Yarnyは家から庭に出て、森の奥へと体から糸を伸ばしながら進んでいきます。ステージにはさまざまな仕掛けがあり、中には即死トラップ(水たまりに落下するなど)もちらほら。これらを毛糸をつかったさまざまなアクションでクリアしていくのが、基本的な内容となります。



ステージ上にはいくつか毛糸をひっかけたり、結んだりできるポイントがあります。Yarnyは毛糸を投げかけてポイントに引っかけ、体を上に持ち上げたり、毛糸を使って高いところから下に降りたりできます。また二つのポイントで毛糸を結び、ポイント同士を毛糸でつなぐと、毛糸の上を歩いたり、毛糸の上で飛び跳ねて普段より高くジャンプしたり、リンゴなどを毛糸の上に乗せて動かしたりできます。

ただし毛糸をのばすとYarnyの体がどんどん痩せていき、ある程度以上は伸ばせないのがポイント(毛糸人形だから!)。一方でステージ上には毛糸の補充ポイントがあり、そこまで到達するとYarnyの体が元に戻ります。つまり補充ポイント間の一定範囲を、いかに限られた長さの毛糸を使って仕掛けをクリアし、先に進んでいくかがキモのパズルゲームというわけです。



またステージには、どこか家族を連想させる映像が表示されるポイントもありました。ゲームの冒頭に登場するおばあさんは、赤ん坊の写真を眺めてため息をついており、何かの伏線かもしれません。ゲーム内のテキストは操作方法の説明など最小限に抑えられており、Yarnyが森の奥に進んでいく動機付けも謎。それだけに遊びながら、いろいろと想像が膨らみます。

こんな風にゲーム内容はファンタスティックですが、背景グラフィックは写実的で、自然描写が美しく、癒やしすら感じてしまうほど。マークランド氏はプレゼンで、このゲームを通してスタジオの周囲に広がる豊かな自然や、人と人との結び付きを感じて欲しいと説明しました。実際、Yarnyが体から伸ばす毛糸は、人と人をつなげる暗喩の意味もあるそうです。



スウェーデンのゲーム業界といえば、『バトルフィールド』のEA DICE、『マインクラフト』のMojang、『ハーツオブアイアン』のパラドックスインタラクティブと、大小さまざまな企業が存在し、活性化しています。そうした中、この小さな独立系企業が作り出した毛糸人形がEAの力を借りて、どのようなゲーム体験を世界に提供するのか。大いに期待したいところです。

記事提供元: インサイド
《インサイド》
【注目の記事】[PR]

家庭用ゲーム アクセスランキング

  1. Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決

    Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決

  2. 『デススト2』兎田ぺこらさん出演オファーはコジプロ側から。発売2年前から提案していた

    『デススト2』兎田ぺこらさん出演オファーはコジプロ側から。発売2年前から提案していた

  3. 音も画面もまるで“あの頃”『ツインビー』などに関わった実力派スタッフが贈る縦シュー『バウンティシスターズ』本日12月18日発売

    音も画面もまるで“あの頃”『ツインビー』などに関わった実力派スタッフが贈る縦シュー『バウンティシスターズ』本日12月18日発売

  4. 農場シム『Stardew Valley』2025年秋に配信予定だったスイッチ2エディションの最新情報はまもなく公開―次期アプデに関するヒントも

  5. 『Forza Motorsport』主要コンテンツのアップデートは2025年で終了へ―日本舞台のシリーズ最新作『Forza Horizon 6』に注力するため

  6. 入力遅延が著しい…スイッチ2版『スカイリム』はスイッチよりグラフィック大幅向上、しかし“30fps制限”など問題も

  7. リメイク作『悠久幻想曲リバイバル』スイッチ版が発売。オリジナルスタッフ集結、ビジュアルは全描き下ろし

  8. 『ポケモンZA』色違いゲッコウガの口の中こっそり修正―マフラーはやっぱり舌だった

  9. 『空の軌跡 the 2nd』スイッチ2/スイッチ/PS5/Steam向けに2026年発売!シリーズ第2作を完全フルリメイク

  10. 『Stellar Blade』はすべての国で無修正版を提供する―公式Xが明言、同業者には戸惑いも

アクセスランキングをもっと見る

page top