
昨年11月に、非対称のマルチプレイヤーサバイバルホラー『The Flock』のアルファ版プレイ映像をご紹介しましたが、デベロッパーのVogelsapは、本作のリリース時期が2015年Q3に決定したことを発表するとともに、驚くべき要素の搭載を明らかにしました。
本作のマルチプレイマッチではまず全プレイヤーがエイリアンのような種族“Flock”として参加し、マップに出現する奇妙な照射装置“Light Artifact”の獲得を目指します。Light Artifactに触れたプレイヤーは人型の“Carrier”に変化して、Light Artifactの光でFlockを倒すことができるようになります。光を照射されたFlockは、その場に停止することで死亡を回避できるそうです。


FlockがCarrierを倒した場合は、Flockだったプレイヤーが次のCarrierとなり、以前のCarrierは新たなFlockとして復活します。Flockの目的は生き残ることのみ。Carrierの目的はFlockを倒すか、特定のオブジェクトに光を照射してキャプチャします。


ここからが驚きの要素ですが、Flockとしてプレイヤーが死亡した場合、ゲーム全体のFlock人口が減少します。もし減少が続いて人口がゼロになってしまった場合は、ゲームオーバーとなりゲーム自体の販売が停止されてしまうのです。本作を持つSteamユーザーは最後のクライマティックなイベントにアクセスする必要があり、その後ゲームは期限切れとなります。
クリエイティブ・ディレクターのJeroen Van Hasselt氏は「マルチプレイヤーゲームは多くのプレイヤーを引きつけるが、ゲーマーはいつか関心を失い、プレイを完全にやめてしまいます」と一般的なマルチプレイゲームの宿命を挙げるとともに、「プレイヤーが熱心に次の展開を予想し、記憶に残るクライマックスで終わる。The Flockでは畏怖を感じる体験して欲しい」と語っています。


『The Flock』はPCを対象に2015年Q3にSteam配信予定。前述のようにいつかプレイできなくなる可能性がありつつも、本作はFree-to-Playではなく有料タイトルとして販売されます。今のところ価格は伝えられていません。











