【PAX Prime 2015】キャラのカスタマイズ要素も公開、五十嵐孝司氏が『Bloodstained』の資金調達とデザインを語った | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【PAX Prime 2015】キャラのカスタマイズ要素も公開、五十嵐孝司氏が『Bloodstained』の資金調達とデザインを語った

今年5月にKickstarterで実施された『Bloodstained: Ritual of the Night』の資金調達は世界中のゲームユーザーから大きな注目を集めました。主導するのはコナミで『悪魔城ドラキュラ』(Castlevania)シリーズを開発してきた五十嵐孝司氏です。

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今年5月にKickstarterで実施された『Bloodstained: Ritual of the Night』の資金調達は世界中のゲームユーザーから大きな注目を集めました。主導するのはコナミで『悪魔城ドラキュラ』(Castlevania)シリーズを開発してきた五十嵐孝司氏です。

IGAという愛称で米国でも大人気の五十嵐氏はシアトルのPAX Prime 2015のパネルに出席し、コナミからの独立や『Bloodstained』の立ち上げについて語りました。パネルには開発元のインティ・クリエイツの會津卓也社長と、プロジェクトで重要な役割を果たしているDDM AgentのBen Judd氏も出席しました。



独立し、新作に挑戦


長年勤務したコナミから独立した五十嵐氏ですが、誘ったのはBen氏だったようです。Ben氏は先にKickstarterで資金を集めた稲船敬二氏の『Mighty No.9』に刺激され、五十嵐氏も同じようなチャレンジができると考えたそうです。二人によれば、独立後は企画書を持ってかなり多くのパブリッシャーに提案して回ったそうです。

「1年くらいでしょうか。みんな"お、いいね"と言うんです。でも返事が2週間くらいなくて、問い合わせてみると"予算的にちょっと"と言われるんです」と五十嵐氏は振り返りました。それなりに開発規模が大きいため、そこがネックになったようです。既存のパブリッシャーモデルに頼れないことから、Kickstarterで市場性を証明する必要が出てきました。

しかし地力で調達することで良くなった面もあると言います。「最初は世界各地を回るようなゲームでした。それはパブリッシャーからのリクエスト。でも彼らを頼らないと決めて、皆が好きと言ってくれる"お城"にフォーカスできるようになりました」(五十嵐氏)。Ben氏はパブリッシャーのビジネスモデルを考慮して、DLCでステージ追加が容易な世界観を用意していたようです。

『Bloodstained』のビジュアルデザイン




主人公のミリアムはインティ・クリエイツのデザイナーである夏目裕司氏が手掛けました。五十嵐氏からのリクエストは、錬金術士で改造されたような人間。結晶が体を侵食しているような人がリクエストとして出されたそうです。それに対して上がってきたデザインが、ステンドグラスのような美しいデザインで、薔薇が描かれたものだったそうです。五十嵐氏も「テッシュペーパーを丸めると薔薇のようになる、侵食してくる結晶が集まる様子で良いのではないか」と感じたそうです。

実はミリアムのデザインは当初はもっと露出度が高かったそうです。肩の部分にステンドグラスが描かれていて、「できるだけ見せたい」という理由で露出度が高かったそうです。Kickstarterをやるにあたって"もっとタフなイメージがいい"ということで、露出度は低めになっていったそうです。會津氏も「日本人の好みからは少し離れていった感じですね」と振り返りました。



パネルでは新しいコンセプトアートも公開。これも夏目氏が描いたもので、コスチュームのカスタマイズ要素があることが明らかになりました。五十嵐氏は「体全体は難しそうですが、頭のアクセサリくらいは変えられるようにしたい」と話していました。装備のアクセサリを変えることで見た目やパラメーターが変化するようです。また、髪型や髪の色も変えられるそうです。

コンセプトアートの左下はインティ・クリエイツの『ガンヴォルト』とのコラボデザイン。「勝手にコラボさせてます。こういうのもあったら楽しいかなと」(會津氏)とのことでした。

また、先日のgamescomでは斬月(Zangetsu)というキャラクターも発表。五十嵐によれば、当初は騎士だったそうですが、企画の人と話をしている中で"五十嵐さんのゲームには日本人が出ないですよね"ということで、サムライに挑戦することになったそうです。これも夏目氏が描き、御札で戦うようなキャラクターだそうです。

『Bloodstained』について資金調達とビジュアルデザインの面から語られた一時間で、新たなコンセプトアートも公開され大盛り上がりのパネルとなりました。セッション終了後にも来場者がステージに集まり会話が弾むなど、五十嵐氏の人気を再認識させられるものでもありました。発売予定は2017年5月と先になりますが、今後の情報が楽しみですね。

記事提供元: インサイド
《インサイド》
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