9月17日より幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2015にて、Treyarchが開発を手掛ける最新作『Call of Duty: Black Ops 3』のクローズドプレゼンテーションが行われたので、その模様をお伝えします。
John Rafacz氏
今回は本作のディレクターJohn Rafacz氏が登場し、「ロスの温暖な空気を持ってこれなくてすみません」と冗談を飛ばして記者たちを笑わせてくれました。このプレゼンは先日、ドイツで行われたgamescom 2015のプレゼンとほぼ同内容とのことで、ストーリーキャンペーン/マルチプレイヤー/ゾンビモードについては既に明らかになっている情報を改めて説明しました。
同氏はまず、2060年以降に舞台を移したストーリーキャンペーンモードから紹介。世界観やCo-opキャンペーンについて説明したのち、Co-opにおけるロビー的な役割を果たす「隠れ家」の映像を初披露。ここでは部屋の中を自由に動き回れ、武器やCyber Coreなど、自身のロードアウトを設定できるほか、Wikipediaのような百科事典から、本作における様々な情報が閲覧できるようになっているとのこと。
続いて、マルチプレイヤーモードに移り、高速移動や壁走りなど柔軟でより直感的になった移動やそれぞれが異なる能力を持つ9人のスペシャリストを説明。ゾンビモードでは、ロン・パールマンやジェフ・ゴールドブラムをはじめとするハリウッドスターキャスト陣と40年代ノワール映画風の世界観を説明してプレゼンは終了しました。
マルチプレイヤーにおける分身、スペシャリスト
名優が出演するゾンビモード「Shadows of Evil」
続いて行われたのは質疑応答。編集部ではキャンペーン/マルチ/ゾンビ各モードに対して1つずつ質問を用意。いくつかの新情報を話してくれました。まず、本作のストーリーキャンペーンは、結末が複数あった『BO2』のどのエンディング後なのかを問うと、前作の物語をリスペクトしているとしたうえで、特定のエンディング後ではなく、メネンデスの事件を踏まえて変遷を遂げた世界情勢を基にしているとのこと。
そして、マルチプレイヤーに関して、将来的なスペシャリストの追加について聞いたところ、Rafacz氏ははっきりとは否定しませんでした。しかし、現状のスペシャリスト9人は様々なゲームバランスを考慮してこの人数になったので、今は検討していないそうです。ところが、しばらくは9人でやっていく、とも話していたので、追加される可能性もあるかもしれません。また、過去にあったシアターモードに関しては搭載している、と明言しました。
最後にゾンビモードの新情報として、トレイラーに登場するキャンディは、旧作に登場したジャガーノグやリバイブといった特殊能力を付与する飲料自販機に置き換わるものか、と質問すると、「はい」と一言。過去作品より多数の能力が用意されているようですが、その種類を具体的に聞くと「実際にプレイして確かめてください」とのことでした。
最後のフォトセッション
続々と新情報が判明していく『Call of Duty: Black Ops 3』はPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PCを対象に、国内で11月6日発売予定。