『Talisman』のコンピュータゲーム版で知られるNomad Gamesは、1982年より、世界各地で出版された有名ゲームブックシリーズ「ファイティング・ファンタジー」の世界観を用いたRPG『Fighting Fantasy Legends』をSteam、およびApp Store, Google Playにて配信開始しています。
「ファイティング・ファンタジー」シリーズはイギリスのゲーム作家スティーブ・ジャクソン(なお、有名TRPG「GURPS」を手掛けたのは米国の同姓同名の別人)と、『Warhammer』シリーズなどで知られる後のゲームズ・ワークショップの創設者イアン・リヴィングストンのコンビを中心に制作されたゲームブックシリーズ。日本でも当時翻訳版がリリースされており、ゲームブックブームの立役者となりました。
本作『Fighting Fantasy Legends』は、巻ごとに完全に異なる世界観の内容が描かれることもあった「ファイティング・ファンタジー」の中でも、複数の話で用いられたファンタジー世界のアランシア大陸を舞台として、人気タイトル「火吹山の魔法使い」「盗賊都市」「バルサスの要塞」をベースとした、新たな冒険が繰り広げられることになります。
ゲームは数々の選択肢で物語が分岐するゲームブックと、カードゲームを組み合わせたようなスタイルで展開。プレイヤーは、バーバリアン、ドワーフ、エルフのうちからキャラクターを作成することが可能です。行動判定は、「ファイティング・ファンタジー」シリーズで用いられた「技術」「運」「体力」の3つの能力値をベースとした内容だけでなく、レベルアップなどでの、使用ダイスのアップグレードなど独自のシステムも搭載されています。
『Fighting Fantasy Legends』は日本語にも対応。コアなゲーマーには懐かしいかもしれない世界を日本語で探索することが可能です。なお、「ファイティング・ファンタジー」シリーズの各作品は、様々な会社によって「火吹山の魔法使い」を含めて、多数が当時の内容を残しながらコンピューターゲーム化され、一部はSteamでも販売されていますが、それらは日本語についてはサポートされていませんでした。
『Fighting Fantasy Legends』PC版はSteamではWindows/Mac向けに980円で配信中。スペシャルプロモーションとして、2017年8月4日まで10%引きの882円にて購入できます。iOS/Android版はそれぞれのストアにて、600円で配信されています。
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