NCのMMORPG『AION』シリーズ最新作『AION2』が、2026年9月にリリース予定です。自由度の高いキャラメイク、8クラス、200超のダンジョンなどが明らかになっています。
本稿では、Summer Game Fest Play Days 2026にて、NCで本作の開発とビジネスの責任者を務めるペクスンウク氏らが語ってくれたゲームシステムの詳細と、「18年前に叶えられなかった夢を注ぎ込んだ」そう語るペク氏へのインタビューをお届けします。
自由を極めたキャラクターカスタマイズ

『AION2』ではキャラクリに力が入っており、体型や髪型から顔のパーツに至るまで何百もの調整オプションが用意されているのだそう。色やまつ毛、唇など細部までこだわり抜いた設定が可能です。完成したデザインは他のプレイヤーと共有することもできます。さらに、100種類以上の衣装セットが存在し、パーツごとに組み合わせて独自のスタイルを作り上げることが可能となっています。
武器やペットについても多彩なラインナップが揃っており、重厚でシリアスなデザインから、遊び心のある可愛らしい見た目のものまで幅広く選択できます。
ゲームローンチ時のクラスはグラディエーター、テンプラー、アサシン、レンジャー、ソーサラー、スピリットマスター、クレリック、チャンターの8つから1つを選べます。
シリーズを象徴する翼

『AION』の代名詞とも言える翼は『AION2』でも単なる美しい装飾にとどまらず、いつでもどこでも自由に空を飛ぶための手段として機能します。空中を移動しながらPvPやPvEの戦闘に参加できる点が大きな特徴です。
また、遠征やフィールド、ランキングなど、さまざまなコンテンツを通じて多彩な翼を獲得できます。
多彩なダンジョンと冒険を彩るペットシステム

『AION2』には、冒険の相棒となるペットが200種類以上登場します。愛らしい姿のものから恐ろしい外見のものまで多種多様で、騎乗マウントとしても活用可能です。翼と同様に、ペットは遠征やフィールドでモンスターを倒すことで獲得できます。

200以上用意されたダンジョンは、デイリーで入場できるダンジョンから、ソロでボスを通して、自身の動きの練習ができるインスタンス型の「悪夢」まで幅広く実装されています。
風の道を利用した高速移動などを取り入れたパーティダンジョンや、範囲攻撃の回避など高度な連携が求められるレイドバトルも用意されており、あらゆる層のプレイヤーが楽しめる設計です。
ここからは『AION2』における開発およびビジネス全般の統括責任者のペクスンウク氏とのインタビューになります。
「18年前の約束を、ようやく果たせる」―開発責任者ペクスンウク氏インタビュー

ーー『AION2』は18年前に果たせなかった夢を実現した作品とのことですが、今回はどのような技術を用いてその夢を可能にしたのでしょうか?
ペク氏: Unreal Engine 5の導入により、PBR(物理ベースレンダリング)を用いたより写実的な表現が可能になりました。パステルトーンを取り入れた現実感のある世界観でありながら、私たちが住む世界とは異なるファンタジーの雰囲気を描写しています。また、ハードウェアのメモリ増加により、広大な世界をローディングなしでシームレスに飛行できるようになりました。さらに、サーバー技術の進化によって膨大なデータを一度に処理できる環境が整っています。
ーー何百種類もの衣装やペット、詳細なキャラクター設定などデータが膨大ですが、サーバーインフラはどのようにこれらを処理しているのでしょうか?
ペク氏: NCには30年にわたるMMO開発の経験があります。私たちは「MMOファースト」の企業であり、MMOに特化した技術を社内で構築してきました。過去の経験と実績から得た教訓があるため、こうした大規模なデータの安定した処理を可能にしています。
ーーなぜクラスを8つに設定したのでしょうか?
ペク氏: 『AION』のサービス開始時と同じ8つのクラスを用意することで、シリーズの根幹をなす要素を完璧に継承したいと考えたからです。もちろん、将来的なアップデートを通じて、『AION2』ならではの新しい方向性を持ったクラスを追加していく計画もあります。
ーーコンテンツのアップデート頻度はどのようになりますか?
ペク氏:追加コンテンツのストックは十分にあります。グローバル版でのリリースペースについては、プレイヤーの皆さんの反応やゲーム内での進行データを見ながら適切に判断していく予定です。
ーー台湾版や韓国版のサーバーをグローバル版と統合する予定はありますか?
ペク氏: いいえ、統合の予定はありません。ビルド自体が異なり、地域ごとの細かな調整も入っているため、それぞれ独立したサービスとして運営します。
ーー前作『AION』と同じ世界観を共有しているとのことですが、前作のプレイヤーに向けたイースターエッグはありますか?
ペク氏: 本作は前作から200年後の世界を舞台にしています。そのため、前作で馴染みのある名前や地形の数々が登場し、それらを探し出すという楽しみも用意されています。
ーーローンチ時にはいくつのレイドコンテンツが実装されますか?
ペク氏: ローンチ時のレイド数については現在も検討中です。多すぎても少なすぎてもプレイヤー体験に影響するため、最適なコンテンツ量を見極めるべく積極的に議論を重ねています。
ーーソロダンジョン以外のグループダンジョンやレイドには、オートマッチメイキング機能はありますか?
ペク氏: はい、レイドにもマッチメイキング機能を搭載しています。ランダムマッチングはもちろん、ロビーを作成して任意のプレイヤーとパーティを組むことも可能です。
ーー最後に、初めて『AION2』をプレイする方、そして前作のファンに向けてメッセージをお願いします。
ペク氏: 前作のファンの皆様には、当時お約束しながらも技術的に実現できなかった「より遠くへの飛行」や「水泳」といった要素が、本作でついに実現したことをお伝えしたいです。また、初めてプレイされる方にも、過去の制約にとらわれない圧倒的な自由度のキャラクターカスタマイズなど、本作ならではの新しい体験を存分に楽しんでいただけるよう開発に取り組んでいます。
『AION2』は2026年9月、PC(Steam/PURPLE)向けにグローバルリリース予定です。「18年前に果たせなかった夢」がどのような形で実現されるのか、続報にも注目です。








