id Softwareの名作FPS『Quake II』。GPUを用いて同作を、プリレンダリングのCGで広く用いられる高精細なレンダリング方法“パストレーシング”で動作させてみた映像が公開されています。
パストレーシングとは、カメラ位置に対してそのカメラが受け取る実際の光を計算によって導き出す“レイトレーシング”を拡張した、高精細でリアルなレンダリングを行う手法で、主にプリレンダリングの3DCGにおいて広く用いられているレンダリング技法の一つです。今回、グラフィックプログラマーのEdd Biddulph氏によって『Quake II』へと実験的に実装された同レンダリング技法。映像では安定した速度でゲームが動作しているのを確認することができます。
パストレーシング自体は非常に古い技術であるものの、その余りに膨大な処理のためにリアルタイムでのレンダリングは非常に厳しいものでありました。今回の映像についても、ハイエンドGPU“NVIDIA TITAN Xp”のパワーを持ってしてすらノイズが目立つ映像となっており、まだ商業ベースでの実用化は難しい所となっています。しかしながら、いつか将来、パストレーシングレンダリングが最新ゲームで用いられ、更にリアリティの高まった映像でのゲームを楽しめる日が来るのかもしれません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲーム機 アクセスランキング
-
Xbox版Meta Questが発売? Meta Horizon OS がApple Vision Pro並みになる隠し球とは【特集】
-
国土交通省主導の日本全国3D都市モデル化プロジェクト「Project PLATEAU Ver1.0」公開
-
Steamゲームのコントローラー対応がわかりやすく!PS系を中心に対応表記が大幅拡充
-
E3 2013: インパルストリガーでさらに進化したXbox Oneの新型コントローラ
-
「PS Vita」「PS Classic」アフターサービス受付4月25日終了―事前申し込みや送付期日に注意
-
PS2/PS1本体でPS5/PS4/PS3用コントローラーが使える変換アダプタの発売日が決定!
-
【Steam Deckお悩み解決】日本語入力のやり方は?スクリーンショットの取り出し方は?
-
海外サイトが選ぶ「初代ゲームボーイ名作タイトルベスト25」
-
Xboxコントローラの純正修理パーツをマイクロソフトが販売開始。修理マニュアルや手引き動画も
-
まるでニンテンドーDS?折りたたみ可能な、2画面モデル携帯型ゲーミングPC「AYANEO FLIP DS」正式発表