
Monolithが開発を手掛け、WB Gamesより発売予定の『シャドウ・オブ・ウォー(Shadow of War)』。今回は、gamescom 2017でストーリーミッションを試遊することができたので、そのハンズオンをお届けします。
今回体験できたのは、モルドールにおいてバルログを召喚する儀式を行っているオーク達を阻止するミッション。原作「指輪物語」や映画「ロード・オブ・ザ・リング」ではモリア坑道の奥深くに眠っていたバルログ。今作ではその前の話ということで、ゲームの舞台モルドールのマグマの下に眠っているという設定です。

ミッションの始め方は前作同様、主人公であるタリオンを操作し、オープンワールドであるマップ上を移動、指定の場所に到達することで始まります。基本的な操作は前作と同じなので、前作『シャドウ・オブ・モルドール』を遊んだことのある人にはすんなり慣れることができそうです。ダブルジャンプのような前作にはなかった移動アビリティもあるので、前作よりも広大になったマップの移動もストレスなくできます。
ミッションが始まると、オークの集団がバルログを召喚するための儀式を始める様子が映し出されます。まずはなるべく気づかれないように、オークを一匹ずつ始末していくことになりますが、この際有用なのが前作にも登場した「影の一撃(Shadow Strike)」という弓のアビリティ。これは遠距離から弓で撃った敵の場所まで瞬時に移動できる攻撃で、これを使って物見櫓で監視しているオーク達に気づかれないよう排除していきます。かなりの距離でも瞬時に移動できるため、ダブルジャンプと組み合わせることでアクロバティックにマップ上を飛び回れます。これがかなり気持ちいい!
高所から監視していたオークを全員倒すと、次はオークの群れを相手にすることになります。ここでは気づかれないように全員倒すことが難しいので(できるのかもしれませんが筆者には無理でした)、まとめて相手にすることになります。一対多数の戦いは不利ですが、ワーグ(狼型のクリーチャー)に乗り戦います。今作では前作以上に様々なクリーチャーに騎乗することが可能になるようです。

筆者の奮闘虚しく(そういうクエストです)、オーク達の儀式によりバルログがマグマの中から登場!見た目は映画のものより幾分いかつくなっていますが、登場早々、映画の中でも使用した炎の鞭のような武器でオーク達を全滅させてしまいます。原作ファンは思わずニヤリなシーンです。

ここからはバルログとの戦いになりますが、とにかくでかい!どうやって倒すんだ…と不安になっていたところ、巨大な助っ人、カルナン(Carnan)が登場。自然の精霊であるカルナンがバルログに肉弾戦を挑む中、主人公のタリオンはバルログの背中(火の吹いている部分)に弓矢で攻撃していきます。弓を構えている間はスローモーションになるので、それほど苦労なく狙いを定めることができました。
攻撃を繰り返すと、今度はタリオンがカルナンに飛び乗り、カルナンを操作してバルログと殴り合いです。これは巨大なクリーチャー同士の戦いでテンションが上がります!バルログの攻撃はタイミングよくボタンを押すことでカウンター攻撃することができ、慣れてくると一方的に攻撃することも可能です。

その後カルナンから飛び降りたタリオンは、再度弓で弱点を攻撃します。観念したバルログは敗走。逃げられてしまいましたが、これでクエスト完了となりました。
前作の基本システムを踏襲しながらも、新たなアビリティや巨大な敵とのバトルなど、順当な進化をしている今作。前作のファンだけでなく、原作ファンや3Dアクションゲームが好きな人にもオススメできる作品です。『シャドウ・オブ・ウォー』はPS4/Xbox One/PC向けに10月12日国内発売予定です。








