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気になる*Spark:『Nippon Marathon』勘違いニッポンを爆走するパーティ・レースゲーム

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。今回は、パーティー感がスゴい勘違いニッポン系マラソンゲーム『Nippon Marathon』をご紹介します。

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気になる*Spark:『Nippon Marathon』勘違いニッポンを爆走するパーティ・レースゲーム
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YouTube:https://youtu.be/fILrQx0PdXw

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。3年にわたる長い眠りから何事もなかったかのように目覚めた今回は、2018年2月16日にSteamで早期アクセス配信された勘違いニッポン系マラソンゲーム『Nippon Marathon』をご紹介します。


今作の舞台のモデルとなっているのは、ご覧の通り「日本」。マラソンランナーとして走るコースは「Kawa River Run」「Mura Temple Village」「Super Ichiba Sweep」など、日本人ならおなじみの土地ばかり。プレイアブルキャラクターも「ロブスター男」「着ぐるみ少女」「セーラー服じいさん」「イヌ人間」と、日本人には親しみ深いランナーが揃っています。


そんなわけで、今回は「イヌ人間」こと「Snuguru Maestro(スヌグル・マエストロ)」を選択しながらマラソンを体験。二足歩行でグニャグニャ走る異常に軽いイヌを見ていると、今は失われた古き良き「日本」が、海外クリエイターによって再び描かれたことに目頭が熱くなります。筆者も「ヒートシンキング・メロンが食べたい!」と親にだだをこねたり、母と手を繋いでカワ・リバーを歩いたりしていた幼い日々の記憶が頭の中に蘇りました。

YouTube:https://youtu.be/WiQ6XZy72AM

蘇りませんね。ということでざっくりとゲーム概要を説明すると、今作は一言で言うならば「おバカなオブジェクトがまき散らされたパーティー・レースゲーム」といったところ。今回は早期アクセス版ということでバーサスモードのみをプレイしましたが、その質感は意外にも『マリオカート』に近いものでした。

アイテムブロックらしきものがコースに置いてある時点で意外も何もないのですが、プレイしていると「このお邪魔アイテムをぶつければトップに躍り出られそう……」「2位のヤツがヤバいアイテムを持ってやがる!」「このタイミングで罠なんてそんなバナナ!」といったような、何か身に覚えがある感情が沸き起こります。つまり、幼い日々の記憶が頭の中に蘇ります。


残念ながらヒートシンキング・メロンの思い出は蘇らないのですが、それはともかくこちらがコントローラーでの操作方法。基本的にはマップをスティック操作で走っていくのですが、「ラグドールのテスト」から生まれたということもあってか、その操作感は全体的にユルッ……フワッ……とした印象。『Gang Beasts』を始めとするオモシロ物理演算が好きな方にはうってつけです。


レースはラウンド制で展開。「☆マーク(勝利ポイント)」に加えて、レースに関係なさそうに思える「Popularity(人気ポイント)」という得点が更に介入して、このトンデモ障害物競走のバラエティー感を彩ります。


「人気」はレース前に突然はじまるクイズで獲得可能。このオフビート感こそが『Nippon Marathon』らしさのひとつで、アイテムが獲得できる「スロット」とあわせてマンネリ感を取り払います。

YouTube:https://youtu.be/tHgbyv9Um8c

早期アクセス版ではあるものの、遊んでいて気になったのは「走行コースのナビゲーション」というか「カメラワーク」というか、「次はどこへ走ればいいのか」というのが初見で分かりにくいところ。一直線と思いきや突然曲がらないといけなくなったり、ギミックが用意されていることに気付きにくかったり、特にトップを疾走していると面を食らうようなことも多々あります。

「モードとコースが少ない」「物理演算がメチャメチャ」「ルールがシンプル過ぎる」という点は、早期アクセスだからこその理由だったりもしますし、『Nippon Marathon』が持つ愛嬌のようにも思えます。いわゆる「バカゲー」にも見えますが、タマネギ先生を彷彿とさせる超日本訛りの英語実況、やけにアツいテーマソングなど、プレイヤーを飽きさせない細工にはゲラゲラ笑いながらもなぜか感心してしまいました。

『Nippon Marathon』はSteamで配信中。通常価格は1,010円。正式版リリースの際には、それまでに追加されるコンテンツやブラッシュアップされるゲーム性を考慮して、価格を引き上げるとのことです。
《キーボード打海》

「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『絢爛舞踏祭』。

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