美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因?

MangaGamerよりSteamにてリリースされた、いわゆる“百合”をテーマにした美少女学園ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女(A Kiss For The Petals - Maidens of Michael)』が謎の配信停止となり、様々な憶測を呼んでいるようです。

ニュース ゲーム業界
美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因?
  • 美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因?
  • 美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因?
  • 美少女学園百合ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女』Steam版が謎の配信停止―カナダからの“通報”が原因?
MangaGamerよりSteamにてリリースされた、いわゆる“百合”をテーマにした美少女学園ADV『その花びらにくちづけを ミカエルの乙女(A Kiss For The Petals - Maidens of Michael)』が謎の配信停止となり、様々な憶測を呼んでいるようです。

事態は、2018年3月8日未明に突如として同タイトルがいわゆる“BAN”と同等の形態でSteamより配信停止されたことにより始まります。パブリッシャーであるMangaGamerは事態をすぐに把握したものの、原因は特定できないまま。残されたSteamフォーラム上でも、ファンなどによって真相の究明を求める声が挙がる中、ある一人のユーザーが現れます。

当該のユーザーは、Steamの通報フォームのスクリーンショットを掲載。同タイトルを“児童ポルノ”であるとして、カナダで販売されていることが違法である、とValveに通報したと主張。もちろんこの主張を切っ掛けに、新たな議論が巻き起こることになりました。同作は直近のMangaGamer作品同様、いわゆる「パッチ形式」を採用していますが、少なくともSteam版においては全年齢向けとして調整されている作品です。

しかし、2017年末に“ペドフィリア向け”であるとしてSteamストアページが削除されたノベル『いえのかぎ』とは大きく異なるものの、本作は“学園もの”として登場人物もミドルティーン~ハイティーンの年齢設定。

議論が行われたスレッドは、登場人物の設定年齢と「Steam版のゲームファイル内に、閲覧不能ながら成人向けコンテンツが含まれている」ことを理由に販売が違法であると主張する当該ユーザーと、ファンとの間で平行線を辿ったまま凍結されました。

残念ながら、本当にこのユーザーの“通報”が事態の原因であるかは明らかになっていません。MangaGamerは「事態解決のために働いており、続報が明らかになり次第公表する」としています

いわゆる“学園もの”の美少女タイトルについては開発の国内外問わず各メーカーよりSteamで、「パッチ形式」の採用有無を問わず多数がリリースされている他、それらのタイトルについて、現時点では、本件に連動したと思しき不自然なBANは見られない模様。

更に、『その花びらにくちづけを』シリーズの過去作『その花びらにくちづけを 出会った頃の思い出に』も全年齢版のみとして日本語入りでSteam配信中ですが、こちらにも一切の動きはありません。2017年後半以降、いわゆる表現基準については、Valveが一方的な事後対応を取った上で、パブリッシャー・デベロッパーとのコミュニケーションを怠っているという不透明さが混迷を深めてしまっているのは否めない所でしょう。

個々人の好き嫌いはあれども、Steamに誕生した美少女タイトルの市場が今後どう移り変わっていくかについての見通しは、まだ立っていないようです。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円

    大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円

  2. 『女神転生』シリーズで知られるゲームクリエイター金子一馬氏コロプラで新規オリジナルIP制作中―転職エージェントからの紹介で入社

    『女神転生』シリーズで知られるゲームクリエイター金子一馬氏コロプラで新規オリジナルIP制作中―転職エージェントからの紹介で入社

  3. 『メタファー:リファンタジオ』発売日が2024年10月11日に決定! アトラスの大型新作RPGが約半年後に降臨

    『メタファー:リファンタジオ』発売日が2024年10月11日に決定! アトラスの大型新作RPGが約半年後に降臨

  4. 『パワプロ2024』二刀流・大谷選手が恐ろしいほど強い…!シリーズ最強クラスのパワー、話題の決め球“スイーパー”を搭載

  5. 『モンハンライズ』が990円、『スプラ3』も30%オフの「ニンテンドースイッチ GWセール」開幕!期間は5月6日まで

  6. 再編続くEmbracer Groupが3社に分社化へ―CEOは「最低でも2041年までの経営」を強調

  7. 最大85%OFF! ダンジョンRPGに国取りSLG、カンフーACTをGWに楽しもう【eショップ・PS Storeのお勧めセール】

  8. 『モンハンライズ』が990円な「ニンテンドースイッチ ゴールデンウィークセール」開催!4月23日から5月6日まで

  9. コンパイルハートが「ガラパゴスRPG evolve」新作とみられる謎の予告映像を公開…“18歳未満閲覧禁止”の赤いティザーサイト

  10. 「PS5 PRO」内部資料は本物だった?リーク動画がソニーの著作権申し立てで削除

アクセスランキングをもっと見る

page top