気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、タンクトップ開発、X68000/FM-TOWNS/PC-98向けに4月1日発売されたダンジョンRPG『スパクンマスター』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、Game*Sparkの可愛いマスコットキャラクターであるスパくんの身体の中を冒険するダンジョンRPG。レトロな雰囲気を醸しつつも、様々なヒット作のいいところを無理やり詰め込んだ大人気間違いなしの傑作。
『スパクンマスター』は9,800円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Y氏:皆さんこんにちは。タンクトップのYです。私たちは日本、埼玉県を拠点とする小さなインディースタジオで、1987年から様々なPC向けにゲーム開発を行なっています。社員は全員タンクトップで働いています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Y氏:『スパクンマスター』は、私の大学時代、生物学の講義のプロジェクトとして開発がスタートしました。スパくんという電動こけ…可愛らしい生き物に興味があり、これはぜひ解剖してみたいなと思ったんです。実際に中を見てみると、この中に入ってみたいという衝動が生まれ、本作を開発することにしました。
――本作の特徴を教えてください。
Y氏:スパくんの身体に上から入り、下から脱出するのが目的のリアルタイムダンジョンRPGです。グロテスクなモンスターたちはもちろん、体内には多くのスパくんの白血球や寄生虫が生息しているため、プレイヤーは剣や魔法、ロケットランチャーを使用しながら先に進んでいくことになります。本作では、空腹、喉の渇き、疲れ、臭い、尿意、便意などのパラメータが存在するため、サバイバル要素が高めのRPGとなっています。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Y氏:様々なサバイバル要素や緊張感は、今大人気の『ヒョートナイト』や『PUB爺』といったバトルロイヤルゲームに影響を受けていると言えるかもしれません。スパくんのデザインは国民的アニメの青いやつのパク…とても影響を受けていますし、ドットが荒いところは『マイソクラフタ』を思わせるのではないかなと思います。スパくんの肌触りは『ドラコンクエスト』シリーズのスライムに影響を受けていますし、見ることはできませんがプレイヤーキャラの髪型は『ファイナルファソタシー』シリーズに影響を受けています。オープニングでスパくんの鼻歌がBGMで流れるのは『テイルズオフ』シリーズに影響を受けていますね。あと『バケモノハンター:ワールド』っぽい部分も探せばありそうです。とにかくいろんな人気作品の影響を受けていますので、楽しくないわけがありません。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Y氏:すでに対応しているのですが、不具合なので近日削除予定です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Y氏:日本の皆さん、こんにちは!私も日本人ですが、日本が大好きです。特に米が好きで、ほとんど毎日食べています。本作をプレイした方は、ぜひフィードバックをお寄せください!次回作(2019年4月1日発売予定)の開発に役立たせていただきます。
――ありがとうございました。
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