「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】

元ゲーム少年達が独断と偏見に満ちた「オレが考えたN64復刻版」を語ります。

連載・特集 特集
「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】
  • 「オレが考えたN64復刻版」を元ゲーム少年が語る―『新世紀エヴァンゲリオン』はキャラゲー最高傑作だから!【特集】

ひびきが考える「64復刻版」



◆アクション系

・『ゼルダの伝説 時のオカリナ』 (アクションアドベンチャー)
・未発売『+ゼルダの伝説 時のオカリナ裏』
・『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』 (アクションアドベンチャー)
・『スーパーマリオ64』(3Dアクション)
・『星のカービィ64』(横スクロールアクション)
・『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』(対戦アクション)
・『カスタムロボ』 (ロボットアクション)
・『カスタムロボV2』 (ロボットアクション)
・『新世紀エヴァンゲリオン』(アクション)
・『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒』(アクション)

◆レース系

・『マリオカート64』(レースゲーム)
・『F-ZERO X+F-ZERO Xエクスパンションキット(64DD向け拡張キット)』(レースゲーム)
・『トップギア・ラリー』(レースゲーム)

◆その他

・『スターフォックス64』 (シューティング)
・『ポケモンスタジアム』(対戦ソフト)
・『スーパーロボット大戦64』(シミュレーションRPG)

:16本

特徴:全体的に「思い出のソフト」が多い印象を受けるが、当時の雰囲気に浸るには良いラインナップかもしれない。特に『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒』は、当時番組を観ていた友達と一緒にやりたい気持ちにさせる。

ひびき
自分は、「今でも遊びたい!」「当時経済的な理由などで手が出せなかったから今こそ!」というコンセプトで選んでみました。ちょっとタイトルラインナップが任天堂系に偏りがちですが……。サード系は、当時よく遊んだなぁ……という思い出のゲームを入れてみました。かなり自分の趣味嗜好が入っています。

本来64DD向けにリリースを予定していた『ゼルダの伝説 時のオカリナ裏』

――『ゼルダの伝説 時のオカリナ裏』が気になりますね。

ひびき
『ゼルダの伝説 時のオカリナ裏』自体は、ゲームキューブで発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』の予約特典としてリリースされたものです。オリジナル版とは、ダンジョン構成が異なり、ゲーム難度がかなり難しめに設定されてます。のちに3DS向けのリメイク版でも実装されてるんですが、当初は、『F-ZERO X エクスパンションキット』同様に、64DD(*)専用ソフトとして発売される予定でした。

*64DDは、ニンテンドー64の性能を向上させ、インターネット接続を可能にするディスクドライブシステム。ゲーム機本体の底面に装着して使用する。一般店舗では販売しておらず、購入するにはオンラインサービス「ランドネット」に入会する必要があった。

文章書く彦
64DDを買わなければプレイできないという、所謂「DD案件」ですね……。

ひびき
ですね。なので、64復刻版の周辺機器に64DDを強く推します。

64DD本体の写真(Wikipediaより引用)

――ゲーム機本体の形が変わる周辺機器……!

ひびき
ちょっと大きめのハリボテを用意して、その中に『F-ZERO X エクスパンションキット』などを入れておくとか、夢が膨らんじゃいます

――ハリボテはダンボール製だと良いですね。『Nintendo Labo』っぽくて。

ひびき
確かに……(笑)

文章書く彦
昔のゲーム機で発売された周辺機器のゴテゴテ感はたまんないですよね 「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」しかり、スーパーファミコンの「サテラビュー」しかり、メガドライブの「スーパー32x」しかり……。

ひびき
ゲーム機と周辺機器が物理的に合体するのって浪漫なんですよね……。ゲームキューブ本体底面に装着する「ゲームボーイプレーヤー」や「モデムアダプタ」などが出て以降、ああいう形はあまり見かけなくなりました。

文章書く彦
なくなっちゃいましたね合体本体……。


ひびき
あと、周辺機器だと、ゲームのセーブデータを外部に保存できる「コントローラーパック」の話もしたいです。『トップギアラリー』などで当時は使い倒してました。せっかくコントローラーも復刻するなら何かギミックがほしいところです。

伊藤ガブリエル
「コントローラパック」がないと厳しいソフトが沢山ありましたね。ないとセーブすら出来ないソフトもありました。

文章書く彦
64のコントローラーは、拡張ユニットを換装できる点も良かったですね。

ひびき
対応のゲームボーイソフトが起動できるようになる周辺機器「64GBパック」もコントローラー側に換装するのも良かったですね。ラインナップにも入れた『ポケモンスタジアム』も、バーチャルコンソールに連携できれば「なみのりピカチュウ」などの入手先として魅力的になるのではないでしょうか。

文章書く彦
当時はTV番組なんかで『ポケモンスタジアム』を使った対戦企画がありましたし、憧れでした。対戦が前提なのでなかなか兄弟とかいないと買わないと思うんで、やったことない人多いと思いますね。かく言う俺もやった事ないです。

ひびき
一人用でも、当時のポケモン全国大会の選手およびチャンピオンの手持ちデータと戦える、っていうゲームモードがあったんですが、あれがなかなか手応えがあっていいんですよ。

文章書く彦
へえー!

ひびき
当時の選手が使うポケモンの傾向やワザのトレンドなんか、今見て研究しても面白いものがあると思います。

元ゲーム少年達が絶賛する64向けアクションゲーム『新世紀エヴァンゲリオン』。同名タイトルがセガサターンでリリースされているが、別物なので留意してほしい。

――そういえば『新世紀エヴァンゲリオン』がラインナップに含まれていましたが、どんなゲームなんですか?この時代のエヴァゲーは注目されていたような気がしますね。

ひびき
ロボットアニメがゲーム化すると、単純にアクションゲームになりがちなんですが、64で発売された『新世紀エヴァンゲリオン』はアニメの名場面をしっかり追体験していくという確固たるコンセプトがありまして。ステージごとにその話数の場面を再現したミニゲームが遊べて、ゲームの結果によってはアニメと違った展開を見れたりもする、ファンにはたまらない作品でした。

――同名のアドベンチャーゲームがセガサターンでも発売されてましたが、こちらはアクションゲームなんですね。

ひびき
キャラゲーとして完成されてたんですよね……。たぶんTV版のゲーム化作品としてはトップクラスのクオリティなんじゃないでしょうか。

伊藤ガブリエル
やはり、しっかりと『エヴァ』のゲームを遊びたいのであれば64版一択ですね。僕は量産機戦をひたすら遊んでいました。そしてラストステージ……ファンであればおおおおお!と盛り上がること間違いなしです。

「新世紀エヴァンゲリオン パーフェクトガイド―NINTENDO64版 」(角川書店)

伊藤ガブリエル
あと、この攻略本に記載されているのはコマンド表記やコツといったものが中心なのですが、その中にそれぞれの使徒を説明するページがあって、少年時代、そこが面白くてずっと読んでいましたね。

文章書く彦
攻略本も表記がいちいち『エヴァ』っぽくなってて面白いですね。

ひびき
攻略本としても資料としてもこれはなかなか……!いいですねぇ。残念なことに64のROMの容量の低さの関係か、やはりボイスなどは制限されていましたが、それでも雰囲気は間違いなく『エヴァ』してました。隠れた名作かなと。

伊藤ガブリエル
ですね。『エヴァ』が好きならぜひプレイしていただきたい作品です

文章書く彦
『カスタムロボ』や『スーパーロボット大戦64』もあって、64って意外とロボゲーに恵まれていますね。って、『エヴァ』はロボじゃないという人に殴られるなこれ(笑)

『スパロボ』シリーズのロボット達が多数登場する対戦格闘ゲーム『スーパーロボットスピリッツ』。スペシャルデフォルメされてないロボット達が戦う姿は壮観。

ひびき
(笑)そうなんですよね。今回ラインナップに入れませんでしたが、『スーパーロボット大戦』シリーズのスピンオフ作品として発売された対戦格闘ゲーム『スーパーロボットスピリッツ』も面白かったです。

伊藤ガブリエル
ありましたね!あのゲーム、ラスボスのデザインが本当に格好良かった……。

ひびき
自分は持ってなかったんですが、「スーパーロボットスピリッツ 完全攻略ガイド(メディアワークス)」には小説が付いてまして。これが現在でも展開されてる『スパロボOG』シリーズの源流になっています。名曲「Trombe!」で有名なエルザム・V・ブランシュタインはこの小説が初出だったり。当時流れたCMのアニメーションも凝っていて力入ってました。

あと、PlayStationで販売された『スパロボ』シリーズって割とゲームアーカイブスで配信されているんですけど、任天堂系のハードで出たものはなかなか現行で遊べる機会がなくって……特に『スーパーロボット大戦64』は、評価が高いだけに今遊べるなら是非入れてほしいですね。

障害物にぶつかると電流が流れる「イライラ棒」を操作してステージクリアを目指すアクション『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒』

――そういえば、『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒』がラインナップに入ってましたね。

文章書く彦
TV番組原案系ゲームっていうものが山程あった事をありありと思い出しました。今ではすっかり少なくなりましたね。

ひびき
『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒』は、3Dスティックをフル活用したゲームで、非常に繊細なコントロールが必要なゲームでした。番組のステージを再現したイライラ棒が遊べるだけでも結構テンション上がったのですが、そのぶん難易度も半端でなく……一部のプレイヤーからク●ゲー呼ばわりもされた迷作ですね(笑)

これはほんと、過去に自分が投げてしまったので再挑戦するという意味で入れちゃったんですが(笑)でも番組再現系の中では、画面のテロップや実況など意外と凝ってるところがありました。

文章書く彦
プレイ動画を見ると、『SIMPLE』シリーズ(*)的な無骨あり、かなり痺れますね。これがフルプライスで売られてたんか……!

*『SIMPLE』シリーズは、ディースリー・パブリッシャーから発売されているゲームシリーズ。 低価格で売られている事もあり無骨な作品が多いが、『THE 地球防衛軍』などのヒット作が生まれる事もある。

ひびき
そうなんですよ。かなり『SIMPLE』シリーズに近い印象で。でもけっこう、雰囲気出てると思いません?

伊藤ガブリエル
ちゃんと実況も入っているんですね、皆でやれば結構盛り上がれそう!

ひびき
この理不尽さはパーティ向きでもありましたね~

文章書く彦
実況がいい味だしてますね。

伊藤ガブリエル
ちょっとやってみたくなりました。

ひびき
あえてオススメはしないでおきます(笑)

次のページ:ゲーム史に残る名作『時オカ』『スマブラ』の魅力を改めて語る
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

+ 続きを読む

どの「オレが考えたN64復刻版」が欲しい?

 

【注目の記事】[PR]

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top