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ハードコアサバイバル『SCUM』で生き残る為の初心者向けガイド!序盤のあれこれを徹底解説

多くの要素が絡み合うサバイバルや排泄行為で話題の超注目作『SCUM』で生き残るための、初心者向けサバイバルガイドをお届けします。

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Gamepires/Croteamが開発、Devolver Digitalが販売するオープンワールドハードコアサバイバル『SCUM』。多くの要素が絡み合うサバイバルだけでなく、排泄行為までが話題に上る超注目作ですが、現在は英語のみをサポートしているということもあって、一部の方はプレイ序盤から高難易度なシーンに直面してしまうこともあるのでは。本稿では、『SCUM』をプレイし始めたばかりの方やその難易度に挫折した方に向けて、序盤で役立つサバイバルガイドをお届けします。

キャラメイクは慎重に、やり直しもOK


キャラクターメイキングでは、STR/CON/DEX/INTの4つの要素を三角形の中でパラメーターを設定することができます。STRを上げ目にすれば筋肉ムキムキになりますし、INTを上げれば脂肪が増え、太めになります。同様に、ゲーム中のパラメーターも筋肉量や脂肪量といったものが反映され、ゲーム中での行動で上下します。とはいえ、最も本作で重要になるのは、そのパラメーターで獲得したポイントで振るスキルのレベル。レベルによってクラフティングが解除されたり、走る速度が早くなったりと様々な変化があるため、何をどう上げるかというのは何回かキャラメイクをして試してみてから理解できる部分だと思います。

クラフティング可能なものは斜線なし、材料が一部足りないものは黄色の斜線、材料がまったく揃っていないものは赤色の斜線で表示される(※前バージョンのイメージ)

なお、スキルレベルは最大4となっており、経験値を大量に稼いでレベルアップをしていく、というタイプのゲームシステムではありません。レベルが高くなればなるほど必要な経験値量も多くなり、経験値の取得方法も見合った特定の行動をする必要があるため、やはり最初にある程度の方向性は決めておく方が無難です。

筆者が確認した範囲ですが、Rifles、Handgun、SurvivalをMEDIUM以上に上げることで、初期の時点でクラフティングが可能なものが増えていきます。Rifleを上げるとライフル弾が、Handgunを上げると9mm弾が、Survivalを上げるとWooden Boxが作れるようになるので、使用したい武器やプレイスタイルに応じて取得しましょう。他の項目については、キャラクターの所持しているポイントや好みに応じて振ってみましょう。ひとまず作ってみて、いろいろ試すのがおすすめです。


最初に斧を作成する


『SCUM』は、序盤から軍事基地へ行くことや、平原、山、街で物資を探すことも可能ですが、まず最初に確保したいのは食料面の安定です。そのためにも、最初は地面を探って石を探し、Stone Knifeを作成し、それを使用して細い木を切り、Wooden Stick(大きさ問わず)を用意していきます。その後に再び石を探し、Small Stone Axe Headを作成します。

ここで必要な素材はロープ1つとなりますが、ロープは様々なもので代用できたりします。街を漁ることが可能であればWireやThreadで作成することができます。ゾンビを倒せるのであれば、倒したゾンビの服からDirty Rag Stripeを作成し、Improvised Ropeをクラフト、もしくは木を切ってTree Bark Ropeを作成するのが手っ取り早い用意方法です。Long Wooden Stickが余っているのであれば、武器としてImprovised Wooden Spearを準備しておいても良いでしょう。

筆者の定番の初期装備。クラフティングのコストも低く、やりたいことは一通りできる。目の前のゾンビを倒し、カロリーを摂取するのだ

カロリー摂取を優先する


本作では、移動するだけでも相当なカロリーを使ってしまいます。何はともあれ、カロリー摂取が序盤の問題となります。斧が作れると木を切ることができるため、Improvised Fireplaceを作ることができるようになります。火を付ける道具としては、街でライターやマッチを見つける方が楽ではありますが、街を探索していない(あるいは探索したくない)方はFire Drillを使用するのがおすすめ。

焚き火への着火方法は少し独特。インベントリを開き、焚き火、着火剤(必要であれば)、火をつけるものを選択し、焚き火を右クリックしてLight Fireをクリックすることで、焚き火に火が付きます。ゾンビを倒しているのであれば、肉をSmall Wooden Stickから、Skewer with Meatsを作成し、焚き火でCookすることで、かなりのカロリー量を摂取することができます。

システムはリアル志向だが、早期アクセス感もまだ残る


摂取したものの栄養バランスや行動により、自身のパラメーターや体つきなどがすべてリンクして変化するというのが『SCUM』の特徴。現実と照らし合わせれば当たり前の話ですがゲームとしてはユニークで、リリース前から非常に注目されていた点でした。もちろんカロリーを取りまくれば飢餓状態にはなりにくくなりますが、太りますし、痩せれば筋肉量に応じてムキムキだったりガリガリだったりと、外見が全く異なってきます。

倒して解体したゾンビの横で連れグソ。仲間と共に寝食どころか排泄までを共にする

ほぼ全プレイヤーが間違いなく楽しんでいることと思われますが、「任意のタイミングで排泄ができること」も『SCUM』らしさのひとつです。筆者もサバイバルを楽しんでいますが、駆けつけ一杯的な感じで、挨拶代わりにフレンドとおしっこをかけあったり、排便を見せつけたりという汚い挨拶を日夜交わしています。有名配信者もこぞって盛り上がっているため、やはりそこには楽しくなってしまう何かがあるのでしょう。

また、腸や膀胱の内容量によっては、(敵の前でも)いきなり排泄を始めてしまうという、突然の危機が訪れることもあります。さらには食べ過ぎや熱中症などの病気により嘔吐したり、といったことも。ステータスはMETABOLISMタブでいつでも確認可能なため、飲食しながらでもチェックは欠かせません。なお、行動の中断はEscキーで可能です。

    ・胃の容量(Stomach Volume)が120%程度:突然の嘔吐
    ・腸の容量(Intestine Volume)が80%:突然の下痢
    ・膀胱の容量(Bladder Volume)が150%:突然の放尿

全体的な完成度は、早期アクセスにしてはかなり高い部類ではありますが、課題が残っている部分も見られます。主な問題は、栄養素が偏りすぎることや、カロリー消費のバランスがそこまで良いとは言えないこと。また、かかってしまうと面倒な病気として、熱中症(Heatstroke)が挙げられます。これには筆者のフレンドも数回かかっていますが、軽微なうちは目に見えて症状が出るわけではないため、人によっては気がつけば体温が40度を超えているなどの重篤な状態になっていることも多々。服の着込みすぎなどには注意したいところです。

……と、ここまで書いてきましたが、衛生面に関しては心配無用。基本的にはゾンビを倒してHuman Meat(人肉)を入手し、焚き火で焼いて食べることになるのですが、ゾンビから取得した肉を食べてもゾンビにはなりませんし、ましてや排泄で遊びまくっても(本来であれば衛生的にかなりまずいのですが)何の病気にもかかりません。深く考えると面倒になってしまうので、「プレイヤーの免疫力が非常に高い」ということにしましょう。

街でルーティングを繰り返し、物資を整える


このように順番に物資を探しつつサバイバルをしていると、段々コツが掴めてくると同時に、何が必要かもわかってくるはず。そう、必要なのはです。スロットが多い服を着たり、バックパックなどを背負うことで、より荷物を多く持ち運べるようになります。そのためには、街を漁りゾンビを倒し、必要なものを少しずつ揃えることになります。一般家庭には一般家庭にありそうなナイフやまな板、服や薬などがルーティング可能で、警察署では銃や近接武器が入手可能です。

一定時間でアイテムはリスポーンしますが、街のドアの状態などはリセットされません。ドアが空いていればプレイヤーがいた証拠となるので、気を付けながらルーティングをする必要があります。足音もかなり遠くまで聞こえるため、ときどき耳をすませてみましょう。

戸が閉まっているところはインタラクトで探索できる。コンロもレンジも例外ではない

Wooden BoxとShelterで拠点を作る


Wooden Boxはアイテムを保管可能な箱。複数作っておくことで、かなりの物資を貯め込むことが可能です。一方、他のプレイヤーに見つかれば漁られてしまうため、隠し場所が重要でもあります。また、Shelterはマップ上に「H」のマークが表示され、自分の拠点の目印となります。それなりに目立ってしまうため、設置場所を考えるだけでなく、あえて設置しないという方法もなくはありません。とは言え、75FPを使用することでShelterからリスポーンすることが可能なため、一長一短というところ。拠点と箱の場所を分けておくのもひとつの手です。

軍事基地では即死するほど強いロボットが巡回している


強い武器を手に入れるためには、軍事基地でのルーティングが必須。しかし、軍事基地のゲートをはじめ、主要ルートには体に2発被弾するだけで死んでしまうような強力な武装を積んだロボットが徘徊しています。アップデートで破壊できるようにはなりましたが、もちろん装備がなければ倒すことはできないので、必然的にステルスで行動することになります。

武器はマガジン式のものは別途対応したマガジンが必要です。一方、ボルトアクションのライフルやショットガンは弾薬だけで使用できるため、見つけたら回収しておくのもおすすめ。マガジン式の本体とマガジン2本、弾薬が数スタック程度ある状態で探索が行えるのであれば、プレイヤーと出会っても安心ではあります。

また、一部の武器に限られますが、RIS(Rail Interface System)が存在するものがあります。青色のパーツで、「RIS Adapter for (武器名)」という名前になっており、他のアイテムとは異なる色味をしているので見逃しにくいですが、ACOGやHunting Scopeといったスコープ類はRISがなければ装着できません。スコープを装着したいと考えているのであれば、軍事基地などできっちり探索して、回収しておきましょう。

バレたものの岩と傾斜でギリギリセーフの図

パラメーターは常時チェックしておくべし


インベントリと同じ画面のMETABOLISMタブでは、自身の状態が全てゲージや数値で見ることが可能です。最初のうちはどれを見れば良いかわかりにくいですが、以下に確認しておいた方が良いパラメーターをご紹介します。


    ■左側

    ◆BCU Body Monitor
    ・Temperature:体温。
    ・Sicknessess:現在かかっている病気/怪我。Phase 0~4まであり、数字が大きいほど重篤。
    - Physical Injury:怪我。Rags、Bandage等での治療が必須。
    - Hyperthermia:高熱。服を脱いだりして体温を下げる。
    - Heatstroke:熱中症。Hyperthermiaが悪化した際に発症し、悪化すると嘔吐などが止まらなくなり、飲食ができない状態になる。
    - Overdose:薬品の過剰摂取。時間経過もしくはActivated Charcoalで治療可能。
    - Starvation:飢餓。Calorie Balanceがマイナスで、Stomach Volumeが低いと発症。飲食をすると一時的に解消はできるが、Calorie Balanceをプラスにしないと根本的な解決にはならない。

    ◆BCU Perfomance Monitor
    ・Gear Weight:荷物の総重量。動速度によりWLT Easy、Demanding、Very Demandingの上限に変化する。
    ・Performance Stats:各種パフォーマンスの補正量。
    - Healing Speed:HPの回復スピード。
    - View Range:減少しているとVitamin D Deficiency等が発生していることが考えられる。

    ■右側

    ◆BCU Nutrition Monitor
    ・Calorie Balance:Calorie IntakeとCalorie Usageの差。マイナスであれば飲食を優先した方が良い。
    - Idle Cal CR:動かない状態でのカロリー消費量。
    - SLOW Cal CR:歩いた状態(Easy)でのカロリー消費量。
    - MEDIUM Cal CR:ジョギング状態(Demanding)でのカロリー消費量。
    - FAST Cal CR:走った状態(Very Demanding)でのカロリー消費量。
    ・Water Balance:Water IntakeとWater Usageの差。これもマイナスであれば水やジュースを飲むことを優先した方が良い。
    - IDLE WCR:動かない状態での水分消費量。以下SLOW、MEDIUM、FASTもカロリーと同様。
    ・BCU Digestion Monitor:内蔵(消化系)の容量等の表示。黄色が肉や穀物等で、青色が水分を指す。
    - Stomach Volume:胃の容量。約120%を超えると嘔吐する。
    - Intestine Volume:腸の容量。80%を超えると下痢をする。
    - Colon Volume:結腸の容量。自身で行う排泄で、固形の大便をするとこの値が減る。
    - Bladder Volume:膀胱の容量。150%を超えると放尿をする。
    この他にも、飲食した物のバランスと未消化の量などが随時表示される。

病気系に関しては、Sicknessessで表示されたものを確認してからパラメーターをチェックするのも悪くはありませんが、全体的に見ておくことで、病気を防いだり、軽症の段階で食い止めることができるため、余裕があればたまに見る程度でも問題はありません。

また、飲食はEatだけでも大量になってしまうものがいくつかあるため、食べるものに応じてEatとEat Allを使い分けつつ、Stomach Volumeを見る必要があります。また、山に自生しているPsilocybe Cyanescens(赤いきのこ)を食べることで、Vitamin Dを摂取することができます。


ちょっと高いところなどから落下したり攻撃を食らった際にはPhysical Injury、飢餓状態ではHungryやStarvation、そのほかでは体温が高めになっていることを示すHyperthermiaや、前述のHeatstrokeを見る機会が多いと思われます。Physical Injuryは汚れていないRagを使用することでHPの減少を止め、怪我の進行を防げます。

本作には一気にHPが回復する便利なアイテムはありません。HungryやStarvationはカロリーの取れる食料を食べること、そしてHyperthermiaにかかった時点で、早めに体温を下げることが重要です。特にHeatstrokeは、常に嘔吐しっぱなしのような勢いで吐き続け、水も受け付けなくなるので、非常に面倒です。それぞれの病気に対して、手遅れになる前に対策をするのが生き残るポイント。病気が悪化すると能力が落ちたり制限がかかったりするため、放置は厳禁です。

また、特に気を付けたいのが、Intestine VolumeとBladder Volume。前述のように、排泄はそれなりに時間がかかり、さらに無防備な状態になるため、敵の目の前でしないようにするためにも、安全な場所で済ませておくのが重要です。

もし死んでしまったら……?


もし死んでしまった場合は、右上に表示されるFame Point(FP)を消費して、リスポーンをすることが可能です。拠点を設置していれば拠点でリスポーンできますが、リスポーンの範囲が狭くなればなるほど必要なFPも増えるので、注意が必要です。消費FPは以下の通り。

    ・ランダム沸き:25FP
    ・セクター指定沸き:50FP
    ・シェルター沸き:75FP
    ・Squadメンバーの近くで沸き:100FP

クラフティングをはじめ、様々な行動でFPを貯めることができるので、余裕があれば倒したゾンビの肉を解体したり、クラフティングできるものがあれば積極的に制作していくのがおすすめです。

死ぬことを恐れずサバイバルとルーティングを楽しもう


本作では、デスペナルティがありません。死んでしまったとしても、貯めた経験値はもちろん摂取したカロリーもそのままで、かかっていた病気は消えます。そのときに装備していたものは失いますが、死んだ場所に死体ごと落とすため、場合によっては回収も可能です。

同ジャンルの他タイトルに比べると死亡したときのロスも少ないため、物資を奪われたり死んで物資を落とすことになっても、ある意味気になりにくいと言えます。慣れないうちは積極的にマップを覚えるために様々な場所を回ってみたり、建物と湧く物資を覚えたりして慣れてから、より本格的なサバイバルに挑戦してみるのも良いと思います。

軍事基地の中にはトレイラーで観た記憶のあるロケーションも

カジュアルとハードコアの良いとこ取りをした本作は、癖がありながらも、手軽にサバイバルと戦闘が楽しめます。本稿を参考に、自分なりのサバイバルを楽しんでみてください!『SCUM』は、2,050円(税込)でSteamにて配信中です。
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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