Creative Assemblyの人気歴史ストラテジー『Total War: ROME II』。2013年9月に発売されていた同作ですが、Steamにおける直近のユーザー評価が大きく変動していることが明らかになりました。
『Toral War: ROME II』の直近のSteamユーザー評価は、記事執筆時点(2018年9月25日)で「圧倒的に不評」となっており、評価グラフでは、9月23日より数日間に渡り大量のレビューが投稿されたことを見て取れます。いわゆる“炎上”状態となってしまっている同作ですが、その原因はユーザーとCreative Assemblyのやりとりにあった模様です。
Kotakuによれば、事の起こりは8月中旬に遡ります。以前から同作には女性の将軍が出現していましたが、ゲーム内の将軍リストの8名中5名が女性となっているスクリーンショットを投稿したユーザーがSteamコミュニティーに登場。フォーラムのスレッドでは、女性の将軍に関する議論が繰り広げられました。
該当スレッドは、程なくしてCreative Assemblyの手によって停止されました。その際、Creative Assemblyはスレッドの停止原因について「Steamのコミュニティガイドラインに複数回違反した人物がいた」ことを挙げると共に、同シリーズが歴史的に「正当」であっても「正確」ではないとし、女性比率が好みに合わないのであれば、該当部分を変更するModの利用や、ゲームプレイ自体を避けるように、とコメントしていました。
しかし、9月に入りこの問題を取り上げたユーザーレビューが投稿され、9月23日前後にはYouTubeにて一連の流れをセンセーショナルに取り上げる映像や、ニュースサイトでの報道が拡散。これが原因で、ユーザー評価が変動したものと見られます。
なお、問題となった女性将軍の出現確率ですが、8名中5名が女性となる可能性は0.04%程度であることや、出現確率を当時の考証に基づいて設定した場合、ゲーム中に女性将軍を見る機会はまずありえなくなることなどが指摘されています。
いずれにしても、コミュニティーでのやりとりが“炎上”を招いたかのように見える今回の事態は、Steamユーザーであれば気になってしまうところでしょう。ちなみに、同作のSteamレビューを発売日から現時点で見た場合、総合的には「ほぼ好評」という評価となっています。
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