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原始時代を舞台にしたサバイバル集落建設シミュ『Dawn of Man』プレイレポート!様々な苦難を乗り越え、鉄器時代目指して部族を繁栄させよう

原始時代の人びとを導いて集落を築き、外敵や冬の訪れなど数々の苦難を乗り越えて部族を繁栄させる建設シミュレーションゲーム『Dawn of Man』のプレイレポートをお届けします。

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原始時代を舞台にしたサバイバル集落建設シミュ『Dawn of Man』プレイレポート!様々な苦難を乗り越え、鉄器時代目指して部族を繁栄させよう
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原始時代の人びとを導いて集落を築き、外敵や冬の訪れなど数々の苦難を乗り越えて部族を繁栄させる建設シミュレーションゲーム『Dawn of Man』のプレイレポートをお届けします。

本作はMadruga Worksによって、3月1日にSteamで配信されました。同社は惑星開拓をテーマにした建設シミュレーションゲーム『Planetbase』を2015年10月16日に配信しており、筆者もプレイしたことがあります。『Planetbase』は厳しい環境の中、限られた資源を採取しながらいかに人々を生き延びらせるかという「サバイバル系建設ゲーム」でした。同系統のゲームとしては、火星を舞台にしたParadox Interactiveの『Surviving Mars』が挙げられます。筆者的には『Planetbase』のほうがルールが明快で取っつきやすかったです。今回はそのサバイバルの舞台が「遥か未来のSF世界」から、一気に「原始時代」へと先祖返りしました。

『Dawn of Man』のトレイラー

人びとの生き残りをかけたサバイバル系建設ゲームは、入植をテーマにした『Banished』や、極寒の世界を舞台にした『Frostpunk』、世紀末を舞台にした『Atomic Society』(プレイレポートはこちら)などがありますが、原始時代が舞台というのは珍しいかと思います。しかし考えてみれば、原始時代は食糧採取や猛獣・外敵との戦いなど、まさにサバイバルゲームに適した世界観。さっそくプレイしていきましょう。

原始時代を生き抜こう!



ゲームを始めるとチュートリアルをプレイするよう促されますので、指示に従います。スタート時には大人だけでなく、子供たちの姿もあります。住居はすでに建てられているので、まずは食糧問題から解決していきましょう。腹が減っては何とやらですからね。


川がすぐに近くにあるので、ここで魚を獲ります。まず川を指定し、それから画面右下の魚マークをクリック。このわかりやすさはいいですね。すると部族の人がやる気のない様子でノロノロと川へと歩いていき、銛で魚を獲ってくれます。以前プレイレポートをした『Atomic Society』を思わせる動きの遅さです。待ちきれない人は時間を速めましょう(最大8倍速)。


次は資材集め。石や木の枝を拾っていきます。これも先ほどと同じように対象物をクリックして、それから画面右下の採取ボタンをクリックすれば勝手に採取を行ってくれます。基本的に民の動作は遅いので、倍速にするのがいいかと。


しかし枝を拾ったりなど、いちいちオブジェクトを指定して作業してもらうのは面倒です。そこで登場する便利ツールが作業場所の範囲指定。円の範囲内で指定した仕事を行ってくれます。円の大きさも変更可能です。


石拾いも範囲指定してしまえば、石をわざわざ一個ずつクリックしなくて済むようになります。また指定した範囲内での作業に、民を何人割り当てるかも指示できます。重要度の高い資材に多くの人を割り当てるなど、柔軟な対応が可能。システムのわかりやすさが良いですね。

建物や道具を作ろう!



石器時代と言えば、やはり石器作り。というわけで、次は民の生活に必要な道具を作っていきます。まずは道具を作るための作業場が必要なので、先にそちらを建設しましょう。建てる場所を指定すれば、先ほど集めた資材を使って自動的に建ててくれます。


建設作業を始めた民たち。8倍速にしても完成までそこそこ時間がかかります。民の動きでも見ながらゆっくりと待ちましょう。


作業場が完成。次はこの作業場でナイフ形石器と木の槍を作ります。作業場をクリックして、それから画面右下のウインドウから作りたいものをクリックするだけです。槍があれば狩猟をすることができるようになります。

さあ、狩りの時間だ!



ナイフ形石器と槍が出来上がったので、さっそく狩猟を行います。Tabキーを押すことで、収拾できるものや野生動物を見分けられます。森の中にトナカイの群れが見えますね。これを狩っていきましょう。


ちなみに南の方を見るとマンモスの群れがいますね。家族っぽいです。赤くなっているのは「戦ったらまずい相手」。真っ赤なのはお父さんでしょうか。マンモスはたくさん肉が取れそうですが、今の装備ではかなわないので近づかないようにしておきましょう。ただでさえ民の数が少ないですしね。


狩猟の仕方ですが、これも先ほどと同じく、対象となる獲物をクリックしてから狩猟ボタンを押すだけ。一般的なRTSのように、民をクリックしてから対象物クリックでもOKです。民が川を泳いで渡り、あっさりと槍でトナカイを倒してくれました。ここから肉や皮を取ることができます。


手の空いている民が、肉や皮を拠点に持ち帰ってくれました。これで当面は、食料の心配はなさそうです。

新たなる技術の獲得



先ほど取れたトナカイの皮ですが、そのまま使うことはできません。まずは干す必要があります。干すための台を設置し、組み立てていきましょう。


完成したので、さっそく先ほどのトナカイの皮を干しました。まだ何枚かあるので、干し台をもう一つ作っておきます。皮を干した状態で待っていると、やがて皮が灰色っぽい色になります。これも結構時間かかりますね。


技術ツリーを開いてみると、『シヴィライゼーション』のように時代区分があります。現在は旧石器時代ですね。中石器時代、新石器時代、銅器時代、青銅時代と経て、最後は鉄器時代にたどり着きます。

このゲームは新しいことをしたり、ノルマを達成すると「知識ポイント」が貯まります。これを使って技術をアンロックしていきます。まずは食物を乾燥させる技術を獲りましょう。冷蔵庫も何もない時代ですから、干すことは一番手っ取り早い保存方法です。生肉のまま置いたら腐ってしまいますからね。


完成した干し台に、先ほど手に入れたトナカイの肉や魚をどんどん干していきます。ちなみに、そばにあるのは倉庫用の建物です。それと、季節が秋ということに気づきました。この手のサバイバルゲームでおなじみの「冬対策」もしなくてはならなそうです。


集落が整ってくると、噂を聞いて人がやってくることがあります。人口増加に対応するため、住宅を2つほど建て増ししておきます。チュートリアルはここで終わりなので、本編で同じような状態までやり直します。

新シナリオ開始!



本編ではシナリオを選べますが、現在のところは一番上の「Continental Dawn」しかアンロックされていません。とりあえずこのシナリオ開始し、チュートリアルの最後の状態まで建物を作っていきます。


チュートリアルで学んだものをすべて作り、集落を整えました。技術ツリーでは「なめし」の技術も取得。これでなめし皮を作ることができます。いい服を着たいですしね……と思ったのですが、なめし用の建物を作るには木材が必要です。木を切るための技術を先に取る必要がありました。これは失敗。


しばらくすると、集落に交易人がやってきました。原始時代ですから物々交換ですね。いまのところ必要なものはないので、そのまま放置。やがてどこかへと去ってしまいました。


原始宗教のスカルポールを作ってみました。それぞれの民には「モラル」のパラメータがあり、それを引き上げる効果があります。宗教もあると集落らしくなってきますね。

冬の到来



冬がやってきました。氷点下ですが雪などは降っていませんし、服があるので民の体温もあまり下がっていないようです。このシナリオの土地は気候がマイルドなのでしょうか。これだったら冬が越せそうですね。


しばらくすると雪が降ってきました。さらにこのタイミングで新しい民が4人、集落に加わってきます。服はちょうど人口分(7人分)しかなかったので、服無しで過ごしてもらわなければなりません。パラメータを見ると、服が無い人の体温がかなりまずいことになっています。


冬が過ぎ、春の到来です。新たに加わった4人(服無し)はなんとか生き延びたようです。思ったより丈夫ですね。次の冬が来る前に衣服は揃えておきましょう。

そして新たなる時代へ



夏は雨や嵐など、気候が結構変化します。それと犬を飼う技術を取得したので、集落に犬が来てくれました。説明文を見ると、敵から集落を守ってくれるそうです。犬は太古からの人類のお供ですからね。


待望の石斧作製技術も手に入れ、木を切り倒すことができるようになりました。これでなめし革の服を作ることもできるようになります。


さらに石のツルハシも作製し、岩を砕いて石材を収集します。サバイバルゲームで必要な道具がこれで出揃いましたね。人口もさらに3人増えて14人に。


2度目の冬がやってきました。今回は全員服を持っているので問題ないかと思います。それと集落全体のモラル低下が著しいため、トーテムの技術をアンロックして建設。ここは宗教に頑張ってもらわなくてはなりません。集落では老人が亡くなったりで、人口が増えなくなってきました。


そして3度目の冬を越して知識ポイントも貯まり、次の中石器時代の技術をアンロック。人口も18人になって、集落もそこそこ賑やかになってきました。鉄器時代まではまだまだ長そうですが、この調子で集落を育てていきたいと思います。

遊びやすいサバイバル建設ゲーム


本作はシステムを明快にし、遊びやすく作られたサバイバル建設ゲームです。チュートリアルもわかりやすく、直感でもなんとかなってしまいます。また原始時代という環境から始まり、技術が少しずつ増えることで建設物も増えていくため、段階的にゲームに慣れていける作りになっています。普段RTSを遊ばない人でもプレイしやすいかと思います。

集落にやってきた大熊を、犬たちの協力を得て撃退

このゲームの一番の特徴としては、やはり時代が進むとともに集落も進化していくところでしょう。最初は柵すら無かった集落が、やがてしっかりとした村になっていく様は見ていて楽しいですし、愛着が沸いてきます。ぜひとも自分自身の集落を鉄器時代まで育ててあげてください。

また、本作は日本語をサポートしていませんが、名詞が分かればいいレベルなので、そのままプレイしてもとくに問題はないかと。またSteamのワークショップには日本語化Modもありますので、これを導入するのもいいかと思います(Modの導入は自己責任でお願いします)。

製品情報


《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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