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新キャラクター「V」制作裏話&開発者インタビューも!『デビル メイ クライ 5』発売記念イベントレポート

約10年ぶりのナンバリング新作『デビル メイ クライ 5(以下『DMC5』)』の発売を記念し、プラサカプコン吉祥寺店にて、岡部眞輝プロデューサー&伊津野英昭ディレクター出演によるイベントが開催されました。その様子をレポートします。

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約10年ぶりのナンバリング新作『デビル メイ クライ 5(以下『DMC5』)』の発売を記念し、プラサカプコン吉祥寺店にて、岡部眞輝プロデューサー&伊津野英昭ディレクター出演によるイベントが開催されました。その様子をレポートします。

ネロも駆け付けました!


会場には48名のDMCファンが集結。イベントはミニトークショーと、来場者によるSランククリアチャレンジと、ジャンケン&サイン会の3部構成で行われました。


まず本日は発売後初のイベントということで、伊津野氏がすでにプレイされた方をチェック。来場者の3分の1ほどが挙手をしていました。1周目をクリアした猛者も!

トークは前日に行われた「カプコンTV」の『DMC5』発売記念イベントSPの裏話へ。

番組の第二部に出演したアーティストのHYDE氏について「緊張した」と伊津野氏。HYDE氏は『DMC5』主題歌「MAD QUALIA」を、『DMC4』ではL'Arc~en~Cielとして主題歌「DRINK IT DOWN」を担当。「わからないものの歌詞は書けない」とのことで、『DMC4』の時は開発途中のテクスチャがない状況から見ていただいたと当時を振り返りました。

◆新キャラクター「V」の制作裏話


岡部眞輝プロデューサー

話は『DMC5』制作中の裏話へ。気になる本作の新キャラクター「V」について語ります。開発当初、新キャラクターは小説版「Devil May Cry」に登場するギルバにしようと思っていたと伊津野氏。そのため初期デザインは包帯を巻いたキャラクターであったそうです。しかし辻褄が合わないということで、新しいキャラクターを作成、「V」という名前は最後に決まったのだとか。

伊津野英昭ディレクター

キャラクターデザインの吉川達哉氏に、病弱そうなキャラクターとして「杖を持たせて」とお願いしたところ、筋肉ムキムキで杖を持っているデザインが上がってきたのだとか。弱く見えるよう「猫背」を追加し、さらにネロ・ダンテのシルエットと差別化するため「Aライン(肩から袖に向かって広くなるスタイル)」を意識して、現在の「V」のデザインに仕上がったといいます。キャラクター性を重視したため、男性の思うカッコいいとは少し違うかなと思ったと伊津野氏。しかし意外なところで開発人の女性からの人気が高かったと振り返ります。会場に訪れた女性ファンからの反応もよく、プレイヤーに受け入れられてほっと一息する一幕も。

◆Sランククリアチャレンジなるか!?



続いて行われたのは体験版を用いたゲーム大会。体験版で入手できるすべてのスキルが解放されたネロを使い、ミッション1をSランクでクリアするというもの。会場に集まった48人から2名の代表者を集い、両者ともSランクが取れれば来場者全員に特性サコッシュがプレゼントされます。




岡部氏により、男性1名、女性1名が選出。まずは男性プレイヤーチャレンジします。ノーダメージとはいかなかったものの、開発陣を唸らせるスタイリッシュなプレイをみせてSランククリア。続いての女性プレイヤーはボスのゴリアテにダメージを食らいつつも、最後まで諦めずに果敢にトライし、見事にSランククリアを達成。あきらめなければ立て直しが可能であることが実証され、会場は大いに盛り上がりました。


声優さんのサイン入り台本をかけたじゃんけん大会、岡部氏&伊津野氏サイン&撮影会にてイベントは終了となりました。


最後に伊津野氏は、「今日みんなでプレイをみて盛り上がりましたが、これは昔から家庭のTVの前にあった文化だと思います。こういう幸せな空間を作るためにゲームを作っています。『DMC5』で幸せな空間を作ってくれたら嬉しい。この幸せな空間がずっとあってほしいと思いますし、そういうゲームを作り続けたいと思います」と熱く語りました。

ひとりひとり、丁寧にサインをする岡部P&伊津野D

初代『DMC』のポスターにサイン。懐かしい!

開発者とプレイヤーとの距離が近く、昔から変わらない「幸せな空間」が実感できるイベントでした。

会場では『DMC5』のプライズが先行プレイできました。早速ゲットしている方も。

ネロとフォトプロップスによる記念撮影会も盛り上がりました。

◆岡部 眞輝プロデューサー&伊津野 英昭ディレクターインタビュー



最後に岡部P、伊津野Dへの合同インタビューの様子をお届けします。

――発売日を迎えて今の心境は?

伊津野氏(以下伊津野):昨日の昼までは待ち遠しくて仕方がなかったのですが、忙しくてそんな感覚は飛んでしまいました。ネットの皆さんの感想も追えてないので、早く読みたいと思っています。

岡部氏(以下岡部):E3で発表してから発売日まであっという間に過ぎると思っていたのですが、実際は長かったと感じています。情報を出すたびにユーザーさんから熱い反応をいただきました。評価が高かったようなので安心しています。

――ナンバリングタイトルとしてはだいぶ時間が空いたと思うのですが、前作から変わったことや、見てほしいところなどがありましたらお願いします。

伊津野:私自身はそんなに時間が経ったとは思っていないのですが、ユーザーの皆さんのコメントで「前作をプレイしたのは小学生の時だった」と見かけて。その時面白いと思ったから待っていたというコメントを読んだときには作って良かったなと思いました。前作からの変化でいうと、とにかくプレイヤーが楽しめる、満足できるということを考えました。

岡部:シンプルに素晴らしい絵ができあがっています。見ていただければわかるかなと。5年、10年と遊んでいただけるゲームを作りたかったという思いがあります。今後も継続的に要望に応えていけたらと思っています。

伊津野:ハードをまたいで移植したり、バージョンアップして再販するなど、長くプレイしていただく流れに変わってきているので、最初の1本をしっかり作ることが重要だと感じます。

岡部:2周、3周と何度も遊んでもらってより楽しめるゲームになっています。特に1周目がまだの方には1周終わってからの感想を聞いてみたいですね。

――これから『DMC5』に触れる、若い世代に向けて一言お願いします。

伊津野:言われたことをやる大人にはなってほしくないんです。『DMC5』はやれることをたくさん用意したので、その中からプレイヤーが気持ちいい、カッコいいと思うことをやってほしい。ぜひ1回やってダメでも諦めずに挑戦してほしいです。自分で答えを見つけて、自分で乗り越える、それがアクションゲームの感動だと思います。若い人にもいっぱい体験していただきたいです。

岡部:若い人には今しか味わえない自分が面白いと思うことに全力を尽くしてプレイしていただきたいと思います。

――ありがとございました!
《みかめ》
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