海外メディアDOT ESPORTSは、Valveが同社の人気タイトル『Dota 2』の公式トーナメントを開催したシンガポールに拠点を置くGESCに対して、期限内の賞金不払いがあったとして、2019年4月8日にシンガポール共和国の高等裁判所で提訴していたことを報じました。
GESC(Global Electronic Sports Championship)は、公式サイトによると、「アジアの大手e-Sportsブランドになることを目指して活動している、シンガポール拠点のe-Sports団体」です。
2018年10月30日に公開された文書によれば、GESCインドネシアとGESCタイは、2018年3月と5月に行われた2つのDotaイベントでの選手、チーム、タレントならびに2017年以降に提供された個人およびグループコンサルティングサービスに対して75万ドル以上の不払いがあるとのことです。
インドネシアで開催されたイベントは、Valve主催初のDota 2トーナメントであり、Evil Geniuses、Natus Vincere、Fnaticなどの主要チームが参加しました。このイベントが特に重要だったのは、チームが賞金30万ドルとさらにThe International 2018へのポイントを獲得したからです。このイベントはマイナーですが、メジャートーナメントへの参加資格へと繋がります。
ValveのスポークスマンLombardi氏はDOT ESPORTSを通じ、「我々の契約では、トーナメント参加者へのタイムリーな支払いが求められます」と言い、GESCとのパートナーシップを終了したと伝えました。
また同様に、ウクライナを拠点とするトーナメント開催者StarLadderも、2019年初頭に開催されたValveのイベントに出演したタレントに対する報酬の支払いが遅れているということで非難されています。
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