海外YouTuberのAlexey Makarenkov氏は、Mundfishが開発中のパラレル世界のソ連を舞台にした新作アドベンチャーFPS『Atomic Heart』の紹介映像を公開しました。
映像内での解説によれば、この映像は過去のトレイラーを切り貼りした考察動画……という訳ではなく、Makarenkov氏が開発スタジオに足を運んで、実際に4時間ほどプレイして知り得た情報とプレビューによる、『Atomic Heart』世界を深く掘り下げた紹介動画であるとのこと。
再生時間はなんと40分超となっており、同氏によれば、開発中であるため未確定要素もあるが、開発者がどういう世界観を持って、プレイヤーにどういう体験をしてほしいのかという希望を見ることができるとしています。
映像では、ゲームのコア部分であるシューティング、物語、戦闘、ボス、武器クラフト、マップ内のパズル、グローバルエコシステムといった様々な要素を紹介。また今回初のお披露目となる新しい敵ロボット「Bee(蜂)」と新しい能力「サイコキネシス」の紹介もありました。
「Bee」は黄色く縦に長い楕円型のボディの小さな敵キャラで、胴体から生えたカミソリのようなプロペラを回転させてドローンよろしく飛び回ります。Beeはプレイヤーへ攻撃を仕掛けますが、注目すべき点は他の敵ロボットや監視カメラを勝手に修理してしまう機能です。これによりプレイヤーは、すでに自分が破壊した敵に再び追いかけられるといった状況に陥ることがあります。
「サイコキネシス」はマップ内のオブジェクトを掴んで持ち上げ、遠くへ飛ばす能力です。これによりプレイヤーは、例えば離れた場所に位置する敵にオブジェクトを当てて攻撃したり、監視カメラに向かって物を投げて視線を逸らしたりといった戦術を取ることができます。
また本作に導入されたグローバルエコシステムは、プレイヤーによる立ち回りがゲーム内マップ全体に影響を及ぼし、敵の行動にも変化を与えます。例えば敵に発見され、戦闘が激しくなるほど増援が次々と現場に送り込まれて規模が大きくなり収拾がつかなくなるといったものです。このシステムのおかげでプレイヤーは、敵とマップの情報をもとに戦略を立てたり、そもそも見つからないよう隠密行動を取るといった選択をすることができます。
Makarenkov氏は本作について「開発チームは、ストーリーラインに沿って遊ぶというより、このゲームの世界に入り込んで、そこで実際に生きていくようなゲームプレイの実現を目指している」とコメント。それは例えばGTAシリーズでメインミッションをプレイせずに、その世界の街中で自由に車を走らせたりして、数千時間遊ぶようなイメージとのことでした。
本作は現段階では具体的な発売日は未定ですが、日本語対応の公式ウェブサイトではPS4/PC版の予約購入が可能です。
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