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弾道を自分で作ってアリーナで勝利を掴め!『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』【爆速プレイレポ】

「ショット」と呼ばれる魔法弾を放ち、戦いを繰り広げるアクション・バトルアリーナ。弾道の作成は自由度が高く、敵を翻弄するのも、一点集中の火力にするのも自由自在。

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年2月13日にPalladium SoftよりPC向けにリリースされた『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』について生の内容をお届けしたいと思います。



『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』とは


「ショット」と呼ばれる魔法弾を放ち、戦いを繰り広げるアクション・バトルアリーナ。発射するショットの弾道を自分で作ることができるのが最大の特徴で、敵の移動場所をなくすようなショットや、敵を惑わすような挙動をするショットなど、様々な工夫を凝らしたものを作ることができます。ゲームはストーリーを追っていくシングルプレイモードと、オンライン・オフライン対戦にも対応し、ランダムマッチングも可能なため、フレンドだけでなく知らない世界の誰かともプレイすることができます。


自分で作り出した最高のショットと戦略をかけ合わせ、対戦相手に勝利する醍醐味を無限大に味わうことができます。ゲーム性としては、『カスタムロボ』のゲームシステムに自由度の高すぎる『ゴッドイーター』のバレットエディットを合わせたものと言えるでしょう。

『Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト』の実内容に迫る!


本作のタイトル『Ballistic Craft』の名の通り、本編はオリジナルショットの作成といっても過言ではないほど、自由度が高く、気持ち悪いとまで言えるあらゆる挙動をさせることができます。事実、筆者はシングルプレイモードを起動する前に、真っ先にショットの作成へ向かいました。

ショットは簡単に作れ、微調整も


ショットの作成方法はすごく簡単。新規で作成するか、既存のショットを改変していくことができますが、まずは新規で作成してみましょう。そうすると、敵に向かって一直線に進んでいく1発の弾が出てきました。これをちまちまと変えていき、自分好みのショットにしていくのです。


弾道編集モードでノードを置くと、X/Y/Z軸を表す矢印が出てくるので、それを掴んで任意の方向へ動かします。かなり遠くに設定することもできますが、画面上に表示されている「トータルコスト」が、そのショット全体にかけられる最大のコストで、ノードの追加や移動、弾速やカーブを変更するだけでどんどんとかさんでいきます。また、弾を1発ではなく2発、3発とコピー&ペーストして増やしたり、新規で追加しても、その弾に応じたコストがかかるので注意が必要です。

例としてわかりやすいようにカーブを最小、中央、最大と設定してみました。最小では直線的に弾が飛んでいきますが、中央、最大とカーブを上げていけば行くほど弧を描くどころか、えぐるような弾道になっていきます。最大のカーブを見ればわかるように、本作では「敵の後ろに弾を飛ばして当てる」という戦法があり、ホーミングも必要に応じてオンにすることができます。

最小

中央

最大

また、スピード編集では速度を変更することができ、ノードに達した時点での最高速度を設定することができます。緩急をつけて弾を飛ばし、敵のタイミングを狂わせるといった使い方ができますし、一時的に弾を止めて設置物とすることもできますし、隙を見せた敵に最速で大量の弾をぶち込むといったショットを作ることができます。他にも弾のサイズや色を変更したり、発射タイミングをずらすといったこともできます。といったように、ショットを作るだけでもかなり高機能で、各項目はすべて数字で指定も可能。左右対称じゃないと気になってしょうがない人にも安心設計です。

作成したショットは名前をつけて保存することができ、Steam Workshopへアップロードしたり、他人が作成したショットをダウンロードすることも可能です。

単純で奥深い戦闘システム


次に戦闘システムですが、HP/MP/GPという3つのステータスが戦闘では表示されます。HPはそのままヒットポイントの意で、MPは弾を撃てる量で、切れれば弾が打てなくなります。GPはガードポイントの略で、オートガードがあるため敵の弾を受けると少しずつ減りますが、弾の当たる方向と反対にキー入力することで減少を抑えることができるといった、格ゲーに近い要素もあります。また、MPとGPは自動回復しますが、GPが0になった場合はDown状態となり、しばらく動けなくなります。その後、数秒間だけ無敵状態になり、立て直すタイミングを作れるといった形になっています。特にDown状態は敵の弾をすべて食らう状況になるため、壁のない場所では特に致命的なシチュエーションになりがち。攻め側としては絶好のタイミングとも言えるので、注意しつつうまく活用していきたいところです。

Down中は弾を打ち込むチャンス!

基本的な操作は歩く/走る、ダッシュ、ジャンプ、二段ジャンプ、空中ダッシュですが、ショットキャンセルを利用した高速発射といったモーションキャンセルを利用できるアクションもあり、シングルプレイモードでチュートリアルがきっちりと用意されているので、いきなりCPUや対人戦はせず、一旦シングルプレイモードをプレイした方が良さそうです。

メタだらけのシングルプレイモード


シングルプレイモードでは、リーグを勝ち進みながら、各バトルで最高ランクを獲得し、敵の持っているショットやグリモワール(特定の行動に特殊な効果が付く本)を入手するのが大まかな目的となります。上位リーグへ参戦するには、総合スコアが一定値に達している必要があり、ある程度以上のランクを安定して獲得することが要求されます。ランクはNovice、Veteran、Masterの3種類があり、その他にも部屋がいくつかあります。


プレイ当初はあまりシングルプレイモード自体の長さはないかなと思っていましたが、敵AIも徐々に強くなり、使ってくるショットも面倒なものが増えてきたりと、難易度が少しずつ上昇してきます。そのため、簡単にはSランクが取れなくなってくるだけでなく、スコアという形で自分のプレイが数値化されるため、なかなかのやりごたえがあるように思います。

欠点としては、NPCの話が全体的にメタ要素が過ぎたり、上から目線のキャラが多すぎるため、シングルプレイモードそのものの世界観が壊れてしまっていること。プレイヤーにヒントを与えてくれるNPCもいるにはいるのですが、概ね読むに値しないレベルの内容になってしまっている点が残念です。また、最もプレイ中にストレスを感じる点として、NPCに話しかける際の反応ポイントが狭すぎること。最序盤の受付のNPCに話しかけるのがかなり難しく、こういったユーザビリティ面の改良は必要だと感じました。

冒頭の石像の煽り。本編はこれがかわいく思える程

タイトル:Ballistic Craft: 弾導のアルケミスト
対応機種:PC
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年2月13日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:1,190円、2月21日まで10%オフの1,071円

《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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