Embracer Groupは自社のプレリリースにて、『World War Z』などで知られる独立開発スタジオSaber Interactiveを前金1億5000万ドルで買収したことを発表しました。
Embracer Groupはスウェーデンに本社を構え、世界に26のゲーム開発スタジオを持ち、40か国以上で3,000人以上の従業員と契約雇用主を束ねる会社です。その所有フランチャイズには『セインツロウ』シリーズなどを含む150以上のタイトルが並びます。
またSaber Interactiveは、アメリカに本社を構える独立開発スタジオ及びパブリッシャーです。本社を含めて世界に6つのオフィスと600人以上の従業員を抱えており、その実績にはXbox One版の『HALO: THE MASTER CHIEF COLLECTION』や、スイッチ版の『The Witcher 3: Wild Hunt』を手掛けたことが挙げられます。
同リリースによれば買収は現金と株式によって行われますが、まず前金として1億5000万ドルが出され、加えて合意されたマイルストーン達成を条件として、今後さらに3億7500万ドルが支払われる予定とのこと。全てうまくいった場合の最終的な買収価格は5億2500万ドルになります。
今回の買収についてEmbracer GroupのCEOであるLars Wingefors氏は、Saber Interactiveが継続して高品質な仕事をしてきたことを挙げ、特に野心的な働きによって『World War Z』の販売数300万本以上という結果を出した点を高く評価。同スタジオはグループ内の独立企業という形になるが、引き続き今後の協力関係を楽しみにしていると語りました。
同様にSabre InteractiveのCEOであるMatthew Karch氏も、Embracer Groupという完璧なパートナーを見つけることができたとし、今後のプロジェクトの数々を一緒に取り組んでいけることを夢見てやまないとコメントしました。
※UPDATE(2020/02/20 12:50):記事タイトル、本文中で触れられている金額の表記が誤っていました。お詫びして訂正致します。
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