
1986年創業の呉ソフトウェア工房は、シミュレーションRPG『FirstQueen1 NEXT(ファーストクイーン I NEXT)』をSteam向けで6月4日にリリースすることを発表しました。
本作は、1988年にPC-98向けにリリースされた『ファーストクイーン』のリメイク作品。X68K、スーパーファミコン、Windowsなどへ数回の移植が行われているほか、シリーズとしても5作品が発売されています。デベロッパーの社長である呉英二氏は、自ら「業界最年長プログラマー」を名乗り、今も新しいプログラムに挑戦するなど精力的な活動を行っています。

今回Steamにて発売されるのは、画面サイズの向上や2部隊戦を可能にする、2019年にPC向けで発売されたリメイク版と同一のもの。マップ上で多数のキャラクターが、リアルタイムに入り組んで戦う「ゴチャキャラシステム」を搭載しています。
プレイヤーは一人のキャラクターを操作でき、他のキャラクターはAIで行動します。部下には命令を出せますが、命令に従わず一人で突っ込む者や逃げ惑う者など、それぞれが独自のAIに従った行動をするため、狙い通りに部隊を操ることはなかなか難しい作品です。

死んでしまったユニットは復活不可能なほか、ユニットのクラスチェンジや様々な種族の対立を考慮した仲間の勧誘など、非常に奥深い戦略性もあります。リメイク版となる本作では、ユニットを回復できる「看護婦」などの新ユニットの追加や、2部隊制になり「他のマップにいる部隊を援軍として呼ぶ」ことが可能になるなど、遊びやすさとゲーム性が強化されています。


『FirstQueen1 NEXT(ファーストクイーン I NEXT)』Steam版は6月4日にリリース予定です。








