今銀河の覇者となれ!スペオペSLG『STELLARIS』PS4版プレイレポ―あらゆるSFのエッセンスがここに | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

今銀河の覇者となれ!スペオペSLG『STELLARIS』PS4版プレイレポ―あらゆるSFのエッセンスがここに

銀河系を舞台に帝国の興亡を描く壮大なSFストラテジーPS4版『STELLARIS』のプレイレポートをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』
  • 『STELLARIS』

2020年8月27日にDMM GAMESより発売予定のPS4版『STELLARIS(ステラリス)』日本語版。本記事では発売に先駆けて同作のプレイレポートをお届けします。本作は、銀河系を舞台に帝国の興亡を描く壮大なSFストラテジー。デベロッパーはPCで『Hearts of Iron IV』など数多くの歴史ストラテジーを手がけるParadox Interactiveです。

舞台は数多の星々からなる銀河系。プレイヤーは宇宙に進出したばかりの種族を率い、未知なる領域の探索、自勢力の領土の拡張、拡張した領土の開発、敵対する勢力の殲滅を進め、銀河の支配を目指します。探索、拡張、開発、殲滅の4つの要素を兼ね備えたストラテジーはXを含む4つの英単語から4Xと呼ばれますが、本作もその一つです。

  • 未知なる領域の探索……eXplore
  • 自勢力の領土の拡張……eXpand
  • 拡張した領土の開発……eXploit
  • 敵対する勢力の殲滅……eXterminate

本作はターン制ではなくリアルタイム制を採用しています。そのため、状況は刻一刻と変化します。味方も敵も同時に行動しますが、好きな時に一時停止できるので、じっくり戦略を練ることが可能です。

※ 本記事で掲載している画面は開発中のものです。製品版とは異なる場合がありますのでご了承ください。

イカのような姿の巨大宇宙生命体も登場する

銀河帝国の誕生


本作に登場する帝国は多様な文化、信条、政治体制を持っています。まさに歴史ストラテジーを数多く手がけてきたデベロッパーならではと言えるでしょう。さらに、プレイヤーが自らの手で帝国を一から作り上げることもできます。せっかくなので、今回は新しい帝国を作成してプレイしました。なお、あらかじめ用意されている帝国を選択すれば、この手順は飛ばしてすぐにプレイを開始できます。

作成した帝国はその名もGame*Spark帝国。種族の外見はヒューマノイド(人類)で、長所は“独創的”と“遊牧的”、短所は“逸脱者”です。この種族は型にはまらない思考が得意ですが、生まれながらにして反抗的で、常に現状を変えようとしています。

種族の特性の他に、帝国の志向も決めていきます。Game*Spark帝国が目指すのは“平等主義”、“受容主義”、“物質主義”の3つです。個人が努力すればどんな地位でも得られ、未知なるものに強い好奇心を持ち、精神よりも科学技術を重んじることを信条とします。同じ志向を持つ帝国同士は友好的に、反対の志向を持つ帝国同士は敵対的になります。また、統治形態は直接民主制を選択しました。統治者は定期的に選挙で選ばれます。

銀河の覇者となるか、あえなく滅亡するかはプレイヤーしだい

銀河系ひとりぼっち


ゲームは帝国が銀河系に進出するためのテクノロジーを獲得したところから始まります。最初に手にしているのは、自分の出身星系1つと、民間船2隻、軍事艦隊3隻だけです。出身星系の外の宇宙はまったく未知の状態で、我々以外の知的生命体が存在するかもわかりません。Game*Sparkの人々にとって銀河は孤独な場所なのです。

星系とは、恒星(太陽)とその周りを回る惑星や小惑星の集まりのことです。例えば、地球人類にとっては太陽系が出身星系にあたります。本作では、星系と星系の間がハイパーレーンと呼ばれる線で繋がれており、星系間の移動はその線に沿って行われます。また、星系間の繋がりを点と線で表した銀河系全体のマップと、それぞれの星系の内部を表すマップがあり、宇宙艦隊同士の戦闘は星系内部のマップで見ると大迫力になります。

出身星系は二つの太陽(赤色矮星と黄色矮星)を持つ連星系だった

帝国は、未知の星系を調査するために調査船を派遣しました。4Xの探索(eXplore)です。調査船は星系を調査し、様々な資源(リソース)を発見しました。本作に登場する資源は大きく3種類に分けられます。エネルギー通貨、鉱物、食料、消費財、合金といった基本的な資源。物理学研究、社会学研究、工学研究といったテクノロジーの研究に必要な資源。影響力、統合力といった抽象的な資源です。

続いて、帝国は調査した星系に建設船を送り込み、星系基地の建設を命じました。星系基地が建設された星系は帝国の領土に組み込まれます。4Xの拡張(eXpand)です。星系で発見した資源は、領土に収めることで初めて獲得できます。建設したばかりの星系基地は前哨地という扱いですが、将来アップグレードすることで基地の名にふさわしい様々なモジュールや建造物を追加できます。

中央の青い丸が帝国の領土、周囲の明るい部分が調査船の到達した領域

星系基地により拡大した新領土から資源を獲得するには、建設船を使ってステーションを建設する必要があります。4Xの開発(eXploit)です。ステーションは2種類あり、採掘ステーションはエネルギー通貨や鉱物の獲得に、研究ステーションは物理学研究、社会学研究、工学研究の獲得に用いられます。

4Xの殲滅(eXterminate)にあたるのが宇宙軍です。最初にコルベットというタイプの艦船が3隻与えられますが、現在は戦う相手がいないのでそのまま出身星系に駐留させました。宇宙軍の強さは軍事力という値で表され、簡単に比較できます。艦船のタイプや装備はテクノロジーの進歩とともに増加し、それらを組み合わせて自由に艦船を設計できます。

星系基地は領土の確保に必要不可欠だが、将来は防衛の拠点にもなる

ここまでお読みになって、情報が多くて難しそうだと思われた方もいらっしゃるでしょう。本作には情報をわかりやすく整理してくれる仕組みが用意されています。画面の右端にはアウトライナーと呼ばれる一覧表があり、艦船の活動状況や星系基地の状態などが一目で把握できるようになっています。また、特にプレイヤーが注目すべき情報がある場合は、画面下部にアイコンが現れて教えてくれるので安心です。

調査船が発見するのは資源だけではありません。居住可能な惑星や、アノマリーと呼ばれる“科学的常識では説明できない異常”を見つけ出すこともあります。居住可能な惑星には入植船を送り出し、植民地を建設できます。アノマリーは調査船を派遣して研究します。研究の結果は様々で、大した成果が得られない場合もあれば、スペシャルプロジェクトと呼ばれる重大研究に発展する場合もあります。

一つ例をあげましょう。ある惑星の表面をスキャン中に謎の信号を受信しました。アノマリーです。研究の結果、遠い昔に惑星規模の自然災害で滅びた異星人の最後の避難所が見つかりました。さらに、残されていた大量のデータを分析したところ、それは滅びた異星人の脳をスキャンした情報でした。彼らは“いつか誰かが救ってくれる”との希望にすがり、復元する手段もないまま脳のデータを残したのです。このように、それぞれのアノマリーはSFのエッセンスに満ちており、銀河の興亡史に彩りを添えてくれます。

アノマリーの研究では困難な選択を迫られることも

アノマリーの研究に寄り道しながら銀河系の調査を進めていたところ、謎の異星人船団と遭遇しました。我々はひとりぼっちではなかったのです。Game*Spark帝国の序章は終わりを迎えました。

未知なる敵の脅威


やがて帝国の科学者は異星言語の翻訳に成功。通信回線が開かれ、ついに異星人とのファーストコンタクトが実現しました。Hadadeshiと名乗る哺乳類異星人はイノシシのような愛らしい姿で現れ、人々は銀河系に自分たち以外の知的生命体が存在していた事実に歓喜しました。

「お互いから学べることは多いでしょう」と挨拶したが、反応は?

しかし、喜びはすぐに恐れへと変わります。彼らの正体は“教えを説く狂信者”でした。彼らの志向は“狂信的な精神主義”と“権威主義”で、我々の“物質主義”、“平等主義”とは正反対です。彼らの領土は我々の半分に過ぎませんが、軍事力では圧倒的優位に立っていました。異星人と友情を育むことを諦めきれないGame*Sparkの人々は外交努力を続けましたが、彼らは一方的に国境を封鎖。まもなく互いに宿敵と宣言し合いました。

銀河系にはプレイヤー以外にも様々な帝国が存在し、それぞれ異なる志向を持って勢力を拡大しています。お互いの志向が近ければ外交の余地が生まれますが、そうでない場合は武力に訴えなければなりません。外交には様々なオプションがあり、国境の封鎖や宿敵関係の宣言もその一つです。

宿敵となった異星人の首都惑星(右下)と禍々しく輝く太陽(左上)

帝国が宿敵Hadadeshiの脅威に怯える中、第二の異星人が発見されました。スクリーンに現れた菌類異星人は、開口一番「恐怖に震えろ、カス異星人。お前らの破滅は目の前だ。」と罵声を浴びせます。今度こそ友好的な異星人だろうとの淡い期待は崩れ去りました。Finuと名乗る異星人は“狂信的な浄化主義者”で、まともな外交は不可能でした。国境は閉鎖され、互いに宿敵と宣言し合います。彼らの軍事力もまた我々より優れていました。

周りが危険な異星人に囲まれていることを知り、帝国は方針を転換しました。探索と拡張を最優先にする基本方針を改め、敵対勢力の殲滅を目指して軍備増強に力を入れたのです。

宿敵Hadadeshi(左下)とFinu(右上)に取り囲まれたGame*Spark帝国(中央)

まず、手をつけたのはテクノロジーでした。本作には物理学、社会学、工学の3分野のテクノロジーがあり、テクノロジーを研究することで帝国の能力を強化したり、宇宙船の装備や建造物をアンロックできます。テクノロジーには親子関係がありますが、単純なツリー構造ではなく、ランダムに提示される選択肢の中から次の研究対象を選ぶシステムが採用されています。もちろん、テクノロジーの種類はSFらしいものが用意されています。

プレイ序盤は量子論、ナノメカニクス、管理AIなど研究速度を上げるテクノロジーを研究していましたが、もはや猶予はなくなりました。のんびりしていては滅ぼされてしまいます。ここからはコイルガン、青色レーザー、核融合発電、セラミック金属材など軍事転用可能なテクノロジーを集中的に選択していきます。

テクノロジーは3分野に分かれ、対応する資源を蓄積して研究を進める

次に見直したのは伝統です。伝統はいわゆるスキルツリーで、帝国の能力を特定の分野に特化するシステムです。伝統は拡張、支配、繁栄、調和、優越、外交、発見の7種類のグループに分かれています。今回のプレイでは当初、探索や拡張に有利な“発見”や“拡張”の伝統を採用していましたが、途中から軍事力の強化に有利な“優越”の伝統に切り替えました。

軍備増強路線に舵を切りながらも、Game*Sparkの人々はまだ希望を捨てていませんでした。この銀河系のどこかに友好的な異星人がいると信じて、銀河系のはるか彼方へ調査船を送り出したのです。


《FUN》

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top