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「いのちの輝きくん」が話題の今! 超タイムリーなグロ可愛い協力ACT『Struggling』【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回はグロかわキャラの腕を個別に操作しながら生き抜く、物理ベースの2DACT『Struggling』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
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Struggling - Launch Trailer

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回お届けするのは、2020年8月28日にFrontier Foundry及びChasing Rats Gamesより、PC(Steam)/海外ニンテンドースイッチ向けに発売された、協力プレイアクション『Struggling』です。


大阪・関西万博とは無関係ですが、まさかこんなにもタイムリーな作品が発売されるとは驚きです。万博ロゴのデザインコンセプト「踊っている。跳ねている。弾んでいる。だから生きている。」にも通ずるものが、この『Struggling』でも描かれています。



Struggling』とは



本作は、二つの生命がひとつになった異形キャラクターを、左右の腕を別々に操作しながらステージをクリアしていく、物理ベースの協力アクションゲームです。登場するキャラクター達は奇怪でグロテスクですが、コミック調に描かれているため、プレイしていく内に愛着が湧いて可愛く見えてくるはず。


2人での協力プレイのほか、シングルプレイでも遊べます。ただし、オンラインでの協力プレイはRemote Play Togetherのみ対応となっています。また、シングルプレイで進めていたゲームを、途中から協力プレイで始めることもできます。


移動自体がゲームの根幹であり、2人プレイの際には更に意思疎通が必須!スムーズにプレイする為にはシンクロ率200%の協力と、何度失敗しても笑い飛ばせる強い精神力も必要です。 今回筆者は友人・パートナーがいないという訳ではなく……残念ながらシンクロ率が全く満たないため、本記事はソロプレイでのプレイレポとなっております。操作に慣れてくれば、苦行の末に「踊って、跳ねて、弾んで、生きている」感覚を存分に味わえるでしょう。


操作方法はマウスとキーボード、ゲームパッドに対応しており、ゲームパッドでのプレイが推奨されています。掴むボタンを押している間は、手がどこかに触れるだけでその箇所を掴んでくれるので、タイミングが難しくてつかみ損ねるということはありません。

Struggling』の実内容に迫る!



本作のストーリーは、過去の壮大な戦いを経て人類の黄金時代を築いた歴史と、伝説の兄弟「アキレス」と「ヘクター」が神々の試練に打ち勝つ物語……ではなく、数世紀後にその伝説の名を名付けられた兄弟が、生を味わう旅に出るというもの。



今日は偉大な日。とある研究所では、「デイブおめでとうパーティ」が壮大に催され、危機管理意識が皆無の研究員達で溢れています。そんな研究所でプレイヤーの操る「アキレス&ヘクター」が培養液に浸かりながら、やさしいチュートリアルを脳内再生してくれます。




脳内では、クモが棲みつくカラッポの脳を持つヘクターと、アキレスの偉大な脳を行き来しながら操作方法を学びます。ゲームパッドの左半分で、薄い肌色の左腕を操作。パッドの右半分で、色の濃い右腕を自由に操作できます。腕はいつでも生え変えることができ、叫ぶと自爆できます。



パーティーにはハプニングがつきもの。チュートリアルを終えて目を覚ますと、泥酔した研究員のひとりがコントロールパネルに嘔吐し、培養槽に亀裂が入ります。ガラスを破壊し、外の世界へ最初の一手を突き出します。




両手で地面を這いつくばりながら、少し進んでパーティ会場のメインホールへ。ぎこちない動きで踊り狂い、音楽に合わせてマイクを手に持ち、自爆しない程度に叫び歌います。油断して叫び過ぎると、破裂してスタート地点からやり直しに。もちろん歌わずに通り過ぎても大丈夫。



チェックポイントは至る所にある安心設計です。それもそのはず、手で移動するだけでも困難なのに、得体の知れない針の肉片や近寄ると舌を伸ばしてくるモンスター、科学薬品の溜まり場などが多くあり、一撃喰らえば即死です。




同じ場所で何度もやり直しになると、敵との戦いというよりも、自分の精神力との戦いにまで発展します。本作の攻略には、めげずに冷静さを保てる精神力が必須です。もしそうでないプレイヤーも、本作をプレイしていけばその能力を身に着けられるでしょう。


移動にも少し慣れてきた辺りでエレベーターに到着しました。中に入り目の前にあるスイッチを押しても、無反応のエレベーター。天井を開けるのかと手を伸ばすも、カギで施錠されています。エレベーターの扉は自動で閉まるものだという認識だったので、開いた扉を閉めないとスイッチが機能しないことに気づきませんでした。


2階へ到着、自動で扉が上がります。そこは自動なんだ、と心で呟きながらエレベーターを降ります。 少し先へ進むと、自分に似た巨大なモンスターが突進してきます。エレベーター内に逃げ込むも、扉が開いているため食べられてしまいます。


天井に張り付けば避けられるかもと思っていると、舌を伸ばされてペロリ。3度目にして急いでエレベーター内に戻り扉を閉めることで、モンスターを気絶させられました。



その後も、ネズミの大群に襲われそうになりながらも命からがら逃れて、巨大なクレーンのある部屋にたどり着きます。



早速操縦席に頭を置いてクレーンを操作したいところですが、そう簡単に座れないのがこのゲーム。アームレストに手を掛けて、頭の位置を調節しながらどうにか座席に落ち着きます。


クレーンを操作する目的は、科学薬品の溜まり場に落ちない様に、周辺にある廃棄物を使い足場を作ることです。左右上下に分かれた2本のレバーと、廃棄物を吸着する磁石のオン・オフの切り替えボタンを、両手で操作して配置します。勢いあまって操作すると、座席から転げ落ちることもしばしば。意外と快適に操作できるクレーンに感動しつつ、時間をかけて作業は終了しました。



作った足場の形は、薬品の溜まり場を渡るよりも天井への足場にしました。天井を伝っていった方が楽だろうと考えたのですが、設置してみて大正解!とても楽に渡り切れました。



困難を乗り越えながら先へ進むと......はじめてのボス戦です。こんなに移動するのが遅いのにどうやって戦うのかと思いきや、まさかのピンボール!



プレイヤーが玉となり、左右の腕はそれを打ち返すフリッパーの役割です。しかもボスが歌いながら場を盛り上げてくれます。数か所の弱点に玉を当てるとボスに勝利できます。



すると、新しい能力「リモートアーム」を獲得。自分の腕を切り離し遠隔操作できる優れモノで、這いつくばりながら移動する姿は尺取虫の様です。



ただし胴体から離れすぎると腕が消滅しますが、「口コブ」という奇妙な物体に取り付くことで、取り外した腕が胴体から離れていられる距離を増やせます。


新しい能力を駆使して離れたレバーを操作して扉を開けたり、切り離した腕をもう片方で掴んで、腕のリーチを伸ばして奥のスイッチを押すなど、アクションの幅が広がります。


被り物でグロ可愛いキャラに愛着を!



本作には「アキレス」と「ヘクター」に愛着を湧かせるアイテム「被り物」があります。これは王冠、長靴、折り紙の三角帽など様々な種類がり、ステージの至る所に隠されています。被り物が近くにあると「シークレット、シークレット」と囁く謎の声が聞こえてくるので、探すのは難しくありません。


被り物は見つけ易くなっていますが、簡単には手に入らない場所に置いてある場合が多く、被り物だけに、手に持っただけでは獲得したことになりません。獲得し実績として残すためには、「アキレス」か「ヘクター」のどちらかに被せる必要があります。一度獲得したものは死亡して無くなっても、ゲームメニューの「トロイの隠れ家」からこれまで獲得したコレクションを見たり、身に着けて冒険へ出られます。



ここまで紹介してきた『Struggling』ですが、「悪戦苦闘」というタイトルの通り、何度も再トライ必須のステージばかりが揃っています。慣れ始めたところで新しい試練や能力が出てくる飽きにくい作りですが、難易度も増していきます。シングルプレイですら、自分を落ち着かせ、苛立ちをひとりで笑い飛ばしながらプレイしている有様です。



協力プレイは、阿吽の呼吸の達人を除いて、声の掛け合いなくしてクリアは難しいです。同じ方向に向かえるかが、友情とパートナーとの相性を確かめ合う機会になることでしょう。



苦行の連続にも関わらず、何故かプレイがやめられない中毒性のある本作。ビジュアルの時点で人を選ぶゲームではありますが、苦行の先に体感できる「踊って、跳ねて、弾んで、生きている」という感覚を実感してみたいプレイヤーは『Struggling』を、諦めずにプレイしてみてください。



タイトル:Struggling
対応機種:PC(Steam)/海外ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2020年8月28日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:1,520円

《うなぎ》
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