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海洋サバイバル『Windbound』未知なる島々で生き延びろ!【爆速プレイレポ】

海と島々を舞台にした、チャプター形式の海洋サバイバルゲーム『Windbound』の爆速プレイレポをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
海洋サバイバル『Windbound』未知なる島々で生き延びろ!【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は5 Lives Studiosが開発し、Deep Silverによって2020年8月28日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox One/PS4/ニンテンドースイッチ向けでリリースされた『Windbound』について、生の内容をお届けしたいと思います。なお、本プレイレポで扱うのはPC(Steam)版です。

本作を開発した5 Lives Studiosはオーストラリアのデベロッパーで、5人のメンバーから成っています。全員ゲーム会社で働いていたことのあるベテランぞろいで、金融危機でオーストラリアのゲームスタジオが閉鎖されていく中、海外へ出ずにあえて地元に留まってインディー会社を立ち上げ、Kickstarterによる資金調達で活動を続ける道を選びました。本作はオーストラリアゲーム業界復活への、大きな期待となっています。


本作の内容ですが、海洋の島々を舞台としたオープンワールドのサバイバルRPGです。
主人公である部族の戦士・カーラは嵐の海で遭難し、仲間たちと離れ離れになって見知らぬ島に漂着します。カーラは部族の元に戻るため、ボートや食糧、道具など、何も無い状態でのサバイバルを強いられることになります。一体どんな冒険になるのか、さっそくプレイしていきましょう。

謎の島に漂着!



ゲームを開始すると、「サバイバル」「ストーリー」の2種類の難易度が選択できます。本作はチャプター1から始まる章立て形式になっていて、「サバイバル」は死んだらチャプター1に戻されます。また、アイテムもポケットのインベントリスロットにある物以外はすべてロストとなります。

しかし、すべてのプレイヤーが高難度のゲームを望んでいるわけではありません。「ストーリーを楽しみたい」「ゲームでストレスを溜め込みたくない」という方もいるでしょう。「ストーリー」は、死んでもチャプター進行度が保持され、インベントリも維持されます。サバイバルゲーム初心者でも楽しめる、間口の広さがあるのはいいですね。



ゲーム開始。主人公・カーラの操る船は、嵐の中で仲間たちの船と離れ離れになってしまいます。帆を操ろうとしても、風が強くてうまく操れません。やがて巨大なモンスターが海中から現れ、カーラの船をひっくり返してしまいます。カーラは海に投げ出され、海底に向かって沈んでいってしまいました。


意識が戻ったとき、カーラはどこかの浅瀬に立っていました。ここから操作をすることができます。筆者はXBOXパッドでプレイ。洞窟のようなものが前方にあり、まばゆい光を放っています。幻想的なグラフィックや色合いは、『ゼルダの伝説 風のタクト』っぽさがありますね。とりあえず光に向かって進んでみましょう。


光の中に入ると、画面が真っ白になりました。それからカーラは、浜辺に倒れていました。どこかの島に漂着したようです。このあとに「チャプター1 失われた島々」のタイトルが表示されます。持ち物が何も無い状態でのサバイバル生活が、ここから始まります。


サバイバルゲームと言えば、まずは素材集め。現在のところ、地面に落ちてる岩ぐらいしか収拾できる素材がありません。このあたりは他に何もないようなので、先に進んだほうがよさそうです。海を挟んだ向こうの島に木々が見えるので、そこへ向かってみましょう。


海に入ると泳ぐことができます。画面左上にある赤いバーがHP、その下の黄色いバーはスタミナです。走ったり泳いだりするとスタミナはどんどん減っていき、動かないでいれば回復します。それにしても、ちょっと泳いだだけなのにスタミナの消費が結構激しいです。遠くまで泳ぐことはできませんね。

食べ物や素材を手に入れろ!



泳いで向かいの島にたどり着きました。ここでも今のところ、岩しか手に入りません。探索していると、木のそばにイノシシらしき動物がいるのを発見。襲ってくるかと思いきや、カーラが近づくと逃げていってしまいました。



「ラストキャップ」や「コジベリー」といった食べ物を発見。Yボタンをホールドすると、その場で食べることができます。これで空腹を満たせました。ちなみに空腹になるとスタミナの最大値が減っていき、最終的には餓死します。



「茂った草」を入手。岩以外の素材がやっと手に入りました。メニューを見てみると、「茂った草」2つで「草のロープ」をクラフトできます。試しに作ってみました。何に使うのかはわかりません。


探索を続け、謎の建設物を発見しました。祭壇か何かでしょうか。所々、青色に光っています。とりあえず上まで登ってみましょう。本作はサバイバルだけでなく、ストーリーや謎解きにも力を入れた作品になっているとのことです。


祭壇の上に置かれていた装飾品のような物に触れると、長く伸びてオールに変わりました。古代のアイテムである「先祖のオール」だそうです。何かが宿っているようで、手に取るとたまに震えるようです。島を脱出するための重要アイテムになりそうですね。

ボートを作って海へ漕ぎ出せ!



新たな動物を発見しました。穴の中に住んでいるようです。穴は掘り起こせるようですが、道具がないので今は無理ですね。また、ここの動物たちは警戒心が強いのか、カーラが近づくとすぐに逃げてしまいます。捕まえる方法を後で考えましょう。


「先祖のオール」を手に入れたことで、ボートをクラフトできるようになりました。材料は「茂った草」4つに「草のロープ」2つ。先程クラフトした「草のロープ」がここで役に立ちますね。


というわけで、ボートが完成。試運転をするために、さっそく海へと漕ぎ出しましょう。島々を行き来するというコンセプトは、以前遊んだサバイバルゲーム『Don't Starve』のDLC「Shipwrecked」を思い出しました。


ボートに乗り込むと、カメラを引いた視点に変わります。RTで前進、LTで後退と、カーゲームのような操作方法ですね。泳ぐとスタミナ消費が激しくて遠くまで行けないので、ボートを手に入れたことによって行動範囲が格段に広くなりました。前方に奇妙な岩があるので行ってみましょう。



奇妙な岩のある島に到着しました。スタートボタンを押すとマップを確認できます。探索したことのある場所だけ表示されますね。一番南のスタート地点の島から北へ進み、3つ目の島にたどり着いたことがわかります。



島にある謎の巨大な岩場の上方に、青い光が浮遊しているのが見えます。さっそく上まで登ってみましょう。本作では、段差のあるところは、自動的にしがみついて登ってくれます。この辺りの操作性はいいですね。



上までたどり着くと、オウムガイのようなものが置かれていました。触れると青い光が発生し、カーラのペンダントに吸い込まれていきます。それから空に向かって青い光が立ち上り、画面上部にある3つの菱形マークの内の1つが白く点灯しました。あと2つ集めればよさそうです。奥の方の島にも似たような岩が見えますので、行ってみましょう。

狩りをしよう!



次の島に到着すると同時に、「隠密」の説明が出てきました。LBを押したまま移動すると、カーラは身をかがめてゆっくり進みます。大きな動物が2匹眠っているのが見えますね。対抗できる武器もありませんし、刺激しないようにして進みましょう。


岩場を器用に登っていくカーラ。頂上にたどり着き、2つ目のオウムガイも起動させます。先程と同じように、青い光が発生し、カーラのペンダントに吸い込まれていきました。これで残るはあと一つです。


そろそろ空腹度が心配になってきました。食べられる木の実なども見つかりませんし、見つかったところで大して飢えをしのげません。動物でも狩って、肉を手に入れましょう。武器が必要なので、「草のスリング」をクラフトします。地面に落ちている「岩」が弾になります。


先程も見た、穴に住む小動物を見つけました。「ブリーンク」という名前のようです。近づくと逃げられてしまいますので、草むらに隠れてこっそり接近します。狙いを付けてスリングを振り回し、岩を放つと、見事に命中。一発で倒せました。


念願の肉「小さな生肉」を手に入れました。肉は生でも食べられますが、焼いた物に比べると回復効果は大きくありません。また食べたときに、酒に酔ったかようにしばらくまっすぐ歩けなくなります。肉を焼くためのクラフト材料が足りないので、食べずにキープしておきましょう。


近接攻撃用の武器「棒の槍」もクラフトできたので、調子に乗って大型動物にも挑んでみました。「ゴアボーン」という名で、思ったよりも強い。突進してきますし、背後に回っても蹴り飛ばされます。HPもかなりあり、勝ち目がないので急いで撤退。戦う相手は選んだほうがいいですね。

新たなる世界へ!



HPを半分以下までに減らされてしまったカーラ。もはや一刻の猶予もならないと、3つ目のオウムガイを起動させるため、ボートで次の島へと移動します。ちなみに、海面に出ているサンゴ礁に接触すると、ボートがダメージを受けるので注意が必要です。


3つ目のオウムガイを起動。これで全部そろったはずですが、とくに何か起こるわけではありません。他にも行かなければならないところがあるようです。マップを見ながら、まだ探索していない地域を調べてみましょう。


まだ上陸していない島を見つけました。空腹度も半分以下になっているので、とにかく急いで向かいます。それにしても海がきれいですね。波の動きもリアルです。


途中にあるスイッチのようなものを起動させると、上へと続く道が伸びていきます。スイッチは全部で3つあるので、これが先程の3つのオウムガイと対応しているようです。どんどん先へと進んでいきましょう。


長い道のりを進み、ついに頂上までたどり着いたカーラ。奥のほうに大きな貝のようなものが見えますね。いったい何なのでしょうか。そしてカーラに待ち受ける運命とは……。この先の展開は、ぜひとも自身の目で確かめてみてください。

幻想的なグラフィックの海洋アドベンチャー


本作は海と島々を舞台にした、サバイバル要素のある海洋アドベンチャーゲームです。主人公のカーラは仲間の元へ戻るため、未知の海域からの脱出を試みます。一般的なサバイバルゲームとは違い、目的は長く生き延びるのではなく、探索や謎解きをしながらチャプターをクリアしていくことです。

ゲーム内では、テキストによってストーリーを語っていくということはあまりありません。プレイヤー自身が雰囲気や状況から推測していく必要があります。しかしそのような手法が、本作の幻想的なグラフィックや世界観とよくマッチしていると感じられました。


本作で一番特筆すべき点は、やはり波の動きですね。単純に上下しているだけでなく、いろいろな方向にうねりを持って、生き物のように動いています。海洋を舞台にしたゲームだけあって、こだわりのようなものを感じられました。

本作は、サバイバルゲーム初心者でも楽しめる「ストーリー」モードもあり、万人にオススメできる作品です。冒険や物語を楽しみながら、まったりと海洋サバイバル生活をしたい方にはうってつけのゲームと言えるでしょう。

タイトル:Windbound
対応機種:PC(SteamEpic Gamesストア)/Xbox One/PS4/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年8月28日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:3,090円(PC/PS4)、2,950円(Xbox One/ニンテンドースイッチ)

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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