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最大50vs50人の大規模タクティカルFPS『Squad』正式リリース版プレイレポ! ハードコアでリアルな戦場を体験

最大50vs50人の大規模タクティカルシューター『Squad』。9月24日に正式リリースを果たした、リアルかつ本格的な戦略性が求められる本作のプレイレポをお届け。

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最大50vs50人の大規模タクティカルFPS『Squad』正式リリース版プレイレポ! ハードコアでリアルな戦場を体験
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Offworld Industriesが開発・運営する、タクティカルシューター『Squad』。2015年末より早期アクセスを開始して2020年9月24日に正式リリースを行った本作は、『バトルフィールド2』のMOD、Project Realityにインスパイアされています。本作がどう戦略的で、どういった形でリアルなのかをプレイレポ形式でお届けします。

まずはトレーニングを修了してから、サーバーへ参加しよう



トレーニングでは基本的な操や知識を学べ、車両のエンジンや乗員の位置といった弱点を覚えられます。各種武器も用意されており、射撃場で存分に試すことも。それぞれの武器に応じて使用可能な機能などが画面上にヒントとして表示されるので、トレーニング中にある程度覚えておきたいところです。

分隊長を始め、スクアッドロールやファイアサポートロールがあり、ライフルマンやマークスマン、ライトアンチタンクやマシンガンナーなどのロールが用意されています。ただし、分隊に加入しなければ使えるロールは制限されるので、サーバーに入ったらまず分隊に入りましょう。なお、ライフルマンでもACOGが装備されたものは数が制限されていたりするため、慣れるまではライフルマンのいずれか、もしくは選べるものにしておくと良いでしょう。


なお、筆者がプレイした際には中国サーバー(ping100前後)、アメリカ西海岸サーバー(ping150前後)が盛況で日本サーバーは見当たらなかったため、その2つのサーバーでプレイしてみました。

中国サーバーではそれなりに快適なプレイが楽しめ、アメリカ西海岸サーバーでは若干のラグを感じるものの、プレイに支障が出るほどではありませんでした。サーバーブラウザーよりも30~40ほどpingがゲーム中では高くなるので、できるだけpingの低いサーバーでプレイしておきたいところです。

リアルさを高め、よりハードコアに寄せたような本作



本作は非常に戦略的で、『バトルフィールド』シリーズの雰囲気やフィーリングをさらにリアルかつハードコアに寄せています。ファストペースではなく、頭を出せばやられてしまうかもしれない、出していなくても制圧射撃で画面が黒くなってしまう、といった最前線の恐怖と快感を味わえます。

戦車やヘリも登場するため、各ロールがやらなければいけない仕事も非常にわかりやすくなっており、『ArmA』と『INSURGENCY』の良いところを足して2で割ったような印象も受けます。カジュアルすぎずハードコアすぎずといったところではありますが、一般的なFPSから見れば圧倒的にハードコアです。

ゲームモードは「Advanced And Secure」「Random Advanced And Secure(AAS / RAAS)」が主流で、攻撃側はキャプチャーポイントを順番に制圧していく一般的なルール。他にも「INVASION」「INSURGENCY「といったモードがあり、全モードでチケット制が採用されています。復活したりオブジェクトが破壊されたりするとチケットを消費するため、きっちりと防衛しつつ攻めなければなりませんし、本作ではメディックが重要と言われる理由がここにあります。


ゲームがスタートすると、ベースキャンプからスタートして3分の準備時間の後、分隊長の指示に従ってFOB(Forward Operating Base、前線作戦基地)を設置しに行きます。FOBからはリスポーンできるため、侵攻・防衛するにあたって適切なポイントに建設することでより有利を取れる、というシステムです。FOBは無線機の形をしており、そこにシャベルをクリックで使用して防衛を固めて潰されにくくしていきます。


FOB付近にはリスポーンした味方のために弾薬箱が出現。画面左上に表示されるFOBウィジェットの左側の数値は弾薬量を表しており、0だとそのFOBでは弾薬を補給できないようになっています。また右側の数値はFOBの設置物などを意味し、0になれば必要に応じてベースキャンプから運んでくる必要があります。

一方で敵FOBの位置がわかればそこを潰して無効化できるため、敵の動きやよく出てくる場所などを確認して位置を推測し、そこを制圧して敵の有利を少しずつ減らして、周囲に広く展開して攻めていくといった戦法がよく取られています。可能であれば、敵FOBをシャベルで右クリックして破壊できると理想的です。もちろんチャンスがあれば突撃していくこともありますが、基本的にはじりじりと攻めるゲームシステムなので、突撃癖があるプレイヤーはまず一呼吸置く必要がありそうです。

始めたてにはとっつきづらいものの、徐々に楽しさを感じられるようになる



本作を起動した直後に筆者がまず行ったのが、ゲームを英語に戻すこと。Steamの言語は標準で日本語に設定されていますが、現段階ではまだ非対応で文字化けが多く、オプション設定が困難でした。この点については、対応するのかしないのかをきっちり決定してリリースしてほしかったです。


本作の欠点でもあり最大の魅力でもあるのが、戦略的故に情報量が非常に多いこと。ゲームに入れば多くのロールから自分のプレイしたいものを選ばなければならず、武器のカスタマイズはできないため、好みの武器セットを見つける必要があります。そしてマップを開けば、戦況に応じて情報が随時更新されめまぐるしく変わっていく大量のアイコンと指示の線が表示されます。

さらに味方の後ろにいたとしても、よくわからないところから撃たれてやられてしまうといったようなことがよくあり、味方のネームタグも画面中央やクロスヘアなどできっちりと見ないと表示されなかったりと、やればやるほど身内とコミュニケーションを取りながらやりたい気持ちが芽生えてきます。

実際のところはどうなのかと言われれば、「ゲームシステムを理解していなくても楽しいが、理解が進んでいない始めたばかりの段階はめちゃくちゃしんどい」が筆者の正直な感想です。本稿を執筆している現段階では、数時間のプレイと勉強でそれなりに知識は増え、より楽しくなっています。バチバチ撃ち合うような戦闘がほぼ発生しないというのもありますが、戦略的にプレイをしたいという方にはおすすめできると思います。

『Squad』は、Steamにて4,476円で配信中。10月1日までは25%オフの3,357円で購入できます。
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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