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インテルの超小型ゲーミングPC「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNX」―小型筐体でもコアゲーマーは満足できるのか!?

Intelが製造・販売を行う、超小型PC「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNX」はベアボーン形式で販売されています。今回お借りしたのはCore i7-9750Hを搭載したミドルスペックのモデルですが、いったいどのぐらいのポテンシャルを秘めているのでしょうか。

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インテルの超小型ゲーミングPC「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNX」―小型筐体でもコアゲーマーは満足できるのか!?
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Intelが製造・販売を行う、超小型PC「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNX」。NUCとはネクスト・ユニット・オブ・コンピューティングの略で、本製品はベアボーン形式で販売されています。今回お借りしたのはCore i7-9750Hを搭載したミドルスペックのモデルです。本製品はかなり小さいボディですが、いったいどのぐらいのポテンシャルを秘めているのでしょうか。

Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNXの詳細はこちら!
本製品の試用に併せて用意したパーツを含めたスペックは以下の通りです。

スペック

  • CPU:Intel Core i7-9750H
  • RAM(SO-DIMM):SAMSUNG DDR4-2666 8GBx2
  • SSD:Intel SSD 660p 512GB
  • グラフィックボード:ASUS DUAL-RTX2060-O6G-MINI(GeForce RTX 2060 搭載 デュアルファンモデル)

ネジを外して組み込んでいくだけの簡単装着


本製品にはケース、マザーボード類、CPUとCPUクーラーがすでに装着されているため、開封してクイックスタートマニュアルに沿って1つずつパーツを外していき、各種パーツを装着していくだけですぐに使える状況になります。


本体内部の様子。メモリとグラフィックカード、SSDを各端子と装着するだけでゲーミングPCが完成する。

組み上げていく際に少し難しかった点としてはサイズ的にGPUがかなりぴったりと収まるため、ケーブル類をきれいに這わせないとうまく装着ができないといった点程度で、SO-DIMMを含め、装着に手間取ることはありませんでした。


特筆すべき点としては、大半のネジが回し切ってもパーツ側に残るようになっており、ネジを紛失しにくくなっている点が非常に便利で、組み込み等の際のユーザビリティにも配慮されているなと感じました。


ゲーミング用のNUCということで橫面はメッシュ仕様となっています。ドクロがプリントされており、若干の武骨さを感じますが、前面にUSB 3.1 Gen.2x2、後面にUSB 3.1 Gen.2x4、Thunderbolt 3(USB 3.1 Gen.2x2)、LANx2と十分な端子が備えられており、ユーザビリティは良好。

本来縦置きで利用するようですが、ゴム足などを挟んでメッシュを塞がないようにすれば、横置きでも十分運用できそうです。その他にもM.2 SSDを2本差してRAID0、RAID1を組むことができ、様々な用途に利用できるようになっています。



実際にミドルスペックを想定したゲームをプレイ


本機で実際にいくつかのゲームをプレイしてみました。画質についてはユーザー自身が組み込むGPUに依拠するところが大きいため、CPUの稼働率なども見ながら、高すぎない設定でテストしています。

VALORANT


ここ最近のレビューでも毎回チェックしているお馴染みの射撃場では、本機でも470FPSを記録。CPU使用率は10%前後で、BOTを出現させても350FPSと動作には非常に余裕を感じます。予想していたよりも余裕があり、使用率などが低めだったという印象です。

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~



2021年1月(Steam版/家庭用は2020年12月)にリリースされるシリーズ最新作『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』の前作にあたる『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』でもテスト。

画質設定中でプレイしてみましたが、様々なマップでストレスなくプレイすることができました。CPU使用率も25%程度を常にキープしており、ボトルネックになるような点は見当たりません。このクラスの作品であればコンソールの代替としてテレビの橫においてプレイすることもできそうです。

Gears 5


起動直後からCPUファンがけたたましく回り始め、ゲームをスタートするとGPUファンも回り始めます。設定は推奨設定で、75~90fps程度をキープしています。一方でCPU使用率は50~80%と、場面によって若干の非力さを感じる部分はありますが、カクつくこともなくプレイができました。

FF14 漆黒の反逆者 ベンチマーク


設定を一切触れない状態の高品質(デスクトップPC)で計測。結果としては、フルスクリーンの1920x1080でスコアが15,931で非常に快適という、全くの予想通りの結果。『Gears 5』よりも騒音は少なく筐体の放熱性も良いため、長時間のプレイでも安心です。

持ち運びにも適したミドル~ミドルハイスペックPC


本機はハイエンドなゲーミングPCという立ち位置ではありませんが、冷却性能などを含めゲーミングには十分な性能を備えていることが各タイトルのテストを通じ体感できました。低負荷でプレイできるタイトルであればファンレスのように利用することができるでしょうし、高負荷のタイトルでもメッシュやスリットが多いので爆熱ということにはならず、一方で爆音が気になるということもありません。小さい筐体ながらコアにゲームを楽しむにも必要十分なスペックを兼ね備えているといえます。

搭載されているファン。コンパクトな作りながらエアフローもしっかりと考慮された設計になっている。

また、先にも述べたように、コンソールのような取り回しをして、リビングでSteamからゲームをプレイするといったプレイスタイルも実現できそうです。さらに、このサイズであれば非常に持ち運びがしやすいため、状況が許されるようになればLANパーティのようなところででも活躍するでしょうし、CPU性能的にも昨今主流になってきたライブ配信のエンコード用PCのベースとしても、コンパクトな筐体と相まって十分に活躍してくれるでしょう。

スマートフォンを橫に並べてもかなりコンパクトなサイズであることが分かる。

Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNXは、128,470円(税別)で販売中です。

Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i7QNXの詳細はこちら!
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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