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【Travel of Tsushima】聖地巡礼したい境井仁向けリアル対馬旅行ガイド 第一回:準備編

みなさんの中にも、コロナが開けたら対馬に行きたいと思っていた方もいるのでは?そんな方に向けてゲームの主要なランドマークのリアルや、地元の伝説を伝えられる記事を書けば、いつか来るであろうコロナ開けには全国の境井仁が対馬に訪れる足がかりになるかもしれません。

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あ、対馬だ。

筆者の地元福岡県でもついに緊急事態宣言が解除され、春の訪れと共に旅行好きの血がふつふつと湧き上がってきました。Game*Sparkへ送った履歴書にも文章を書くことについては一切触れず、旅行好きだという点しかアピールしてないほど旅行が好きです。その履歴書からライターとして契約を結べた以上、書くことよりも旅することを求められているに違いありません。

とはいえまだまだコロナ禍が続いており、飛行機に乗って旅行するようなことは避け、ひとりで行けるところを探さなければなりません。曲がりなりにもゲームのライターですので、ゲームに関係した土地で。

そこでひらめいたのが上記の通り、『Ghost of Tsushima』で一躍注目の的となった対馬です。子供の頃に元寇があった土地であることは習ったものの、大人になった今、恥ずかしながら『Ghost of Tsushima』以外で対馬について何ひとつ知りません。

みなさんの中にも、コロナが開けたら対馬に行きたいと思っていた方もいるのではないでしょうか。そんな方に向けてゲームの主要なランドマークのリアルや、地元の伝説を伝えられる記事を書けば、いつか来るであろうコロナ開けには全国の境井仁が対馬に訪れる足がかりになるかもしれません。人々を立ち上がらせる冥人になるのはちょっと難しいですが、旅人ならもう少し手軽です。

おりしも、G-NOVELSさんの邦訳版「ジ・アート・オブ Ghost of Tsushima」も発売したばかり。これを持って行けば、ゲームの風景と一緒に現地の風景も楽しめてしまう旅行ガイドとしても使えるかも。


対馬。九州と韓国の境目にある島で、長崎県に属しており地図で見ると意外と大きいです。南北に87キロメートル。南端から北端まで車で直行しても約2時間となっています。道路は島をぐるりと回るというより、南北に一本幹線道路が伸び、そこから島のあちこちに道路が伸びているというイメージでいいでしょう。

本稿を読む方には説明不要ですが、元寇で最初に戦場となった日本の土地です。立地から日本本土防衛の要所となっており、防人の土地といえるでしょう。

島とその歴史をテーマにした『Ghost of Tsushima』との関係は2016年ごろに始まり、ゲームを開発したサッカーパンチ・プロダクションズのスタッフも島を訪れています。一方で、極秘裏に進めていたはずのゲーム開発が島の新聞社に報じられるという“事件”が起きました。幸いにも情報は島外に出ることはなく、大事にはいたりませんでした。

ご存じの通りゲームは大ヒット。自治体とのコラボも行われ、「Tsushima City × Ghost of Tsushima」がゲームの発売直後に、「Real Tsushima」がつい先日公開されました。

「REAL Tsushima」公開とともに、サッカーパンチ・プロダクションズのジェイソン・コーネル氏とネイト・フォックス氏が開発者を代表して対馬市永久アンバサダーに就任。ゲームの開発者がアンバサダー就任は異例とも思えますが、かつてこれほどまでに対馬の名前を世界に広めた人物はいなかったことを考えると妥当です。

これを受けてゲームの新しいDLCとか、あるいは『アサシン クリード』シリーズみたいに学習観光モードとか、つけていただけないでしょうか。


福岡からはフェリー、遠方であれば飛行機を利用して訪れることができます。フェリーは深夜に出航し、朝方到着します。東京からであれば一度福岡か長崎空港で乗り継ぎする必要があるため、飛行機でも少し大変ですが……。筆者はバイクで上陸する予定なので、フェリーを使います。

ゲームのファンとしては、物語の始まりとなった「小茂田浜」(こもだはま)、ゲームの“黄金寺”のモデルとなった印象的な石段の先にある「万松院」(ばんしょういん)、境井仁らから“かなたのき”と呼ばれていた「金田城」、島を一望できてゲームの神社参りも体験できそうな霊峰「白嶽」(しらたけ)はぜひ回りたいところ。あ、和多都美神社(わたづみじんじゃ)を支援した返礼でいただいた絵馬も奉納しに行かなきゃ。

ゲームで印象的だった銀杏や紅葉の時期ではありませんが、時期が合えば桜は見頃かもしれません。秋から冬にかけての物語だったゲームの雰囲気と、また異なる対馬の風景が見られるかも。

さまざまな神社を回り、温泉に入って「思うこと……」して体力を強化し、キツネの導きでお稲荷さんにも行きたいですが、実は対馬にキツネはいないそうです。代わりにツシマヤマネコという固有種が住んでいます。うーん、一日二日では回れそうにありませんね。




公共の交通機関だけでなく島には観光客向けにレンタカーのお店もあるので、運転免許を持っているならそちらを使うのも良いかもしれません。とはいえ、観光客がいきなり来て目的地に行けるかどうかは、まだ対馬に行ったことのない筆者には未知数。一部の観光地は、狭い道や未舗装の道を通らなければならないようです。

ひとり旅を楽しまれる方は経験があるかもしれませんが、現地の風情たっぷりな旅館などはふたり以上でしか泊まれない場合がけっこう多いです。ただし、楽天トラベルさんなどで見る限り、思ったより対馬観光はお一人様に優しい感じ。3月ごろであれば個室で素泊まり1泊5,000円からが相場のようです。

泊まる場所は上記の行きたい場所が多い島の南側、ゲームでいえば「厳原」(いづはら)のマップで宿を取りたいところ。風情とサービスを兼ね備えていそうな宿、そう考えると宿坊対馬西山寺さんが一番ニーズに合致しているようです。きみにきめた!


旅行前にできることといえばこれくらいでしょう。あとはカメラとバイクをメンテし、しばらく履いていなかった登山靴でしばらく歩いてカンを取り戻さねば。いや、ゲームの二週目を始めるべきかもしれません。

旅行というのは準備こそ楽しいものです。日程を考え、必要な物を準備し、パッキングする。ここはほとんどRPG。違いはダンジョンに行くか旅行に行くかくらいです。


編集部から「せっかくなら対馬に行くまでの準備も記事にできるのでは?」という雑な提案もあり、実際に現地に行くのはこれからですが、対馬旅行連載【Travel of Tsuhima】の第1回は準備編ということでここまで。次回以降は私の妄想と「Real Tsushima」を比べながら、島で出会った素敵な風景などをお伝えできればなと思います。もしあなたが『Ghost of Tsushima』ファンで、いつか対馬を訪れたとき、役立つものになると幸いです。
《古嶋誉幸》
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