Valveが展開中の対戦FPS『Team Fortress 2』にて長い間問題となっている迷惑行為・チートを利用するボットに対して、なんとダンスエモートが効果的であることがわかりました。
Redditユーザー・2Noel氏のチームは、ボットプレイヤーに対して始めから銃で戦うということを放棄し、なんとコンガダンスでパレードのように大行進するという戦法を決行。一見すると諦めたかのようなふざけた戦法ですが、なんとボットプレイヤーは一切攻撃してきません。そのままあっさりと勝利を収め、そのままボット大虐殺祭りに突入してしまいました。こういった事例は他にも数件確認されており、ダンスパレードは悪質ボットには効果てきめんであるようです。
さて、なぜ感情を持たないはずのボットが陽気なダンスパレードを射撃しなかったのでしょうか。海外メディアEurogamerによると、本作のコミュニティにはパブリックマッチで「フレンドリーなプレイヤーを撃たない」という非公式ルールが長い間存在していますが、なんとボットのプログラムにもそのルールが適用されているとのこと。動画のキルログをよく見ると、パレードに参加しなかったひとりのプレイヤーは無慈悲にも撃ち殺されてしまっています。
この動画は陽気で楽しいものですが、もちろんこんな方法では正常な試合に臨むことは不可能。ボットが普通にプレイしたいユーザーの妨げとなっていることは否定できないため、Valveによるさらなる対策の強化が待たれます。