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『イカゲーム』を追体験できる「カニゲーム」!?『Crab Game』を体験してみた!

Steamに突如現れたバトロワゲーム『Crab Game』。「某ドラマとは決して関係ありません!」とゲーム作者が頑なにドラマの影響を否定しているのですが、実際に『イカゲーム』の追体験ができるか否か?面白いのか?レビューします

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『イカゲーム』を追体験できる「カニゲーム」!?『Crab Game』を体験してみた!
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『Crab Game』全体概観!コミュニケーションを重視した設計が感じられる

それでは『Crab Game』を紹介していきましょう。ポップなカラーでグロテスクな表現が行われますがかなりデフォルメされており、設定によっては低スペックPCやオンボードのノートPCでも十分に動作するようです。操作はよくあるFPSで、WASDで移動、クリックで攻撃といった具合です。オンラインマルチプレイ限定で、参加者最大40名。最後の1名になるまでラウンドの生き残りを目指します。
いわゆるクイックプレイのようなマッチングはなく、自分でセッションを作成するか参加する必要があります。また設定で変更できますが、ボイスチャットが使用可能です。近くにいるプレイヤーの音声が聞くことができ、死にゆくプレイヤーの断末魔やFワードを中心とした罵詈雑言のロールプレイが非常に盛り上がっていました。是非ボイスチャットはオンでプレイしましょう。

デスゲーム紹介!『イカゲーム』に類似したゲームは?

Red light Greenlight(だるまさんが転んだ)

まずは『イカゲーム』予告編にも登場したRed light Greenlight(だるまさんが転んだ)をご紹介。赤ん坊のような声を出している不気味な人形オブジェクトが向こうを向いている間に、オブジェクト付近のゴールラインを目指すゲームです。人形がこちらを向いている間に動くか、制限時間内にゴールラインに到達できないとゲームオーバーとなります。

ゲームオーバー時の爆発がグロテスクなこと以外は、FPSで「だるまさん転んだ」をプレイしているという感じでした。『イカゲーム』では人形の死角(他の参加者の後ろ)ならば動いてもセーフというポイントが重要でしたが、筆者がプレイする限りでは再現は確認できませんでした。shiftキーの走り、走り中cキーのスライディングを駆使するとより早く移動できます。FPSによくあるテクニックです。なので、より他ゲームの経験が生きやすいデスゲームと言えるかもしれません。

Lights out

『イカゲーム』ではデスゲームではなく、就寝時間中の「アクシデント」部分をゲーム化。ランダムに武器が配られた後、バトルロイヤル形式で殺し合いを行います。時間内に生存していればクリア。試合時間中はほとんど消灯されており、完全に接近しないかぎり他の参加者を視認することは困難。ポイントは、不定期に照明が点灯することです。周囲を確認することができ、逃げるべきか留まるべきか、はたまた襲いにいくか判断することになります。
筆者としては『イカゲーム』追体験としてかなり好きなステージです。完全に安全な地帯は全く無く、全方位敵だらけの中に突然放り込まれる緊張、暗闇での疑心暗鬼は映像以上のデスゲーム体験でした。ボイスチャットも大いに盛り上がります。積み上げられたベッドが不動のオブジェクトである点は再現として残念ですが、高所に行くべきか否か考えさせるレベルデザインの役割は果たしています。今後攻略が煮詰まるとどうなるかは未知数ですが、結果的に「お見合い」状態になり平和になりやすい点は、プレイヤー自身が自然にドラマを再現しているようで楽しかったです。

Skipping stones

『イカゲーム』では後半に登場したデスゲーム。2つ並んだガラス板が続いており、左右どちらかが乗ると砕けてしまうハズレ床になっています。ハズレ床を踏まないよう、時間内にゴール地点にたどり着けばクリア。かつて一大旋風を巻き起こしたバトルロイヤルゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』にも同様の趣旨のステージがありますが、何と言ってもこちらは落ちたら即死です。「何度も落ちて正解を探る」ということはできません。

参加人数によってステージの長さは調整されますが、運任せで先行できるような長さにはならないようになっています。必然的に、序盤は長時間の「譲りあい」あるいは「押し出しあい」が発生。時間ギリギリになってようやく動き出すのですが、ボイスチャットでは開始から「戦い」が繰り広げられています。交渉によって相手を先に行かせようとする者、「Left,Left,Right...」と正解ルートを声に出して忘れないようにする者、大声でそれを阻むものなどなど……。判断は難しいのに、行動は一瞬で終わってしまうピーキーさが実にデスゲームらしいですね。落下した瞬間の断末魔も一層味わい深いです。

イカゲームに類似しないゲームもあり

全てのゲームがイカゲームに類似しているわけではなく、類似しないゲームも多数収録されています(特にチーム戦ルールのもの)。終了時に鬼になっているとゲームオーバーになる鬼ごっこ、高所にいる間ポイントが加算されるパルクール相撲のようなゲーム、踏んだ箇所が所属チームの色になっていく陣取り合戦など。全体的な操作感、プレイ感は『Fallguys』に似ているな、というのが正直な感想でした。

まとめ ― 遊んでおきたい、ハイテンションなバトルロイヤル

各国で『イカゲーム』ブームが続く中、流星のように現れた本作『Crab Game』。現在は最大人数である40人でプレイしているセッションがたくさん立っているので、まさに「」であると言えるでしょう。クイックマッチなどのマッチング機能は存在しないものの、コードを送れば友達と待ち合わせたり、不特定多数に参加を呼びかけることはカンタンです。かなり多人数でプレイできるので、ストリーマーとの交流プレイとして浸透していく可能性も感じました。無料でプレイできることですし、一度ハイテンションなデスゲームを覗いてみてはいかがでしょうか。何度か書いたように、ボイスチャットはオンが断然おすすめです。

『Crab Game』はSteamにて、無料で配信中です。

《KAMEX》
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